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『暴食少女は氷の王子様の心が食べたい』ピッコマ配信開始記念 piro先生インタビュー


先日、代表のnote弊社Twitterで告知しました通り、2021/7/1(木)に弊社と契約されたpiro先生の『暴食少女は氷の王子様の心が食べたい』が、本日よりピッコマさんにて配信開始となりました!

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*『暴食少女は氷の王子様の心が食べたい』あらすじ*

ー…ねぇ、知ってる? 
あの喫茶店のスイーツを食べると
心が溶けて 悲しいことも 辛いことも 
忘れることができちゃうくらい美味しいんだって…。


大きな街から少し離れた商店街のとある喫茶店。そこは見目麗しい3兄弟が経営し、評判を呼んでいる。羽山ららはひょんなことで兄弟たちの妹のベビーシッターとして住み込み、その喫茶店でも働くことになる。しかしこの兄弟たち、何かおかしいと思ったら、雪の女王の末裔で氷の魔法が使えるらしい。その魔法の秘密を知ったららは?

この発売を記念してスピカワークスでは、piro先生スペシャルインタビューを受けていただきました! 代表と作品づくりを始めたきっかけや、コンセプトが決まるまでの経緯、そして物語やキャラクターたちへの想いなど、ここだけのお話をたっぷり伺っています!!

インタビュアーはスタッフの小屋と、広報Tが務めます。もちろん、弊社代表であり編集担当の鈴木@しーげるも登場! どうぞ、ごゆっくりお楽しみください。

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◆もし現代に、心を凍らせる魔法があったなら


小屋(以下、小):はじめに、piroさんのプロフィールからお聞かせください。

piroさん(以下、pi):宮崎県の出身で、大自然に囲まれて過ごしました。両親が床屋を営んでいたので、私も理容師の資格を取り、働いていました。漫画はずっと同人誌で描いていましたが、ある時、アプリ漫画でデビューする機会をいただいて。そして4作目となる今回、鈴木さんと一緒に作品作りをさせていただくことになりました。

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小:きっかけはスピカ賞だと伺いました。

pi:スピカ賞は新人賞でしたけど、漫画家としての成長に悩んでいて自分はまだ「超新人」だと思っていたんですね(現在進行形)。スピカ賞では鈴木さんに評価も頂けることも魅力的だなと思い、「作家としての成長のために応募してみよう!」というのがご縁に繫がりました。

鈴木@しーげる(以下、鈴):スピカ賞は何人かプロの方も応募してくれたんですけど、piroさんだけが唯一、縦スクロール&フルカラーの作品を描かれている作家さんで。ずっとそのいわゆるウェブトゥーン形式の漫画に挑戦してみたかったので、「一緒にやりましょう」とお声がけしたんです。

広報T(以下、T):これまではどういった作品を?

pi:いわゆるティーンズラブや、大人の女性向けの作品を描いていました。絵柄はわりと「ふんわりとした感じ」に受け止められがちですが、内容の方は正反対といいますか、「読者さん方を良い意味で裏切る」作風なのかなと、自分では思っています。

『おままごとでよければ』

花雨ワンダーランド

夢咲きガーデン

T:ちなみに、小さい頃に読まれていた作品や印象に残っている作品、そして今お好きな作品はありますか?

pi:一番ハマったのは、『幽遊白書』などのジャンプ作品です。

T:少年レーベル! そうなんですね、ちょっと意外でした。

pi:男兄弟がいたので、小さい頃から少年漫画をたくさん読んでいたんです。中学生くらいにハマったものだと、CLAMP先生の絵や世界観をすごく好きになって。大人になってからは、『ブラックジャック』をはじめとした手塚治虫先生の作品を読むようになりました。最近ですと、『進撃の巨人』や『ゴールデンカムイ』でしょうか。ほかに舞台作品では、末満健一さんという方が脚本と演出をされている『TRUMPシリーズ』と『有毒少年』という作品がすごく好きです。私の作品の中でも、演出やキラキラとしたシーンを考えるときなどに、とても参考にしています。

T:『TRUMPシリーズ』、とっても人気ですよね。先日発売されたコミックスも、発売直後に重版が決まっていました。

pi:そうなんですよ、とても嬉しいです!

小:では早速ですが、新連載の『暴食少女は氷の王子様の心が食べたい』(以下、『暴食少女~』)について伺っていきます。今回の作品を描こうと思ったきっかけを教えてください。

pi:「鈴木さんとお仕事をする」ということになった時、最初にいくつかの企画書を見てもらいました。でもその段階ではまだ自分の中で、「これだ!」というコンセプトを決めることができていなくて。でもせっかくの機会ですし、自分の中の「核のようなもの」を表せる作品を描きたいと考え、改めてコンセプトを決めようと、さまざまな本や資料、動画などを見ました。その中に「雪の女王」のお話があったんです。「もし現代に心を凍らせる魔法があったら、どうなるだろう」と思いつき、「このテーマなら、現代の世界にも訴えられることがあるのでは?」という思いへと至りました。そこからバァーっと企画を描き上げて鈴木さんへお見せしたところ、鈴木さんが「良いですね」と言ってくださって。

小:「雪の女王の資料」というのは、具体的にはどういったものでしょうか?

pi:ネット上で掲載されている童話・絵本ですね。ネットで童話などをたくさん見ていた時に出てきました。以前も見たことがあって、その時に雪の女王の「凍らせる」能力が面白いなと感じ、興味を持ちました。

小:「心を凍らせる」という設定が、これまでになく斬新な感じがします。

pi:より人の心に響くような、「読み手が自分の生活に重ねて何かを感じることのできる物語を描きたい」と思っていたので、今回のコンセプトにしました。ですから読者の方には、「もし自分の心の中で凍ってしまっている部分があるとしたら、それは一体どこなのか」ということを考えながら読んでもらえると嬉しいです。

暴食少女4話_出力_010

T: 代表からすると、最初にpiroさんとやり取りをした時の印象はどうでしたか?

鈴:1度目にお会いした際、早速piroさんが大量の企画書を持ってきてくれたんです。その中で決めかねていたところ、今回の作品の基となる企画書も送ってくれて。読んでみたら、それが一番届けたいテーマがしっかりしている企画だと思ったので、「これにしましょう」と提案しました。最近の社会では、他人の心の痛みを見ないようにしたり、あるいは自分の心が痛まないようにしたり、「心を閉ざしている」という傾向を感じていて。だから「凍った心をどうするか」というのはすごく良いテーマだと思いました。あとは作中に3人のカッコいい男子が登場するので、少女漫画的にも魅力的だなと(笑)。

◆作品へ活かした経験と、現実的な解決策


T:ここまでのお話を伺って、piroさんの「自己プロデュース力」というか、「漫画を作るときの目線」が、作家さんでもありつつプロデューサー(編集者)さん寄りにも感じます。ご自身でそう感じることはありましたか?

pi:いえ、まったく……(笑)。ただ以前、床屋さんをやっていた時に、お客様からお話を聞く機会がたくさんありました。お客様とのコミュニケーションの中で、こちらも客観的に物事を捉えてアドバイスをしたり、お客様に喜んでもらえる言葉を自分なりに考えて元気づけようと試行錯誤していたことが今の漫画でも生かされている気がします。

小:作中でも美容師さんのお話が出てきますね。ああいった設定は、実体験も参考に?

美容室

pi:作中で描いたほど激しく怒鳴ったりするお客さんはいませんでしたが、怖いおじいちゃんはいましたね。知人や他の方々にも話を聞くと、やはりそれぞれお客様に怒られた経験があって。そういった話と感想を組み合わせて、作中では最悪な感じのキャラクターにしてみました(笑)。……ただ現実的な解決策としては、「その人たちをやっつける」ということではなく、「自分の心を強くしていく」しかないのではないかと。漫画家としていつもそう考えていたので、今作では理不尽と戦っていく姿を描くために、『暴食少女~』へ取り入れました。

小:そういった形で作品の軸がしっかりとしているからこそ、物語の展開もブレることなく、結果として読者の方々に届きやすい作品ができていると感じます。ところで、読者の方がわかりやすいストーリーにするため、気をつけている点などありますか?

pi:あまり意識したことがないかもしれません。しいて言えば、「キャラクターが頭の中で自然に動いていくように」というシンプルな答えになってしまいます。ただ、物語を進めていく中で「必要なポイント」というものは絶対にあって。それらをちゃんと置いていくことで、自然とキャラクターも動いていきます。たとえば乙女ゲームでも、話を進めていくために必要なイベントが次々と発生していきますよね。まさに、あんな感じです!

小:必然的に、「これはこうじゃなきゃいけないよね」ということの組み合わせになっているということでしょうか。

pi:そうですね。ほかには読者さんがキャラクターの内面を知っていくことで、キャラ同士の距離感や関係性に違和感を持ってしまう場合があります。ですから、キャラ同士のあり方を進展させつつ、物語を構成するようにしています。その辺りが上手く合っていると、すんなり受け取ってくれるお話になるのではないかな、と。また、もしキャラクターが頭の中で動かなくなってしまった時は、自分自身が違和感を持っている時なので、「どこの部分に違和感があるのか」ということを探し、試行錯誤を重ねます。

氷海兄弟

T:そういったネームの描き方やシナリオの考え方などは、なにかを参考に?

pi:それが全然ないんです。思い出してみると二次創作で同人誌を描いていた時は、一本のストーリーを描くことや、物語として起承転結のある方が好きだったので、かなり長いお話を作っていました。その頃、ノートに物語の起承転結を書き出して「ネームに何が必要なのか」という構成を自然と考えていたので、それが今も身についているのかもしれません。

T:そういったpiroさんのご経験を踏まえて、鈴木さんから見た時に、piroさんと他の作家さんとの作り方の違いは感じましたか。

鈴:僕の作家さんのタイプ分類の中では、piroさんはおそらく主観型。具体的に言えば、「自分の中に表現したいものがあって、それを読者に分かりやすく伝えたい」という考えがあるのかなと。僕の近年の担当作家さんは客観型の人たちが多かったので、久々に担当する主観型の作家さん、という印象です。

T:客観型の作家さんにはどういった特徴が?

鈴:興味のある題材について描く、あるいはリクエストに応える」という感じですね。「読者の要望に応えたい」という思いが先に来る人は、客観型かな。

pi:なるほど! それはわかります。

◆カラーの描き方と、作品作りの力点


小:
暴食少女~』を描いていて、楽しかったところや好きなシーンなどありましたら。

pi:ほぼ毎回入ってくる「魔法のシーン」でしょうか。もともとファンタジーが好きなので、描くのがとにかく楽しくて。あとは作中、「ハルが熱を出して倒れて、ららが看病をする」というシーンがあります。「いつもは人に対してドライで女性関係にだらしないキャラクター(=ハル)が、弱さを見せて甘えている」というところを表現できたのも楽しかったですね。私自身、男性は「カッコいいよりもかわいい方が長く愛されるのではないか」と思っているため、いつもカッコよく見えてる男の子が急にふとかわいく見える方が、私にはグッとくるんです。

小:piroさんの「萌えポイント」になっていたということですね!

pi:そうですね! 本当はららがハルに無理矢理熱いおかゆを食べさせるとか、わちゃわちゃさせて、もっとかわいいハルを描きたかったんですけれど……(笑)。でもそのくらい、すごく好きなシーンでした。

小:魔法を使うシーンでは、キラキラしたエフェクトや躍動感のある動きがすごく印象的でした。エフェクトの種類は魔法ごとで違うものにしたり、何か工夫されているのでしょうか。

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pi:魔法やキャラクターごとに変えてみています。かわいらしい魔法の時は、エフェクトもそれに合わせたかわいいものにしますし、たとえばナツキが魔法を使うシーンは切ない場面だったので、シリアスなエフェクトにしました。同じ魔法の中でも、「キャラクターの感情が違うだけで全然違ったものになる」ということを感じてもらえたら、嬉しいです。

T:今回の作品はフルカラーですが、これまでもカラーの作品を描いてこられた?

pi:はい。最初の連載作品が縦スクロールのフルカラーだったので、そこからずっとカラーで描いています。色の組み合わせは、仕上げの時に考えていることが多いですね。

T:線を描き上げてから、色付けの段階で初めて考える、と。

pi:ネームを描いている時は、流れだけをなんとなく。実際の色付け作業はアシスタントさんに下塗りのベースと簡単な影だけ先に塗ってもらい、あとは私がすべて仕上げを行っています。わりと壮大な感じで色がついているシーンは、半日かけて描きました。ある回でチューリップがわーっと咲くシーンがありますが、そのページは半日の間、ずっと仕上げをしていました。

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小:それは大変な作業ですね……! 今回の作品で大変だったことを挙げるとしたら、その仕上げの時間ですか?

pi:うーん、でも基本的にその作業は楽しくできていて、お話を作ることも好きなんです。今回の作品で一番大変だったことは、「動かしていく登場人物が多い」というところでしょうか。今までは、「主人公が頑張ることでいろいろなことを乗り越え、交友関係を広げていく」という感じでしたが、今回は「主人公もそうしていくけれども、相手役となる氷海兄弟も閉ざしていた自分たちの世界を広げて」いきます。登場人物が多い分、読者さんもそれだけ人間関係の矛盾に気づきやすくなると思うので、そこに気をつけてお話を考えていくことが、一番大変なところですね。

小:動かすキャラクターが多いほど、考えなくてはならないことも増えますよね。

pi:そうですね。特に話の中で矛盾が生じてしまうと、後半のお話とかもガラッと変わってきてしまうので、一つ一つを確認しながら、でも「このお話の間でこのキャラクターはここまで進んでいなければいけないよね」という風に、全部を同時進行で考えていく。そのための作業量が多いかなと感じます。

小:ところで『暴食少女~』では、キャラクターたちの表情が豊かに描かれていて、ノーマルとギャグとシリアスという、絵の使い分けもすごく上手にされています。そのあたりで何か意識されていることや、今までの作品と比較して変えてみた点などはありますか?

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pi:特に意識したことはなく……。でも映画や舞台などでも、限られた時間の中で物語を進めていくために、シーンの切り替えがありますよね。日常の場面があって、盛り上げるためのシリアスなシーンと、それだけではちょっと大変だからコミカルな場面をテンポよく入れてみるという感じで。自分もそれを見ていて「心地いいな」と感じることが多かったので、作品へ取り入れているのかもしれません。

小:お蕎麦のシーンはツッコミも多くて、読んでいて楽しかったです。

pi:明るいところはとことん明るく、重いところは重く。すこしシリアスなシーンが続いたなという時はクスっと笑えるようなコミカルなシーンを盛り込むようにしています。

T:作品の中で出てくるパフェやパンも印象に残っています。そういった食べ物は、ご自身でお気に入りのお店があったり、自宅で試作されたりしたのでしょうか。

pi:もともと食べることが好きだったので、いろいろなお店に足を運んでいました。この作品を作る前では、青いソーダにバニラアイスをのせて、星の形にかたどったゼリーを入れてみて……といったことは、自分でもやっていて。あとは本当に感覚で描いているので、とにかく「自分の好きなものをたくさん入れていく!」みたいな感じです。

小:たしかに、最初の方でららちゃんが食べているシーンもすごく美味しそうでした。

pi:ららの食べている姿が好きなので、表情にも少しこだわって描いています。「美味しそうだな」ということが伝わっているみたいで、良かったです!

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◆代表との作品作りは


小:さて、今日からいよいよ『暴食少女~』が配信になります。描き貯めの話数も結構必要だったとのことで、これまでの約1年間の準備期間で鈴木さんと作品を作ってこられての印象を教えてください。

pi:シンプルに言うと、漫画づくりを愛していらっしゃって、そして漫画家さんを作品作りに集中させてくれる、すごく素敵な編集者さんだなと思います。最初は「自分の描いてきた作品をどのように感じてもらえるのか」という点がすごく不安でした。でも鈴木さんは私の作品を受け入れて、その上でお話の微調整をやってくださった。おかげで、私にとっての漫画づくりが今までよりも楽しくなりました。感謝しかありません。

T:代表のサポートや姿勢が、piroさんには合っていたということですね。 具体的に、もう少し伺わせてください。

pi:作家は不安の中で、自分の気持ちと戦いながら描いていきます。時には、自分の弱いところとも向き合わなければなりません。以前は漫画づくりではない場面も含めて、独りで戦ってきましたが、鈴木さんは「こういうことは私たちが対応します」という風に言ってくださる。私が漫画づくりに集中できるようサポートをしてくれたり、メールの返事もすごく早く返してくれたりといったことを経て、どんどんと不安が減っていきました。本当に素敵な編集さんと出会うことができました。また鈴木さんは説得力があるというか、質問をした時も、その返答がすごくきちんとしている。たとえば「違和感があったから」とか「ここはこうした方が良いと思ったから」という主観的なもの言いではなく、「この部分がこうだったからこういう違和感があったので、こうするのはどうですか?」という風に、原因と理由をすべて説明して、鈴木さん自身の考え方を含めて提案をしてくれるので、とても説得力があります。

鈴:色々もったいないお言葉をありがとうございます。これからも頑張ります。

小:最後になりますが、これからpiroさんの作品を読まれる読者の方々に向けて、メッセージをいただけますか。

pi:これまでの作品とは違った形で、今回はすでに最終回まで、物語の構成を練っています。今まで私の作品を読んできてくださった読者さんの中には、「最初の展開はすこし優しめで、物足りないかな……?」と心配される方がいらっしゃるかもしれません。でも後半になるにつれ、皆さんのハートをボコボコに(!)していくと思うので、ぜひ楽しみにしていただけたらなと思います。最後まで描ききるためにはやはりみなさんの応援が必要で、みなさんに「読んでよかった!」と思ってもらえるような作品を絶対に描き上げますので、何卒応援よろしくお願いいたします!

一同:ありがとうございました!

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piro先生のスペシャルインタビュー、お楽しみいただけたでしょうか。お好きな作品や代表との作品作りはもちろん、彩色の仕方、物語の構成法まで、たっぷりと伺いました! 『暴食少女は氷の王子様の心が食べたい』の連載の進行ともに、何度でも読み直していただければ幸いです。

ららと氷海兄弟の今後の関係を見守りつつ、piro先生へのさらなる応援を、何卒よろしくお願いいたします!

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