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第一回スピカ賞、結果発表!

大変お待たせいたしました!このたび、新人漫画賞「第一回スピカ賞」の選考が終了し、発表の時を迎えました。

第一回スピカ賞、結果を発表いたします!

……と、その前にいくつかお伝えしておきたいことがありました。

まずは投稿者のみなさま。生まれたばかりのこの賞へ、力のこもった作品をお送りくださいまして本当にありがとうございました!思いがけない数の作品とその熱量をいただき、代表ともども、嬉しい悲鳴をあげながら向かい合う日々でした。

そしてこの賞にご注目くださいましたみなさまにも、心より感謝申し上げます。「素敵な物語を一つでも増やしていきたい」と願う弊社が、これから寄り添っていく作家さんとその作品をこうしてお伝えできることは、とても嬉しく思っております。どうか、今後も応援いただければ幸いです!

なお今回投稿くださった方のうち、上位100名に入られた方々へは、代表がその長所や方向性をアドバイスしたコメントを個別にお送りいたします。それぞれの応募形式により、郵送もしくはメールにて12月上旬までにお届けする予定で、発送/発信をもって発表とかえさせていただきます。ご了承ください。

さて発表前に今一度、スピカ賞」についてご案内いたしますね。

概要(抜粋、詳細はスピカ賞のページを参照ください)

*応募資格:制限なし。少女漫画を描きたいすべての方(すでにデビューされていて、再デビューを目指している方もご応募可能) 

*応募作品:ジャンルはストーリーもので、未発表、未投稿のオリジナル作品に限る(商業誌に未掲載の作品であれば、同人誌原稿でのご応募も可能)。ページ数は原則16ページから32ページまで(多少の前後は不問)。ネームでの投稿も可

*審査員: やまもり三香先生、ろびこ先生、池本美和さん(オリオン書房アレア店)、近西良昌さん(三省堂書店海老名店)、細谷朋恵さん(ジュンク堂書店池袋本店)、鈴木重毅(スピカワークス代表)

そして代表・鈴木より、みなさまへご挨拶です

今回はできたての会社のできたての賞にもかかわらず、スピカ賞に沢山のご応募をいただきまして本当にありがとうございました。力作の数々、とても楽しく読ませていただきました。

審査員の皆さんのご意見も伺いながら、何度も読み返して検討しましたが、どれか一つだけ最優秀作品というものを選びきれなかったので、すべて優秀賞とし、これから5人の優秀賞の皆さんと一緒に作品を作っていきたいと思います。

今回は特別に一般公開前のnoteのコミックビューアを使わせていただき、受賞作をすべて読めるようにしてあります。これから芽吹いていく才能の原石とともに、コミックビューアの快適な読書体験も味わってみてください。よろしくお願いします。

それではいよいよ発表です!

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★☆★☆★ 優秀賞 ★☆★☆★

(上位五作品、敬称略、著者五十音順)

『わたしのメロウ』
卯月ココ(うづき ここ)

わたしのメロウ バナー2

あらすじ
つぐなは、隣の席の渚沢(なぎさわ)に頼られっぱなし。カッコいいけれど、どこか抜けていて忘れ物が多い渚沢に、今日も教科書を見せていたつぐながふと気づいたのは、授業中に窓の外を眺める彼の視線。その先にはグラウンドで笑う、見覚えのある女の子がいて──。

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受賞者コメント「心の底から嬉しく思います。一番幸せで楽しいと思えるのが漫画を描いてる時なのでその気持ちを大切に描き続けていきたいです。」

審査員コメント
・今回応募してもらった作品で一番少女漫画らしい作品でした。主人公と男の子のやりとりが軽妙で楽しく読めたのも良かったです。男の子の泣き顔を描きたいんだという気持ちが強く伝わってくるのも良かった。画面の雰囲気もいい。あとはどうやって自分にしか描けない漫画を描いていくかが課題ですけど、発掘しがいのありそうな人です。(鈴木

・絵が可愛いです!見せ場にとてもドキッとしました。テンポが独特ですが、時々それが状況をわかりにくくしているため、必要ないコマやセリフの見定めを。(やまもり先生

・雰囲気がとても良かったです。見せ場の作り方や流れが素敵でした。(ろびこ先生

・すごい少女漫画してて良かったです。ここからどう「自分らしい」作品が描けるか期待してます。(池本さん

・惜しい! 一度好きで告白した子をそんなにすぐにふっきれるものなんだろうか?そして新たな子をすぐ好きになるだろうか。ちょっと共感できない部分ありでした。(近西さん

・つぐなちゃんが席を立つ場面からラストにかけて、キラキラと透明感があって素敵。(細谷さん

★☆★☆★

『キャンディ・ステップ』
音羽すずめ(おとば すずめ)

キャンデイ・ステップ バナー2

あらすじ
高校二年生の甘宮りんは、「あめ」を食べることも人にあげることも大好き。元クラスメイトの佐藤優があめを受け取った時に見せてくれる笑顔は、嬉しいけれど特別だとは思っていなかった。でもある日、いつもの彼とは違う一面を見せられて、なぜかドキドキしてきて……!

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受賞者コメント「この度は素敵な賞を頂き本当にありがとうございます!これからも楽しい作品を沢山描けるように全力で頑張ります!」

審査員コメント
・女の子の表情がとっても可愛い。あめちゃんにネタを絞ったのも、可愛さを活かすことになっててとても良かったです。男の子が何考えてるのかよく分からない感じなのも男子らしくていい。できればラストにもう少し飛躍がほしかったです。予想の範囲内な解決がもったいない。でも少女漫画らしい少女漫画を描けそうな人で楽しみです。(鈴木

・華やかに見せようと努力しているところは良いと思います。もう少しそのキャラそれぞれの思考や行動を考えてみてください。少しだけリアルな要素や行動、セリフを入れると良いと思います。(やまもり先生

・どこの雑誌に向けるかにもよりますが、とても可愛らしいお話でした。あとはさらに画力を上げると説得力やキャラの魅力が増すのかなと思います。(ろびこ先生

・女の子の表情がくるくる変わって感情がちゃんと描けてる感じがいい。もっと描き慣れてくれば面白いもの描けそう。(池本さん

・とにかく可愛かった。少女マンガは可愛いが大事。もっと甘い場面があっても良かった。(近西さん

・自分の気持ちに気づかないりんの、好きがあふれているところが可愛い。(細谷さん

★☆★☆★

『スピンスピンス』
栞野久吹(かんの くぶき)

スピンスピンス バナー2

あらすじ
本が大好きな静(せい)。中学最後の学期に、初めて図書委員になることができた。別のクラスで委員歴の長い戸田くんから、仕事を教わり本の話をするようになったことで、徐々に仲良くなっていく。だが、ふとしたことから静は戸田くんを避けるようになってしまい──。

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受賞者コメント「スピカワークスさんの新しい挑戦を期待と羨望の目で見ていたので、すごく嬉しいです。ありがとうございます。頑張ります。」

審査員コメント
・作者ならではの視点を随所に感じられる良作。アングルも魅力を感じるものが多いし、図書室のカーテンの向こう側に隠れている男子もすごくいい。机の下に隠れちゃう女の子も可愛い。途中の独特のコマ割りも良かったです。本当は青春の一瞬みたいなものが好きそうですけど、少女漫画を楽しめれば少女漫画でも成功できそうです。この個性が活かせるように、むしろ王道をやってほしい。(鈴木

・独特なテンポで進むので、少し状況がわかりにくい所もありますが、同時にそれが持ち味になっているので、今のテンポを保ちつつ、もう少しわかりやすいよう絵や会話で見せられると良いと思います。「ピッてしてみたくて」のセリフがとても可愛かったです!(やまもり先生

・絵柄が可愛く、コマ割りも独特で雰囲気があり良かったです。ボーイミーツガール的なお話をとてもよく描けてたと思います。男の子も魅力的でした。(ろびこ先生

・「本を好きな子たち」のよさがにじみ出ている。絵もかわいらしく、要所要所工夫された画面構成もすき。いろいろ楽しみな作家さんだと思います。(池本さん

・ちゃんと青春してるなあ、というところは良かった。もっと長く読んでみたかった。この二人の間にある物語がもっと膨らませられるのでは、と思ったところが残念。(近西さん

・絵や構図が魅力的。テンポや空気感もここちよく、楽しく読みました。他の作品も読んでみたい。(細谷さん

★☆★☆★

『恋のための俊くん離れ』
こもも

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あらすじ
高校入学をきっかけに、彼氏を作りたい遥(はるか)。幼馴染の俊(しゅん)や男子たちとつるんでばかりだった生活を止め、おしゃれをして女の子らしくなることを目指す!はたして、その挑戦は実るのか。それを見守る俊の気持ちは──!?

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受賞者コメント「ネームではありますが、初の受賞となりました…! まだまだ力の及ばない点が多いですが、これを糧に精進します。」

審査員コメント
・女の子が可愛くて魅力を感じます。女の子が恋して変わっていく感じを描けるお話を選べば、沢山の人に好かれる良い主人公を描けるのではないかと思います。反面、男の子がやや類型的にも感じるのがもったいなかったです。自分ならではの魅力ある男子を追求して描けるかどうかでだいぶ変わっていきそうな気がします。(鈴木

・全体的なテンポが良くてサクサク読めました。キャラクター全員が少し都合よく動いている印象なので、もう少しキャラを掘り下げて作ってみても良いかもしれません。(やまもり先生

・当て馬の中神くんがいいキャラしてたので、最後まである種突き抜けてカッコよくしてもよかったかなと思いました。楽しく読めました。(ろびこ先生

・読者に愛されるキャラクターで作品がつくれるタイプの作家さんだなあと思うので、エピソード頑張ってほしい!(池本さん

・落ち着くところに落ち着く感じはありだけど、絵で勝負なところはあるかも。(近西さん

・俊が遥の「悪かったらずっといないでしょ。」の言葉に反応しているのはほほえましいが、なぜ俊じゃなきゃだめとは伝わりにくいので、もう少しエピソードが欲しい。(細谷さん

★☆★☆★

『まぼろしの夏』
しまのゆか

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あらすじ
樹(いつき)の幼馴染は、明るくイケメンで日々モテまくりな薫。真逆の性格の二人だが、なぜか仲が良く登下校も一緒。ある日、薫から流星群の話を聞いた樹は、秘めていた願いを夜空につぶやく。翌朝、樹の家まで迎えに来たのは、薫ではなく見知らぬ女の子で──⁈

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受賞者コメント「素敵な賞をいただき、本当にありがとうございます。連絡を貰ってから今もずっと驚いています。まずはコンスタントに、そして人の心に響く漫画を描けるよう頑張ります。」

審査員コメント
・男の子二人の不器用な感じがよく描けています。女の子になった幼馴染がとても可愛いので妙にドキドキさせらました。パピコの辺のディテールも良かったです。解決のない結末がちょっと残念なので、二人なりの何かしら前向きな結論が読みたかったです。でも、アイディアのある人かもしれない。他の幸福な話も読んでみたいです。(鈴木

・え…かなしい…!!!とても面白かったです。え…かなしい…素晴らしいです…え…かなしい…個人的にはハッピーエンド希望でした…!(やまもり先生

・とても面白かったし、素敵な作品でした。次は誰に向けて書くお話なのか、もう少しだけ絞った作品が読んでみたいです。(ろびこ先生

・「手を引っ張ってくれた」のエピソードはなかなかぐっときた。ところどころにセンスがみえましたが、この結末にするならもう少し長めの作品で読みたい。(池本さん

・意外性。切なさに胸キュン、展開的にはすごく好き。どんなにつらい目に合っても最後はハッピーエンドであってほしかった。(近西さん

・物悲しくも、爽やかな読後感。完成した形でも読んでみたい。(細谷さん

★☆★☆★

発表は以上となります。ご注目とご高覧、改めて御礼申し上げます!

それでは最後に、代表からふたたびのご挨拶を。

以上、スピカ賞の発表でした。受賞者の皆さんがこれからどのように成長していくのか、一緒に見守っていただけたら嬉しいです。コメント欄やツイッターなどで感想もぜひ教えてください。

また、もし受賞者の皆さんに「うちで描いてほしい」という編集者の方がいましたらご連絡お待ちしてます。これから、5人の長所がさらに伸びて輝いていくように、早速作品を一緒に作っていきたいと思います。

最後に改めて、作品をご応募いただいた皆様、そしてこの発表記事を最後まで読んでいただいた皆様、どうもありがとうございました。

代表のご挨拶にもありますように、みなさまのご感想やお言葉が、これからの受賞者5人を支えていく力となるはずです。作品をお読みになった後で、コメントやツイートをぜひぜひお願いいたします!

そして最後となりますが、作品をご応募くださいましたみなさま。本当にたくさんの方からご応募いただけて、ありがたくも嬉しかったです。郵便で、メールで、作品が届くたびに、なんだか励まされる気持ちがしていました。機会がありましたら、また作品をお送りいただけたら幸いです!

ではみなみなさま、これからもどうぞよろしくお願いいたします!

★☆ 新人賞の詳細は→ スピカ賞 / スピカ賞って、こんな賞! ☆★

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「物語を元気にする。物語を作る人も元気にする」をモットーに。 女性漫画家(クリエイター)さんとともに働くマネジメント会社です。 現在の契約作家さんは、あなしん先生、森下suu先生、やまもり三香先生、ろびこ先生。サイトは→https://www.spica-works.com

コメント6件

>あっぺいさん
遅ればせながら、早速のコメントありがとうございました!公開後すぐに読んで頂けたこと、とても励みになりました。今後ともご注目いただけたら嬉しいです!!
>サザエさん さん
丁重なコメントをくださりありがとうございます!新人作家さん方のこれからに、ぜひ引き続きご注目ください。応援のお気持ちもありがたく!!
どれも面白く読みました。「完成された少女マンガ」としては、『わたしのメロウ』が頭一つ抜けていると思います。並びも最初でこの作品のみ「優秀賞」、他は「受賞」になっているのはそういうことかなと。「最優秀作品」は相対評価ではなく、さらに高いハードルにしたいということなのでしょうか。ただし広くマンガとしては、『まぼろしの夏』が一番好みでした。長編第1話のような『わたしのメロウ』とは対照的に、短編として閉じているのも良いです。「丁寧なネーム」で完成原稿ではなく、「少女マンガ」なのかどうかも疑わしいとしても。
>Yoshihiko NONOMURAさん
コメントありがとうございます!そしてご指摘いただいたビューア内の「優秀賞」と「受賞」の表示違いは、お恥ずかしながらこちらの入力ミスによるものです(ですので、バナー内はすべて優秀賞として表示しております)。大変失礼いたしました……!

今回は五作品、いずれも「優秀賞」であり、作品の表示順も著者の五十音順によっています。ミスについては、可能な限り早く修正いたします。
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