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メトロノームとの付き合い方

メトロノームってなんだか好きな言葉です。

口に出して発音したくなる言葉。。。他だと本格的杏仁豆腐とか、伊達政宗とか、ミシェル・ンデゲオチェロとか。。。

傾向がよくわかんないけど、まぁなにしろメトロノームって名前も、そしてその存在も好きです。

いや、たくさんは持ってないです、持ってないけど集めたくなる。。。世界中のいろんなのが意外とありそう。。。いや、集めないです。。。もうこれ以上金のかかりそうな趣味はちょっと。。。あぶね〜。

ショッピングモールとかにたまにある楽器屋さんとか入ると、ついメトロノームを探す自分がいたりします。。。

そういえば最初に買ったのはデジタルでカード型の、音がなんていうか。。。良くないやつでした。

電子音のままっていうか、それも良い感じの電子音なら良いんだけど、生のままっていうか。。。なんか書いてたらもう今は手元にない機械なので確認のしようがないけど、以外とサンプルしたらいい感じの音なのかなって思い出したけど。。。とにかく当時の私は、あのメトロノームの音が嫌いで、楽しく練習できなかったのを覚えています。

あと、これから練習に使うものを購入しようって時には、アナログのネジ巻いてコツコツなメトロノームも可愛いけど、是非デジタルメトロノームを選んでほしいです。

テンポの設定がアキュレイトだし、なにより三連符が出せるのが良いですね。

ドラマーが良く持ってる多機能な、なんだかメモリー機能とか、ものごっつい連符が出せるものじゃなくてもいいけど(魅力的ですけどね。。。)、三連符は感じたいんです。

そして音を必ず確認してから購入してくださいね。

今回はメトロノームの鳴らし方、どう鳴らして何を練習するかという事を紹介したいと思います。

リズムって天性のもの、良いとか悪いとかって最初から決まってるものって意見が思ったより蔓延してる気がします。

でも例えば競輪選手になるにはめちゃめちゃ自転車乗るのがうまくって、かつ好きで努力もできてって人でなければ、そもそも目指す気にもならないだろうけど、自転車に乗って近所の目的地に行くことは多くの人ができますよね。

ゆっくりしたテンポでメトロノームに合わせて発音することも、大抵の人ができると思うんです。。。いやもしこれが厳しいっていうなら確かに苦労はするかもしれません。

でも調べたわけじゃないけど、人数的には自転車に乗れない人の割合と同じくらいじゃないかなと思ってます。

てことは練習さえすれば大抵の人は結構なとこまではいけるって思います。

なにが言いたいかって、リズムは良いとか悪いとかってものじゃなくって、練習して身につけるものだってことです。

良い悪いは多分もっとその向こうにあるものですね。

というわけで、なんでもいいのですが八分音符が連続で来るメロディー。。。とりあえずシーケンスパターンでいきます。

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お、やってみたら意外と運指に悩むパターン。。。良いのができました。

パターンストラクチャーはドレミを四音下降しながらワンステップずつ上がっていくということで、見なくても弾けるようにしてしまいましょう。

最初のメトロノームは、まずは四分音符で鳴らして表拍にあわせてみましょう。

これで確実にあっていることが確認できたら、裏拍に鳴らしましょう。

つまりドシラドという八分音符だったら、最初のドと三つ目のラがメトロノームと一致するのが表拍、二つ目のシと最後のドにメトロノームが一致するのが裏拍に鳴らすということになります。

要するにメトロノームは何も変化してないのですが、自分がどこで弾くかで調節するということです。

テンポは最初は80くらいでいいでしょうか。。。速ければ混乱しないであわせられるテンポまで落として、自分の確実なテンポを割り出しておきましょう。

さて次はシャッフルで弾いてみましょう。

これも表拍、裏拍両方合うように練習してみてください。

この時の裏拍はシャッフルの裏拍にメトロノームが一致するようにしてくださいね。

ではメトロノームを同じテンポの三連符が出るように、また三蓮符の最初の音にアクセントがでるようにして、シャッフルで合わせて弾いてみましょう(下図の①)。

今度はシャッフルの裏拍が、三蓮符のメトロノームの三つ目に合うように(下図の②)、そしてこれが確実に感じられるようになったらシャッフルの間にメトロノームのアクセントが来るように(下図の③)練習してみてください。

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それぞれの一番上段がメトロノームです。

ゆっくりなテンポで良いので、混乱せず確実に感じられるように練習しましょう。

ではここからです。。。

譜例自体を半拍前にずらして、メトロノームのアクセントは三蓮符の三つ目に来るように感じましょう。

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最初のドはメトロノームのアクセントに合わてスタート、譜例はストレートで書いていますが、とりあえずシャッフルで合わせてメトロノームのアクセントとパターンの裏拍が一致していることを感じられるまでしっかり練習しましょう。

できるようになったら、このアクセントの裏拍のポイントはそのままに、ストレートで弾けるように練習してください。

三連符と自分の弾いている音符がなんというか、立体的に聞こえる感じになりますか。

裏拍は三蓮符の三つ目に、表拍は三連符で言えば一つ目と二つ目の音の間に入っているような感じだと思います。

そしてフレーズ的には裏から表に流れて来る感じ。。。

バップのスイングってこんな感じになってると思うんですが。。。どうでしょうか。

これやってると、ジャズやヒップホップの音源の聞こえ方が、全く違うものに変わって来ると思います。

メトロノームでリズムの練習をし始めたばかりという事だと、この記事の途中のどこかで見失うかもしれません。

混乱してひっかかったら、先に進まず必ずそこで留まって、混乱した部分がクリアにはっきり感じられるようになるまで取り組んでから次に進んでほしいです。

あと最後に譜例ですが、今回はドシラド〜のパターンでやりましたが、裏から表に流れることを感じるだけならドシラソ〜の方が良かったかもしれません。。。

単調なパターンに飽きたら、是非パーカーなんかのバップのメロディーで試してみてくださいね。

がんばりましょう!

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