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私の推し!

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米津玄師、ミスチル、スピッツなど音楽についてのエピソード
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きみのヒーローになりたい

現在Youtubeにて先日109巻が刊行されるに至った大人気漫画「ONE PIECE」と、Mr.Childrenの2002年発売の名曲である「HERO」がコラボしている動画が公開されています。 昨日見たこの動画すごかったです。何がすごいか。全てです。何はともあれ気になる方は是非とも見てみて欲しいです。ただ、最新刊のネタバレが思いっきり含まれているらしいのでそのあたりはご注意を。 これはすごいです。ONE PIECEに空島編あたりで挫折してしまった、とっくにあの世界観から取

思い出すのはいつだって

封印してきた過去を掘り起こしたとき、なんらかの感情が溢れるという人は多いのではないでしょうか。それは高揚する出来事だったり、悔しい思いをしたことだったり、当時の恋人や友達などとの印象深い思い出だったりするのかもしれません。 私はついさっき、そんな感覚を覚えました。YouTubeで思いがけず懐かしい曲を見掛けたのでなんとなくクリックし、聴いた瞬間でした。それはTHE FIRST TAKEというチャンネルでのことです。 ここでは一発取りの歌唱を動画として配信しています。まさに

ただ幸せになって欲しかった

数日前の深夜、寝る前にX(元twitter)を見ていた私は思わず絶句してしまいました。長年ファンでいる羽生結弦さんが3ヶ月でスピード離婚してしまったというニュースがタイムラインに流れてきていたからです。情報を集めてみると誹謗中傷やストーカー行為、マスコミによる無許可の取材がひどく、最終的にお相手の幸せを願っての決断ということでした。お相手はこの3ヶ月間家から一歩も出ることができなかったとのことです。 私は「マスコミが」とか「ファンのマナーが」とか、そういったことを言うつもり

周りを気にすることも、きっと才能だ

羽生結弦アイスショー「プロローグ」という番組を今日見ました。アイスショーなのになんと現役時代と同じく6分間練習から始まるとのこと、さらに前と同じように「羽生結弦『選手』と呼んで欲しい」とのことで思わずふふっと笑ってしまいました。勝負勘のようなものを失いたくないのでしょうか。らしいですね。 ということでこちらの記事でも羽生結弦選手と表記させて頂きます。 アイスショーに臨む私はこの番組を普通にプロ転向後の演技を見たいと思って録画しました。何故なら、もうテレビでは羽生結弦選手は

ミスチルとスピッツ、ふたつのバンドと私の関係性

Mr.Childrenことミスチルと、スピッツは私にとって自分にとって心の中のかなり深いところにいるバンドです。子供のころから既に人気があり、様々なところで曲を聴く機会がありました。 好きになってみれば「あの流行っていたドラマの主題歌だったの?」ということが何回かありました。けれども、私はオタクでもあったので、音楽の好きな友達をなかなか作ることができませんでした。 以前とあるSNSで友達を作ろうと思って、ミスチルとスピッツのグループに入ったことがありました。そのうちの何人

「好き」を大切にするということ

2017年の初夏、私はミスチルの25周年ライブ「DOME & STADIUM TOUR 2017 Thanksgiving 25」で東京ドームに行きました。収容人数が5万人を超える大きな会場で、ボーカルである桜井和寿さんの歌声が響き渡りました。 セットリストは25周年記念を飾るのにふさわしく、ファンが喜ぶ曲ばかりが並びました。ヒットチャートを賑わせた大ヒット曲からファン人気の高いマイナー曲、果てはこれまでライブでほとんど披露されたことのないコアな曲までもが演奏されたのです。

心の中にある本当の居場所

Mr.Childrenの「SUNRISE」という曲があります。2007年に発売されたアルバムである「HOME」の後半に収録されているものです。「HOME」はその言葉の響きの通り、暖かさの感じられる曲が多いです。 そしてこの「SUNRISE」はラストの「あんまり覚えてないや」と同じくらいに家族の大切さを含んだ歌詞が歌われています。 私にとっての心休まるときこの曲は落ち込んでいるときに聞くことが多かったりします。思い出すのは当時の家族ではなくて、祖父母のことです。幼少期は毒親

全てはスピッツから始まった

私はスピッツが好きです。なんなら子供のころ聴いたロビンソンから好きです。このnoteをさまよってみても、どうやらスピッツに魅了されているクリエイターさんたちは多いようです。 きっとスピッツの歌詞における小説のようなストーリー性、まるで芸術のような言葉選び、根底に流れている普遍性などの要素が文章を書く私たちにとってなんとも言えない快感を呼び起こすのだろうと思います。 もちろん、それはボーカルである草野マサムネの耳障りの良い歌声にも関連しているのでしょう。あの良く伸びるハイト

私はおろしハンバーグを、やめる

それは唐突な実感でした。なんだろう、今までの私はおろしハンバーグのような斜に構えた記事を書いていたような気がすると思ったのです。いつからか過去の自分を癒すために書くようになっていたと気付きました。 果たして私はそういった方向性のものを書きたくて、このnoteをやっていたのだったかとしばらく考え込みました。 米津玄師、久々の降臨先日真夜中に菅田くんのラジオがやっていることをフォロワーさんの呟きで知りました。ゲストは私が大ファンである米津さんです。後日二人のトークをわくわくし

報われなかったときに響くもの

「そんなことないよ」と私は思わず口に出していました。 すぐに思ったのは、これだけずっと一生懸命努力を重ねてきた彼に対してそんな簡単な言葉を掛けていいんだろうかということでした。もちろんずっと応援してきたファンとして、込めた思いは本物です。 けれども、どうしても本人の心に本当の意味で届く言葉とは一体何なんだろうかと考えてしまうのです。落ち着いてから受け取れる言葉ではなく、その場で渡せるものはないのかと。 私自身これまでの人生を振り返ってみても、それを探すことは難しいと知っ

「ゆずれない」のか「ゆずらない」のか論争

今日は北京オリンピックのフィギュアスケート男子FSを見ました。お目当ては羽生結弦選手です。私は彼が17歳の時に世界選手権で「ロミオとジュリエット」を滑り、初出場にして銅メダルに輝いてからのファンです。 もちろん宇野昌磨選手、鍵山優真選手の活躍もいつも楽しみにしています。銀メダル、銅メダルということで嬉しいです。そして金メダルのネイサン・チェン選手も応援している選手の一人です。 インタビューで「報われない努力だったかもしれませんが……」と言っていた羽生結弦選手でしたが、IS

優しくしようとして優しくされていた

人に求められる全てを満たすことは可能なのでしょうか。大抵の人はそうではないのではないかと思います。もし本当に100%できる人がいるとしたら、その人はきっと人の気持ちがよくわかって頭が良くて優しい人なのでしょう。 自分がそういう人ではないんだと思い知らされることが最近ありました。到底なりえないのだと思って落ち込みました。 その人を助けたいという気持ちはあったとしても、それがどんなに強かったとしても、限られた情報の中で求められていることを全て理解することは難しいです。 必要

私の世界を変えていった曲たち

#スキな3曲を熱く語るというコンテストが始まると知ったとき、正直私は戸惑いました。何故なら3曲という指定が自分にとって難しいと思えたからです。 これまでRADWIMPSの「トレモロ」という曲について思い出を語ったことはありました。けれども、それは1曲ということだったからこそ書くことが出来た記事でした。 この3曲という指定に対し、私はまず自分にとってどれだけの影響を与えた曲であるかを考えました。幼いころから知っている曲、一番悲しい時期に聴いていた曲、人生の転機で聴いていた曲

いつもあの日の東京ドームに帰りたくなる

ミスチルの初めてのライブはよく覚えています。その他にも何回か違うアーティストのライブに行ったのですが、どうしてか鮮明なのはいつもミスチルのライブです。本格的にはまった時期の違いもあるのでしょうが、なんたってミスチルというのは人生の暗黒期に私の心を救ったバンドです。 長く好きでいることもあり、曲数としても一番知っています。好きな曲というのもおそらく一番多いでしょう。 それに紐づいた思い出もたくさんあります。このアルバムを聴いていた頃はこういうことをしていたと思い浮かぶくらい