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2023年はトライアスロンみたいだったよ

2023年を仕事の面で振り返るために書いた。少しは誰かの参考になったらいいと思ったけれど、書いてみたら本当に備忘録でしかなくなった…。

振り返りにあたって

2023年を迎える頃、私に任された仕事の範囲は採用、広報、カルチャー浸透だった。Web制作の現場で数年間マネージャーをするなかで、「もっと人に関わる仕事がしたい」と考えていたこともあり、全社的な仕事に就けたことは嬉しいことだった。

が、当然やってみると楽しいことばかりではなく、何なら大変なことの方が多かったように思う。途中から、人事全般や総務の仕事にまで範囲が広がったことも大きい。もちろん、それでも「やってみて良かった」と思っている。
どんなことをやってきたのか、私自身の備忘録として振り返っていきたい。

2022年の終わり頃

広報としての最初の仕事は、社長交代のリリースを出すことだった。やったこともない業務で右も左もわからなかった私は、信頼する社外パートナーの方々の力も借りながら、会長・社長のインタビューを敢行しプレスリリースやコーポレートサイトの原稿を調整した。ここには当然、Webディレクターやコンテンツ制作の経験が生きた。

2023年1月〜3月

初めての採用・広報業務に取り組むだけでなく、新設部署の立ち上げも同時進行で行なった時期。これまで別々の部署に所属していたメンバーたちとの関係性をつくるべく、全メンバー総当たりの1on1を実施した。これまで知らなかった同僚の一面を知ることは純粋に楽しいことだった。

採用の面では、デザイナーを採用することが急務と言われていた。Wantedlyを契約して運用を開始した。が、その直後に不測の事態が起こり、経理の経験者を採用することが優先順位の一番に変わった。初めて採用担当者として人材エージェントの方々とやりとりすることになった。「異動したばかりで不慣れなので情報をいただけると助かります…」のスタンスでエージェントの方々とお話していった。実際に採用活動が始まると、届いてくる応募書類の確認に追われた。候補者管理ツールの導入はもちろんされていないので、複数のエージェントさんから届く書類を管理していくのはなかなか大変だった。面接の時間が夕方になることもあり、育児時短勤務中の身としてはそこにも難しさがあったが、夫の協力も得て乗り切った。無事に経験者の方を採用することができ、経験者がいるといないでは業務の進行や精度に大きな違いが出ることを実感した。

広報としては、まずは情報発信のサイクルをつくる必要があった。発信する媒体も明確になっていなかったため、自社コーポレートサイト、X(旧Twitter)、Wantedy、noteで発信することを決めた。月2回はコーポレートサイトにニュースを出す、月1回は広報メルマガを出す。そういったことも決めていき、後輩メンバーの頑張りもあって少しずつ発信のサイクルができていった。

カルチャー浸透のための大きな施策としては1on1を全社員に実施することがあった。担当者2名で70人弱の1on1を実施するのはかなりチャレンジングだった。私自身は担当ではなかったので、聞き手を担当してくれている2人の話を聞くことに注力した。全社員とナナメの関係で1on1をやっていくと、話されることは多岐に渡ったようだった。話し手の許可を得られたものに関しては一部を共有してもらうことがあったが、悩みのない人間なんていない、と再認識することになった。

2023年4月〜6月

4月には新卒のメンバーと中途のメンバーの入社があり、オンボーディングを同僚が頑張ってくれた。
デザイナーの応募も少しずつ出始め、カジュアル面談をするようになった。自社を知ってもらうための場でどんな話をするのか。採用と広報を兼ねていたおかげで、この点においては少しずつ磨かれていったと思う。情報を得るために、社長と話す機会も定期的に設けてもらったし、事業部門の現場のみなさんとも交流をした…つもり。

この頃、諸事情により仕事の範囲は人事全般と総務にまで広がっていった。初めて給与計算にも関わることになり、みなさんの給与を知って、正直色んな感情が湧き上がった…。が、それはそれで受け止めながらやっていくしかないと徐々に割り切る気持ちもできていった。
人事評価精度の策定も同時進行していたので、公正な評価がされるようになればモヤモヤも減るだろうという期待もあったのかもしれない。

少しずつ自分の仕事が軌道に乗って来たかな、というタイミングで、人事面の課題が立て続けに起きた。詳細は書けないが、自分が憧れていた人事の仕事はキラキラした面しか見えていなかったのだと知ることになった。

2023年7月〜9月

今思えば、この時期が一番キツかった。人事面の課題に対処しながら、当然ストレスを感じることもあり、自分がこの仕事を続けていけるのか思い悩んでいた。プライベートでは沖縄旅行もあったのに、全然楽しめていなかった。

そんななかで、少しずつ持ち直すことができていったのは、3つの出来事がきっかけになっている。
一つ目は、広報の仕事を通じて書くことに携われていることを「好きなことに近付いていっている」と久しぶりに会った旧友に言ってもらえたこと。仕事のなかには当然大変なことが多いが、自分が楽しめる領域の仕事にも携われていることは幸運だと思えた。そもそも「書くことが好き」ということを自認できていなかったので、学生時代の自分を知る友人にそれを思い出させてもらえたことは幸いだった。
二つ目は、お客さまから同僚を褒めてもらえたこと。自社のメンバーの仕事ぶりを褒めてもらえることはとても嬉しく、誇らしくもあった。頑張っているメンバーたちのためにも、私は働く環境を良くしていきたいし、そんなメンバーのことを社外に発信していかなければと思えた。
三つ目は、「受け入れる」ことを同僚たちから学んだこと。ちょうど自分自身の40歳の誕生日を迎えるタイミングで、「受け入れる」ことを様々な場で意識するようになった。様々な課題に直面する私を励ましてくれた同僚もいて、見ていてくれる人がいることは大きな力になった。

2023年10月〜12月

だんだん、何がいつの出来事だったか記憶が曖昧になってきた😇
この時期は、年末までに今年度の業務を無事に終えられるかとにかく不安や焦りに追われていた気がする。
自社のブランドブック制作を主導していたので、それは絶対に完成させなければならなかったし、人事評価制度を公開しなければならなかったし、人事労務システムの選定もしなければならなかった。1月からの来期がどうなるかも不安だった。

時期が近いだけに、まだ振り返るほど消化できていないのかもしれない。とにかく走ってきた感覚だけがある。

まとめ

1年を振り返って自覚があるのは、自分が見ている景色が変わってきたこと。この数年でかなり変わった。以前は「経営者視点を持て」と言われれば「はぁ?」と反発したくなっていたが、今は興味が出てきた…と言っても嘘ではないと思う。

それから、人の話を聞く、そして書くことに自信を持てるようになったのは良かった。好きなことから得意なことにして、この領域からは離れないようにしたい。

もう一つ、人それぞれの得意を活かしていきたいと改めて思うようになった。私は自分でも昨年までメンバーの1on1をやってきたので、1on1には自信があったけれど、今年1on1を担ってくれたメンバーはとても丁寧にみんなの話を聞いていた。自分で何もかもやらなければならない、と勝手に責任感を持っていた部分があるけれど、せっかくチームでいるんだからそれぞれの得意を活かしてより良い方へ進んでいけばいい。自分自身でやってきた業務を手放すことに多少のさみしさが伴うけれど、階段を一段上がるためには重い荷物を持ったままではいけないことも理解しないといけないな、と改めて思った(この体験はこれまでにもしているはずだけど、いつまでも苦手意識が消えない…)。

これから

2024年の抱負まで書けたらいいなと思っていたけれど、残念ながら考えは上手くまとまらない。
この数年で色々なことが変わっていったように、これからもどんどん変わっていくと思う。4月には物理的な環境の変化も控えている。

大切なことは忘れずに、変化は受け入れて、自分がどんな風に変わっていくのか楽しめる余裕を持っていたい。今、言葉にできるのはここまで!

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