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ハンドメイド商品とこれからの未来に思うこと。

私は、約13年前、ハンドメイド作家という入り口から
ものづくりをして、生きていくという道に入った。
ただただ、作ることが楽しく。
材料費が稼げたらいいやと思っていたハンドメイド作家時代
意識が変わったのは、子供を3人抱えながら離婚を決意したこと。
ちゃんと自分の作品で利益をあげれる作家になる、

そうやって決めたはいいけど、

売れるけど、仕事量の多さの割に利益にはなりにくい
日々・・・

なぜ?どうして?どうしたら?


模索しつつ

ブランディングやマーケティングの本で勉強し
自分で実験しながら、場所を変えたり見せ方を変えたりしながら
アート性、デザイン性、独自性を育てることで
今では無理なく創作活動ができるようになりましたが、

ハンドメイドのマーケットが10年前に比べてイベントやECサイトなど
何倍にも増え、出展者の取り合いのような状態に・・・

ハンドメイド材料も安価で、手に入れ安くなったので、
ますますハンドメイドブームな今、

ハンドメイド作家の作りたい!作るのが楽しい♪
それを購入してくれる人がいることが幸せ!!

その純粋な気持ちから、付けられた価格が安い。

そこには作ることが嬉しい、幸せだから
利益なくても材料費さえ回収できれば幸せ♪

その気持ちから、利益が少ないというか、
ない作家さんが多い・・・

その現状がどうにももどかしく、
イベントに出ては、もやもや・・・

稼いで来てくれる夫がいるから、
利益がなくても大丈夫、
かもしれないけれど、どうせなら利益がある方がいいじゃない

手仕事の価値を下げないためにも、
きちんと利益をとってほしい
と思う。

また、日本の職人さんがつくる技術も一点物や小ロットのものは
大量生産で低コストで安く作れるものより高額商品になる。
それは嗜好品になり
一般消費者の手の届かないものになり、仕事が減っていくか
手間隙かかっているのに賃金が安い・・・

どちらも、根本的な問題は同じで
現代の一般消費者の、ものを購入する価値基準、ハンドメイド
職人メイド、手仕事で作られたものを購入する時
無意識にショッピングモールや、小売店など大量に流通しているもの
の値段と比較している。

大量生産で原価150円で作られて、廃棄分・宣伝費・店舗代など上乗せされて販売されている。1500円でモールの服と、(中国・ベトナム・バングラディッシュなど低賃金で縫製工場を利用、場合によっては時給数十円)

職人さんが1着を数時間もかけて(最低でも4時間)
丁寧に作られた小ロットの服だと、時給で考えても4000円以上して当たり前の服。

もどかしい・・・


手仕事の商品は日数がかかるから、大量生産じゃないから高額・・・
自分でも手の届かないような商品になる。

私は、ポリシーを持って作られた、いいものを、
一般消費者が手に届く価格でつくりたい。

今の目標です。

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ハットリ アイコ
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