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テレビドラマ「相棒22」考察 いつもの右京さんと亀山君が戻ってきた!

皆さんどうも、感動屋HSPのひでっちです🐧✨

ご訪問いただき、ありがとうございます!


さっそくですが、今回は私が大好きなテレビドラマ「相棒」について、書いていきたいと思います。


今回の記事の内容はこちらです↓

  1. 「相棒21」で戻ってきた亀山君の扱いの難しさ

  2. 亀山君と右京さんの成長や変化を、初期の頃と違和感なく描けるか?

  3. 私が求めている「相棒」とは?


それではどうぞ!


1.戻ってきた亀山君の扱いの難しさについて

2022年に放送された「相棒21」から、初代相棒である亀山君が戻ってきました!反町隆史さん演じる、冠城君の卒業が発表されてから、次の相棒は誰か…と思っていたところ…。まさかの「亀山君復活!!」で、多くの方が喜んだことでしょう。

もちろん、私もその1人でした。3年程前に、今までの「相棒」を全て視聴し、歴は短いながらも「相棒ファン」になっていたからです。

そんな私も含め、多くの期待を背負っての「相棒21」だったわけですが、いざ始まってみると…あれ?と思う点が多々ありました。その中で、1番気になったこと。それが最初のテーマである「亀山君の扱いの難しさ」です。

なんというか、「相棒21」を通して、亀山君がうまく「相棒」の世界観に馴染んでいない。初期のような「相棒」に戻れていないような気がしました…。

私なりに考えられる理由はあって、亀山君復活は急なことだったから(人選が難航した)とか、新しい登場キャラが増えたから(鑑識さんの変更や、捜査一課のメンバー追加)とか、新しい脚本の方(シーズン7までは担当していなかった)が、右京さんと亀山君の「空気感」をうまく把握し表現出来なかったのでは?など。

推測出来ることはたくさんありますが…。結果として、亀山君が相棒を努めていたシーズン7までの「あの面白さと絶妙さ」はなかったなと感じたわけです。

そんなこんなで、制作サイドからしても「戻ってきた亀山君の扱い(話でどのように表現するか、特命係に再び馴染ませるか)が、かなり難しかったのでは?」と、「相棒21」を観ていて思いました。

私たちの中に、当たり前のように定着していた、杉下右京と亀山薫の「相棒」それが、かなり絶妙なバランスで表現されているものであり、思った以上に強くみんなの心に刻み込まれている。

それってめちゃくちゃスゴイことなのですが、その分「これこそが相棒だ!!」「これは相棒じゃない!何かが違う…」というように強く反応してしまう…。そんな大きな作品なのだと、私自身も気付かされました。

以上が、私が推測し感じたことです。そして以下の3点が、私が感じた「亀山君の扱いの難しさ」になります↓

①右京さん、そして日本から離れ、サルウィンで数年過ごした亀山君がどう変化しているのか?

②その変化がどれぐらいで、どのように話の中で表現するのか?

③その変化によって、右京さんとの力関係。事件解決への貢献度も変わるのか?


その流れで2.に続きます↓


2.成長や変化を違和感なく描けるか

亀山君は、シーズン7の途中で、「サルウィン」という発展途上の国に旅立って行きました。理由は、「サルウィン」に実際に住んで、現地の子どもたちが安心して生活し勉強出来る環境を作ること。それと、「正義」とは何かを子どもたちに教えるとのことでした。

亀山君に関わらず、異国の地で数年間。現地の人と暮らすことによる精神的な変化。これは計り知れないはずです。しかも「サルウィン」は、発展途上ということで、多少ののどかさはあれど、生活するための水の確保や、子どもたちとどのように接するかなど…。

日本とは違う緊迫感もあるはずで、精神的に別人のようになっていてもおかしくない。それを話の中でどう表現するのか。亀山君が、以前とは少し違う「有能な相棒」になっているのか。(亀山君が役に立たないというわけではなく、少し抜けていて、よく分からないところで役立つこともあるという意味です)

こういった想像から広がる「期待感」が、私の中にありました。そして「相棒21」では、その期待感に応えてくれる描写があまりなかった(私としては読み取れなかった)という意味で、あれ?何かあんまりかも…と思ったわけです。

余談になりますが、ここで「相棒」という作品の大事な要素にも触れておきます。それは、今実際に話題になっていることを、話の中に入れ込むという点です。例を挙げると、裁判員制度やVRなど。

この社会背景を取り入れることと、時代の変化(亀山君がいた頃からもだいぶ変化がある)も描きつつ、亀山君の成長や変化も話で表現する。よく考えると、中々に難しいことのように思えます。そういった意味でも「相棒21」は、どっちつかずになってしまい、面白みに欠けてしまったのではないか。

ずっと相棒を観続けている方と、ちゃんと話したことがないので、あくまで私の見解なのですが。亀山君が戻ってくる!!という、期待感を超えたシーズンではなかったと私は思っています。


3.私が求めている「相棒」とは?

そんなこんなで、私の期待を超えてこなかった「相棒21」しかし、この記事を書いた理由は、「相棒22」の3話と4話がかなり面白かったからなのです。

何故面白いと感じたのか。それは、私が求めていた右京さんと亀山君の「相棒」が確かに感じられたからです。そのポイントがこちらになります↓

☆右京さんのひょうきんさと、それに付き合う亀山君。

☆右京さんの超人的な能力(ちょっとした音の違いに気付く、少しの変化も見逃さない観察力など)
☆亀山君の何気ない一言が、事件解決に繋がる
☆亀山君の優しさ。優し過ぎて、言葉に詰まる所
☆捜査一課の面々などを、うまいこと協力させてしまう、亀山君の人柄(今までの歴代相棒は、仕方なく周りに協力させる。その状況に追い込む形が多かった。しかし亀山君は、なぜだか協力させてしまう人柄がある)


例として挙げると、こんなところでしょうか。やっぱり右京さんには超人的な存在で、「正義の具現化」であってほしいし、亀山君には、ちょっと勘の悪い(たまに良いこと言う)ところがありつつも、お人好しで優し過ぎるぐらいに優しくあってほしい。それが、右京さんと亀山君の「相棒」の土台となる部分だと、改めて感じました。

その土台がある中で、若干右京さんが丸くなったのを描いたり(今の右京さんなら、神戸君とあんなに直接的に対立しないはず…)、亀山君の人としての頼り甲斐が増した部分を描いたり。そういった絶妙なバランスが、「相棒22」の3話(陣川君が、かなり大人になった!)や4話に感じられ、とても面白かったです。

この「いつもの右京さんと亀山君」の感じに戻ったなら、「相棒22」は期待出来るなと思っています。相棒ファンの皆さんは、一緒に見守りましょう!


終わりに

お疲れ様です🐧✨ここまでお読みいただき、ありがとうございます!
私なりの相棒の考察を書いてみましたが、いかがだったでしょうか?

もしもまだ、「相棒」をちゃんと観たことがない方へ。テレビ朝日の公式アプリ「TELASA」にて、劇場版も含めた今までの「相棒」全てが観れます↓

月額700円かかりますが、トライアル期間(無料で2週間観れる)があります。劇場版2とシーズン10の「ピエロ」がかなり面白いので、オススメです。よろしければどうぞ!!


それと最後に…。今回の内容は、スタエフ(音声配信)でもお話しさせていただいています↓

今回のnoteと合わせて、聴いていただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。


それではまたの機会に🌟
ひでっちでした!


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