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Cookie規制時代にどう対策する? ポストCookie時代の対策方法を徹底解説!

本日は2022年1月17日(火)に、株式会社マイクロアド様とスパイスボックスが共催で行ったウェビナーの一部をレポートでご紹介します。

Cookieレスに備えたデジタル広告の費用対効果を最大化する方法を解説します。これまでのデジタルマーケティングにおいて重要視されてきたCookieの活用規制と今後の対応策について考えます。
 

登壇者

株式会社マイクロアド IDソリューション部 プロジェクトグロースグループエグゼクティブ
松本宗明 様

2016年マイクロアド新卒入社。
中小代理店向けの営業活動に従事した後、広告運用・ビジネス開発部門へ異動。 2019以降は複数の業種特化プロジェクトでPM・PdMに従事した後、 Contexual Targetingを中心に、大手販路のストラテジック・プランニング業務を担当。

ビジネス営業本部 Business Growth局
中村理沙 様

2021年マイクロアド新卒入社。
入社から現在まで総合代理店担当の営業として、ブランド領域の施策の提案および広告運用を担当し、2022年夏には販路ギネスの売上を更新。現在はプロダクトの開発・拡販業務も担当。

株式会社スパイスボックス 広告運用チーム 事業責任者
加藤 俊介

2016年にスパイスボックス新卒入社。
ダイレクトマーケティングの知見を活かし、様々な企業に対してデジタルコミュニケーションの戦略設計/プラニング〜プロデュースを担当。その後、2022年10月より広告運用チームを社内で立ち上げ事業責任者に。広告運用を起点にデジタル領域における施策を幅広くサポート。

Cookie規制における影響とは?

GoogleChromeにおいて2024年後半から3rdPartyCookieの規制が始まることで、広告ターゲティングや効果計測に影響が発生すると考えられており、ポストCookie時代に向けて、様々な代替施策を導入していく必要があると言われています。

マイクロアドでは2024年に向けていくつかの代替施策の研究開発を進めており、その中の施策として「Contextual Targeting」を既に提供開始しています。

Contextual Targetingの詳細

Contextual Targetingは、文脈にマッチした広告配信を可能とする配信手法です。マイクロアドでは、トピックカテゴリという最大3つのカテゴリーを付与しており、広告配信で活用いただけます。

大きなメリットとしては、ITPの影響で制限されていたiOSユーザーにもリーチを拡大することが可能となります。

マクロアドのContextual Targetingが持つ独自の強み

マイクロアドの提供するContextual Targetingには、3つの特徴があります。

①独自AIによる分析

3,000のカテゴリーを用意しており、広告配信する商材と親和性の高いカテゴリーを事前分析することが可能です。

②Integral Ad Science

iOSのブランドセーフティについては、一般的なカテゴリを要しており柔軟に整備することができ、安全性や透明性の観点で問題はありません。

③高いパフォーマンス(広告効果)

競合媒体と比較しても、安価で広範囲へのリーチを実現できています。

ポストCookie時代におけるユーザーニーズの捉え⽅

従来は、Cookieで過去の行動データ分析を行い広告のターゲティングに活かしたり、Googleアナリティクスによるサイト分析でユーザーの把握を行っていました。しかし、Cookieの規制が進んでいます。スパイスボックスでは、SNSデータを分析することで、解決できると考えています。

スパイスボックスは、デジタル領域の中でもソーシャルに軸足を置きながら、戦略の設計から実行、分析や改善の提案まで一気通貫での担当が可能です。特徴としてSNSビッグデータによる生活者のインサイト分析を得意としています。独自のデータベースを活用しながら、SNS上におけるユーザーの属性を解析を行いプランニングやキャスティングなどに活用しています。

1.ソーシャルリスニングの重要性

少し前までは、デジタル広告はマスの補完や若年層対策として活用されていましたが、2020年に総務省から出た「通信利⽤動向調査」を見ても、⽣活者の主要接触メディアは「マスメディア」から「スマートフォン」へシフトしていることがわかります。同時にSNSの利⽤率も年々上がり、情報検索をSNSで⾏うユーザーも増えています。よって、ソーシャル上でエンゲージメント(※)している情報を追うことは、⽣活者のインサイトを捉えることでもあるわけです。

エンゲージメント……SNS上でユーザーが投稿に対してアクションを⽰しいいねやリツイートなどの数値

2.ソーシルリスニングの具体手法

基本的には、Web上の記事URLやSNS投稿に付いた反応・共感アクションの数値(=エンゲージメント数)を起点としながら、3ステップで進行します。

①キーワードの設定

まず、どういうデータをSNS上から取得していくかの規定を行います。多くの場合、自社や競合に関するキーワードや、リスティング広告で言うところの「一般キーワード」まで広げ、約20~30個のキーワードを設定します。

②データの抽出

次に、規定したキーワードが含まれた記事本文や投稿文を抽出します。さらにエンゲージメントが高い順にピックアップをしたり、特徴的な内容の記事・投稿ごとにスクリーニングを行ったりして、近しい内容同士をカテゴライズしていきます。

③共感文脈の発見

共感要素ごとにアナリストが定性的な解釈も加えながら分類します。下記は「スキンケア」を例にしたときに出てくる共感文脈の例になります。

「スキンケア」と言っても、共感文脈は多岐にわたることがわかります。それぞれの共感文脈を可視化していくことで、ユーザーのインサイトやニーズが理解できるようになるため、プランニングにも活用が可能になります。

3.広告配信への活用方法

この度、マイクロアド社とスパイスボックス合同で「SNSデータドリブン広告配信パッケージ」を提供いたします。マイクロアド社が提供する「Contextual Targeting」でセグメントすることのできる記事コンテンツカテゴリに、スパイスボックスによる共感⽂脈調査にて抽出したコンテンツリストを突合。狙いたい共感⽂脈に対して興味のあるユーザーにタイムリーに広告配信することが可能になります。

Cookieの規制が進んでいるため、Cookieを前提としたターゲティング手法は難しくなると予想します。「Contextual Targeting」に挑戦したい場合、共感文脈をかけあわせた手法で、今まで以上の成果を出すことも可能です。


お問合せ先

マイクロアド様

スパイスボックス

お問合せ先▶ as@spicebox.co.jp