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【訳詞】A Step You Can’t Take Back - Keira Knightley

この曲は、映画「はじまりのうた」(原題:Begin Again)の挿入歌で、シンガーソングライター役のキーラ・ナイトレイが街中のバーで生演奏をする時に歌う曲です。
主人公の男(演:マーク・ラファロ)は落ちぶれた音楽プロデューサーで、職もプライドも失った、文字通りボロボロの状態でこの歌を聞きます。

この歌を訳すときに考えるのは「この歌は自殺の歌なのか?」です。
普通に電車が向かってきて線路に飛び込もうとしているので、自殺数秒前の歌のように思えますが、[Verse2]から楽器が増え、曲の温かみが増していきます。
(実際に作中でも、主人公が音楽へのモチベーションを動かされ始めるのです)

より近いのは「本当に死ぬつもり?そんな覚悟は本当にあるの?」と暖かく諭すようなメッセージでしょうか。
ニューヨークの雰囲気も含めてとても良いシーンなので、ぜひ映画も見てみてね。

[Verse 1]
So you find yourself at the subway
そしてあなたは地下鉄にいると気付く
With your world in a bag by your side
あなたの世界全てを横のカバンにしまって
And all at once it seemed like a good way
突然、これが一番いい方法だと思い始める
You realize it's the end of the line
ここが最期の一線だと気付くの
For what it's worth
こんなことを言っても何にもならないのにね

[Chorus]
Here comes the train upon the track
ほら、電車が線路に沿ってやって来るわ
And there goes the pain it cuts to black
痛みを感じ始めて、視界が真っ暗になるの
Are you ready for the last act?
最後のひと踏みをする準備はできた?
To take a step you can't take back
後戻りのできないその一歩を

[Verse 2]
Taken all the punches you could take
もう打たれる限界まで殴られた
Took 'em all right on the chin
全部のパンチを急所で受け止めたの
Now the camel's back is breaking again, again
ラクダのように丈夫な背中がまた壊れ始めてる、何度も何度も
For what it's worth
こんなことを言っても何にもならないのにね

[Chorus]
Here comes the train upon the track
ほら、電車が線路に沿ってやって来るわ
And there goes the pain it cuts to black
痛みを感じ始めて、視界が真っ暗になるの
Are you ready for the last act?
最後のひと踏みをする準備はできた?
To take a step you can't take back
後戻りのできないその一歩を

[Bridge]
Did she love you?
彼女は愛してくれた?
Did she take you down?
それともあなたをやり込めた?
Was she on her knees when she kissed your crown?
彼女はあなたの冠にキスをする時ひざまづいていた?
Tell me what you found
何を見つけたのか教えてよ

Here comes the rain, so hold your hat
雨が降り始める、だから帽子を強く被って
And don’t pray to God, cause He won’t talk back
それとお祈りなんかダメよ、神様は答えてなんかくれないわ
Are you ready for the last act?
最後のひと踏みをする準備はできた?
To take a step you can’t take back
後戻りのできない一歩を
Back, back, back
後戻りなんか
You can’t take back
後戻りなんかできない
Back, back, back
後戻りなんか

[Outro]
So you find yourself at the subway
そしてあなたは地下鉄にいるのに気付く
With your world in a bag by your side
あなたの世界全てを横のカバンにしまって

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