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憧れが人生を変える~憧れの持つ魔力~
やあみんな、かずまだよ。
いまフィリピンはマニラの空港から、セブ島へと向かう機上でこれを書いているところ。
(取り掛かってから完成するまでに何週間かかったんだよ笑🤣✨ 今現在はカンボジアに向かう飛行機の中でこれを加筆修正している笑)
まったくの余談だけど、マニラで日本人の友達と落ち合い、さっきまでオカダマニラというカジノでギャンブルをしてきたところだよ。
彼は競馬が縁で知り合った1個年下の男で、フィリピンに来て2週間ほど経ったと言っていた。そしてこれからさらに1か月ほどマニラで生活するらしい。
彼もまたなかなかの自由人だね。
日本で知り合った友達とマニラのサンチャゴ要塞で待ち合わせるというのはなかなかに縁を感じる体験だった。
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* * * * *
ところで先日、競馬のアカウントで旅の写真やら競馬を観戦している動画やらをアップロードしていたところ、フォロワーさんから「かずまさんみたいに生きたい」というコメントをもらった。
俺は即座に「なれるよ」と返事した。
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じつはこういった言葉を、この3年間たくさんの方々から頂いている。
それは競馬でもスピリチュアルでも。
「かずまさんみたいになりたい」と何度も何度も言われてきた。
(こんな社会不適合的パーソナリティでいいのか?笑🤣✨)
そして俺はそのたびに「なれるよ」といつでも答えている。
が、それは決して安請け合いをしているのではない。
無責任に、根拠もなしに言っているわけではない。
それは、「憧れ」「なりたい」という感情の持つ魔力を十分に承知しているからである。
それを知っているからこそ、「なれる」といつでもだれにでも伝えているのだ。
ただ、ほとんどの人は「なぜそうなるのか」という原理がわからないことだろう。
そこで今回は「憧れ」の力について解説したいと思い、この記事を書くことにした。
なぜならば、俺も「憧れ」の力によって人生を変えた一人だからだ。
俺は元々引きこもりで、中卒かつ元ホームレスという日本の最底辺だった。
それがいまではタワマンの最上階に居を構え、年の半分以上を旅先で過ごし、行きたい場所はどこにでも行き、会いたい人には会うという自由な生活を送ることが出来ている。
それもこれもすべて、憧れから始まったといっても過言ではない。
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憧れることは自分を変えるきっかけになる。
いまからそんな話をしていこうと思う。
* * * * *
そもそも「人に憧れる」ということはどういうことだろうか?
言語化してみると、それは「その人を人生のモデルにする」ということだ。
”こんな風に生きてみたい、こんな人生は自分の理想だ!”
最初はそういう軽い気持ちでいい。
そのように「その人みたいに生きたい!」と思い描くことには、大きなメリットがある。
それは、いとも簡単に中長期的なビジョンを手に入れることが出来るということだ。
そもそも、ヒトは未来を描くことが大変に苦手な動物だ。
というか、動物はみなおしなべて未来を描くことが苦手なのだけど。
そもそも動物には「未来」という概念がないからね。
「未来」「予定」「計画」という概念は人間の中にだけある。
将来のビジョンを持つというのはヒトだけの超能力なのだ。
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しかし、未来を予想する能力はヒトによってまちまちである。
大方の人にとっては、それが社会のことであれ自分自身のことであれ、将来のビジョンを持つということは難しく、「未来のことなんてわからない」と匙を投げてしまうだろう。
それでも「現在の状況を客観的に見る」「状況を基に仮説を立てる」「仮説に従ってポジションを取る」ことが出来るヒトもいる。
そういった人々が、古代においても現代においてもカリスマ性を発揮し、リーダーとして推挙されるのは不思議な話ではない。
上述のように、「未来」「予定」「計画」はヒト特有のもの。
未来の展望を持つこと、それがヒトをヒトたらしめる。
未来のビジョンを持つということは、動物にとっては「超」能力である。
”私には皆目見当もつかないことに対して、答えを持っている”
そんなヒトにカリスマ性を感じ、心酔するのも無理はないだろう。
だからこそ古代ではシャーマンが権力を持ち、しばしば集落の王となった。
未来を指し示す人間にはそれだけカリスマ性があるということだ。
古代日本においても天皇というシャーマンが権力を持ち、周辺諸国を併合していった。
確固たるビジョンを持つということは、それだけ魅力的なのだ。
近代の日本でも「富国強兵」だとか「大東亜共栄圏」などのビジョンがヒトを動かした。
近年では「アベノミクスでトリクルダウン」というビジョンに沿って国富をバンバン流出させていき、日本の円の価値が急落していったのも記憶に新しいだろう。
またコロナ禍は、メディアが煽った恐怖のビジョンによって起こされた集団ヒステリーであった。
良くも悪くもビジョンには、それを持たない者を動かす力がある。
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そういった大きな流れに流されずに生きるには、ひとりひとりが自分なりのビジョンを持つしかない。まあこれは余談。
おさらいすると、古代においても現代においても、ヒトが最も欲しがるもの、それは「未来・ビジョン・展望」である。
これは100年後も1000年後も、サピエンスの遺伝子が変容しない限り通用するヒトの本質である。以上、余談。
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話を元に戻すと、ほとんどの人には未来を描くことは困難である。
とくに若い人には難しいだろう。
視野も狭いし経験も少ないからね。
俺もそうだった。今は自分なりの仮説を持って生きているが、10代や20代の頃にはそんなもの持ちようもなかった。
だからほとんどの人は「さあ自由に未来を描いて!」と言われても、皆目見当もつかないだろう。
徒手空拳で中長期的ビジョンを描くことなど、ほとんどの人間には無理難題に近い。
しかし、ここで登場するのが「憧れ」である。
前置きが長くてすまないが、憧れのパワーを説明するためにはどうしても必要だった笑🤣✨
ほぼ不可能に近い「ビジョンを持つ」行為だが、ここで裏ワザを紹介しよう。
なんと特定の誰かに憧れ、それをモデルケースにすることによって、いとも簡単にビジョンを持つことが可能になるのである。
「あの人のように生きる」がビジョンになるのだ。
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これは未来を描くのが苦手なサピエンスにとって、人生設計の非常に強力なツールになる。
それは俺にとってもそうだった。
あの頃の憧れが、俺の人生を形作った。
そして最底辺の境遇から、なりたい自分になれた。
人生はビジョンが作る。
ビジョンこそが選択や決断を作る。
ビジョンが「私らしさ」を規定し、それに相応しい人生を作る。
少し余談になるが、最近ある知人が600万円の借金をオンラインカジノで750万勝ってちゃらにした。
そしてその2時間後、彼は400万円の借金を新たに作っていた。
もし彼のビジョンが「ギャンブルで勝ち、自由に生きる」だったらどうなっていただろうか?
むろん150万円勝ち越したところでブレーキをかけられる。
しかし彼は「勝つこと」ではなく「賭け続けること」がビジョンになっており、そのせいで勝ち逃げすることが困難になっている。
ビジョンが行動を作るとはこういうことだ。
だからこそ「俺はいまどういう人生を作ろうとしているのだ?」と自分の無意識をちゃんと見据える必要がある。
それは難しく思えるかもしれないが、客観視・内観を極めることで可能になる。
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ということで、
①ビジョンが人生を作る、だからビジョンが重要
②そしてビジョンは他人をモデルにすると楽に手に入れられる
という話をした。
そのうえで。
ビジョンを作るにあたり、誰をモデルにするか?が非常に重要になってくる。
先に言っておくが、憧れに正解はない。
人生に正解はない。生き方に正解はない。
あくまでも自分がどう生きたいか、それだけだ。
俺は太宰治に憧れた。
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それで10代の頃は非常に病んだし、心中の真似ごともした。
女関係がめちゃくちゃで、離婚も二度している。
これはすべて最初のモデル太宰治に近しい行動・人生だろう。
影響をビンビンに受けた。
といって、後悔などまったくない。
俺は俺の人生を最高に愛している。
とっても満足している。
君はどう生きたいか。
まずそこを突き詰めることが重要だ。
そして、モデルを選ぶにあたって重要な心構えがある。
それは、勝手に自分を諦めるなということだ。
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そのあきらめを外すためにも、「もしすべてが可能だったら誰になりたい?」という問いをおすすめする。
可能だとか不可能だとか、まずそんなものは脇にどけて考えてみよう。
それが君の本当の望みなのだから。
本当の望みに蓋をしたまま人生設計をしてもピンと来ない人生にしかならない。
俺は不遜にも14歳の頃にドストエフスキーになりたかった。
しかし、なれなかった。
でもそれでいいんだ。
まず望むこと。
それが大事なんだ。
そして憧れの人が次々変わってもまったく構わない。
人生ってそんなもんだから。
ビジョンがあれば、走り出すことが出来る。
いまとはまったく違う景色を見ることができる。
その先で新しいものに触れて、新しい憧れを得ることができる。
そうやって人間は変わっていく。
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だから、まずはすべての条件を脇に置いて憧れを持とう。
「無条件に!」と繰り返し自分に伝えてみてほしい。
なぜここまでそれを伝えるかというと、ほとんどの人は「どうせ自分には無理」と憧れることすらしないからだ。
モデルになり得る人間がいたとしても、「あの人は特別だから」とまるで自分とは地続きでない人間のように捉えてしまい、「自分にもできる」という臨場感を失わせる。
本当は誰もが血肉を持ち、感情を持ち、怒りも悲しみも失望も挫折もする生き物で、どいつもこいつも本質的には大差ない人間なのだが、あまりにリアリティを持てないと、そういった面を霞ませてしまう。
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本筋からやや逸れるが、「あいつもただの人間」「ほかの人間に出来ることは大体俺にもできる」くらいに高を括ることが重要である。
他人を一個のホモサピエンスとして真正面から見るということが重要だ。
概して、憧れはヒトを偶像に変えてしまう。
理想化してしまうということだ。
弱い面も汚い面も見えなくなってしまうか、美化してしまう。
俺はライブ配信等でいつも口を酸っぱくして「ダメ人間」「女癖が悪い」「最低な奴」「別にやさしくない」「普通に短気だよ」と言い続けているが、やはりそれでも理想化されてしまう。
勝手に理想化され、勝手に期待を高められ、勝手にハードルを上げられ、勝手に失望され、勝手に怒りを持たれる笑🤣✨
まあでもそれが人間なんだけどね。これは余談。
「あの人は特別だから」と思ったときには、その人だってただの人間なのだ、と捉え直す癖を付けよう。
キリストだって釈迦だってただの人間だ。
天皇もイギリス女王もただのホモサピエンスに過ぎない。
俺の尊敬するあの人も、君の尊敬するあの人も、メディアを賑わすあの人も、歴史に残るあの人も、みんなみんなただのサピエンスだ。
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その根拠を少し紹介したい。
約74000年前、スマトラ島にあるトバ火山で地球規模の超大噴火が起きた。
それは過去200万年間で最も大きな噴火で、粉塵が空を覆い、地表の気温はめちゃめちゃ下がった。
人類はそこで絶滅の危機に瀕し、2000人程度にまで人口が縮小したと言われている。
もう一度書く。2000人である。
少子化社会日本も真っ青の人数である。
そこでたった2000人にまで凝縮されたおかげでサピエンスのDNAは均質化され、どの人間も大差がなくなった。
例を挙げてみよう。
犬には体重2kg程度の小型犬もいれば、平均85㎏にもなる超大型の犬種もいる。
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でも人間はそうじゃない。
50cmの人間はいないし、5mの人間もいない。
それはDNAが大差ないからだ。
だから、何かを特別だと思ってしまったら思い返そう。
「人類はみんな兄弟、だいたいおんなじDNAだ」と。
* * * * *
話を元に戻すと、「憧れとは、ヒトが苦手な(そして動物には不可能な)未来を描くという行為をラクにするもの」ということだ。
これを使わない手はない。
いつも言うように、「未来を決める」ことで「現在が変わる」。
だからなりたい自分、生きたい人生を決めることで、いつからでも変わることが出来る。
モデルとなる人物を設定することで、ビジョンの詳細が容易に詰められるようになる。
だからこそ、憧れがヒトを変えるエンジンとなる。
また、そもそもヒトという生き物は他者を模倣する生き物である、という認識も必要だ。
古今東西のあらゆる文化は模倣から成り立っている。
人間の関わるもののすべては模倣から生まれている。
それを知らずして、模倣を嫌い、ありもしないオリジナリティを追求しようという姿勢は、愚の極みである。
そもそも、同じことをやっているのににじみ出てしまうのがオリジナリティであって、最初からそれを求める必要はない。
![](https://assets.st-note.com/img/1702316094051-CEsPsIbLGV.jpg?width=1200)
逆に、完全な模倣はやろうと思ったって出来ないだろう。
個人個人で人格や個性、適性や能力が違うのだから。
時代も違うわけだしね。
だからこそ、本質を見抜いて、真似できる部分は真似し、出来ない部分はアレンジするということが必要になる。
そのときに必要になるのが「言語化」ということだ。
「本質を見抜く」ということはつまり、自分の中で言語化して落とし込むということ。
そしてそのように抽象化したエッセンスがあるからこそ、アレンジができる。
では、実際に俺は誰をどのように「憧れた」のか、実例を書いていこうと思う。
と思ったが、あまりにも長くなってしまったので、今日はここまで。
続きはまた今度。
今週も読んでくれてありがとう。
何かのヒントになっていれば幸い。
これからアンコールワットを楽しんでくる!!
それじゃ、またね😊✨
▼公式ライン
https://lin.ee/1RtsoYM
*公式ラインは3週間くらい前に「マリ○ァナ」の体験記を書いたら規約違反で凍結されちゃった笑🤣✨
作り直したから、ぜひ登録してね✨
記事の感想を送ると、俺が直接返事するよ✨
![](https://assets.st-note.com/img/1702313637484-U5vKH9xhLE.png)
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