ついに冷房解禁!!!

朝礼で部長から発表されて部署内はプチ歓声。
さすがに30度越えの晴れの日は冷房なしでは危険と判断したらしい。
賢明だ。今年一番の賢明な判断。

快適に仕事が進んでみんなも心なしか活き活きとしていた気がする。
コミュニケーションもスムーズだった。こっそりスキップしている人もいた。かわいかった。
やはり社員が働きやすい環境を整えることが組織として一番大事だということがわかる。

というわけで今夜は祝賀会!
今日は、はっちー先輩、三田さん(同期)、前原さん(同期)、さちこ(後輩)、私の5人。

一杯目はみんなとりあえず生。
注文が早くて助かるーー。
このメンバーは、気遣いのレベルがそこそこ一致していて、居心地がいい。

食事に舌鼓を打ちつつ会話を楽しんでいると、隣のテーブルから「一人○○ってどこまでできる?」って声が聞こえてきた。
なんとなしに聞いていると、先輩と思われる男性が、一人焼肉が平気なことを熱弁しているようだった。
家族連れ、友達連れがひしめく店内で、テーブル席を一人で陣取って好きなだけ肉を焼くのがたまらない、その状況で食べる肉がうますぎる、ということをとても誇らしげに話していた。
ていうかイキっていた。
かなりイキっていた。

いや、ほんと、別に、楽しみ方は人それぞれだし、人の勝手なんだけど、周りを気にせず一人焼肉できちゃう俺、感が強すぎて共感性羞恥がひどかった。いやほんと、私が勝手に無理なだけだから気にしないで、と内心でフォローは入れといたけど。

もう聞かないようにしよう、と思ってうちのテーブルに意識を戻すと、みんなも同じことを感じたのか、ゆで卵を食べたら殻が残ってた時みたいな表情をしていた。
こういう感覚が似ているところも、居心地がいい。

注文の品が届いたときも、
「あーーーーっす!どもっす!あーーーい、あーーーい、あーーーーーっす!」
とイタ体育会系の相槌で受け取っていた。
だいぶイキっていた。ちょっと結構ギブアップ。

いや、不愛想に受け取るよりは全然いいと思うんだけど。いやほんと、私が無理なだけだから(以下略

ただ一番驚いたのは、後輩と思しき女の子。
彼女は、イキりを間近で直接浴びているにも関わらず、適度に笑い、適度に相槌を打って、飄々としていた。あまりに接待スキルが高すぎて内心のけぞった。

帰りの電車ではこの話題が主役。
私たちは、自分たちも仲間内で気が緩むとイキってしまうはずだから、彼の姿を教訓にして、自戒していくことを誓った。
同時に、相手の女の子の勇姿を参考に、接待スキルを高めて社会を巧みに生き抜いていくことも決意した。


明日からはワンアップした私たちよ☆

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?