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僕が夫になる日まで⑤

おはようございます。

梅雨明けした連休いかがお過ごしでしょうか。

前話でついにプロポーズ成功!→僕が夫になる日まで④

慌ただしい2020年が始まります。


婚約はしたけどこれからどうする?

結婚するってことは所謂「婚約中」ということになるのか・・・。
Facebookのプロフィール更新しなくちゃ!(やってない)


真面目に結婚と言えば結婚式だ。
彼女はゼクシィをプロポーズ翌日に買ってくる(前話参照)くらいだし女性だし当然憧れはあるだろう。
僕は特別やりたい!というのはないが(多くの男性がそうだろう)ウェディングドレスは着させてあげたいという気持ちは強かった。


結婚式といえばお金がかかるものだ。
第2・3話で触れていたが、仕事で悩んで燻っている時期がずっとあって、自分で自分を認められないでいたが、彼女との将来のために意識を変えることができて、自分で納得できる職場に入れた。お金も多少は貯まった。


20代半ば辺りであれば両親の援助を受けられたり、結婚式自体をやらなかったり、あるいは数年後になんてことも考えただろう。
しかし僕は35歳。どこからどう見ても大人だ。
見栄かプライドかは分からないが、いい歳して結婚式を挙げられないってのも嫌だし、両親からの援助もなるべく受けたくなかった。(個人の考えです)

ここでウェディングドレスを着させてあげることができれば、自分の中でさらに自分自身認めてあげることができると思っていた。
彼女と話し合い、結婚式は自分たちでできる範囲の規模で挙げることにしようとなった。

両親への挨拶

真っ先にしなければいけないのが、お互いの両親への報告だ。
一般的には女性側へ先に挨拶に行くのが慣習となっているようだ。

彼女は毎年正月に都内の親戚と食事するようなので、そこで話だけしてもらって後日改めてお宅へ伺おうと話していた。バッチリだ。
その日は僕は友人と麻雀に勤しんでいた。


すると彼女から一本の電話が。なんか嫌な予感(汗)


「両親が今からご飯でもどうかって言ってるんだけど・・・(※この時点で夕方)」


前日に「当日急遽呼び出すかも・・・そういう両親なので・・・」なんて冗談言っていたけど、一級フラグ建築士ですか?


友人に事情を話して切り上げさせてもらい、またしても銀座へ。
全く想定してなかったから、普通にダウンとか着ているし。
(まあ急遽呼び出したはあちらだし、そこは気にしなくて良いだろう)


御両親と久しぶりの対面。
あれ、なんか普通に飲みいこうとしてる・・・?と思っているとビアホールに到着。


「彼女は結婚の話をしているだろうし、今結婚の申し出をした方がいいのか・・・?いやでもこんなフランクな場だし・・・」などと考えていると彼女のお父さんが乾杯のタイミングで「じゃあそういうことで・・・」

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うっかりNARUTOになってしまった。


さすがにそのまま飲める訳がないので、「すみません、その前に大事なお話をさせてください」と場を制して、「〇〇さん(彼女)と結婚させてください」と申し出てお許しをもらい、無事にビールにありつけました。
※後日改めてお宅にお邪魔させて頂き、仕事の話や家族の話、結婚式の話など話したと思います。

その2週間後に僕の実家へ行き、両親へ結婚の報告をしました。
両親が大変喜んでくれて、特に母が彼女をとても気に入ってくれていて褒めちぎるので、ちょっとくすぐったいけど良かった。

入籍日はいつにする?

お互いの両親に認めてもらえた。
言ってしまえば明日にも入籍できる状態だ。(しないけど)
彼女と入籍日の相談をした。

周囲の友人知人は「先に入籍だけして後から結婚式を挙げる」というのが多かった。
その方がすぐに夫婦になれるから僕はそれでいいと思ったが、彼女には「入籍してから1年後とかに挙式って(私の中で)何か違う」と言われ、ふむなるほど。

お互いの誕生日を除けば、出会った日か付き合い始めた日がいいんじゃないかということになった。
交際記念日の方が近かったのと、挙式と入籍日は間を空けたくないという彼女の意向もあり、2021年の交際記念日に入籍しようとなりました。

結婚式場を求めて

結婚式場探し。人生でやる機会があるなんて。
彼女はInstagramでめちゃくちゃ情報収集してくれて、「こういう式場があるよ」と色々提案してくれる。
とは言え、結婚式を挙げることに異論はないけど「こういう式が挙げたい!」なんて今の時点である訳もなく、ゼクシィをパラパラと眺める。
ヴァージンロードが青い絨毯って良いなあ、とか海が見える式場ってのも横浜っぽくて魅力あるなあなんて考えていた。

結局、見てみないと何も分からないので式場見学の予約をポチポチと入れる。
式場見学デート、結婚ぽいな。
最初に見学の予約を入れた式場が、大正浪漫をテーマにした会場で渋いなあと思った。
値段も最初の見積の段階では許容範囲内だし(この値段で収まらないのは知っている)、昔ながらの雰囲気で派手過ぎなくて親族も納得してくれそうだし、彼女が良ければいいかなと思ったらOKらしい。
交際記念日の空き状況を確認すると、ちょうど日曜日でしかも大安!空いてる!じゃあお願いします!
見学1か所目で決めて仮予約金も当日支払っちゃった(笑)
式場見学ってもっと悩むイメージだったけど、意外にもトントン拍子に進んだ。
※見学予定の式場も一応行ったが、すでに決めているのでプランナーさんの攻撃(口撃)を回避するのが大変だった(汗)

連弾、したいな。

上記の式場を見学後に、昼ごはんを食べている時のことだ。
プランナーさんに説明を受けている際にピアノがあった。

彼女は学生時代にオーケストラをやっていて、ピアノも上手だった。
弾いている所を見る機会があったが、彼女と出会った頃から思っていた姿勢の良さや気品のある部分のルーツを感じられてとても良く思っていた。

彼女の家族も音楽一家で、ピアノがある時点で彼女は弾きたいだろうなと思っていた。
そこへきて彼女から「余興の時に連弾したい」と言われた。
ピアノなんて弾いたこともなくて、猫ふんじゃったももちろん弾けないし、小学校のピアニカですら苦手だった。
でもそれよりも、結婚式という晴れ舞台で2人でやりたいと言ってくれたことが猛烈に嬉しかった。
感動してファミレスで号泣してしまった。
人生で一度の事だし、ここで応えなきゃ男じゃないだろうと思い、「やろう」とハンカチで拭いながら答えた。
2020年1月末のお話。

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