”婚活嫌い”が婚活してみたら　14（婚活の試着室）

つづきです。（前回のはこちら↓）

目下の命題は、お見合いに着ていく服をどうするのか？

・・・つまり自分の好きな服と着たいという気持ちと、「モテ」との折り合いをどこでどうつけるのか？という超難題がわたしに突き付けられておりました。

結論を出せないままセレクトショップ（タイミングよくセール中）へ向かったわたし。

とりま「派手すぎないスカート」を探そうと決めて店内をひたすらウロウロ。基本的にファッションが好きなので、消極的な目的だとしてもお買い物は楽しいものです。だんだんテンションがあがってきて、途中でジーンズやバッグにも目移りしながら、これかわいい！と見つけたのがMUVEILのスカート。

ベージュのチノ素材でビーズで刺繍されたテントウ虫がたくさんついてる超かわいいスカートです。

試着するときに自分のテンションあがる服がわたしにとっては「いい服」。これは世界のKONMARIが提言する「ときめき」に匹敵する最強の判断基準ですよ。

あーかわいい、かわいいな。これ、かわいいな～～～　既に持っている同じくMUVEILのトップス（背中にデッカイ紫陽花とカタツムリとトンボのビーズ刺繍が入っているもの）と合わせたらさ、もう、超かわいいな～・・・

そこで盛り上がるとまあまあ買っちゃいがちな私なのですが、ふと試着室の中に目をやると、保険で選んでおいた（というか、お店の人に選んでもらった）トゥルントゥルンの光沢素材の花柄スカートが「あの、わたし、、ここにいるよ、、、待ってるよ、、」と……

そうだったーーーーー！！！！！！！

今日は婚活用のスカートを買いに来たのではなかったのか私よ！！！！

テントウ虫じゃねーーだろーーーよーーーーーーーーーーーー！！！！

これ、本当にテントウ虫くっつけて来たと思われそうじゃんよーーーーー！！！（わりとリアルに見えるテントウ虫なのです／そこがかわいいんだが）

というわけで、試着室の端っこで居心地悪そうにしていた花柄スカートをおずおずと試着すると……

す、、すっごいふんわかしてるーーーーーーー！！！

チノと比べてなんという頼りなさ！！！はいてるのかわかんなくなるような空気のような軽さ！！！！

YESわかってる。こっちのふわふわのほうが婚活における正解なんですよね。当然、当然ね、そういう価値観ばかりじゃないけれど、それは知ってるけど、でもやっぱり、少なくともこの国の多くの男性から求められる、あるいはときに女性からも求められる望ましい女性像というのは、この花柄ふんわりのか弱いスカートの象徴するものなんですよね。はああああああ

お店のお姉さんは「これもかわいいですよね」と言ってくれたけれど、

と同時に

「わたしはテントウ虫のスカートのほうがお客様らしいかなって思います」だって…

うん、そうだよね。わたしもそれ、知ってるよ。

知ってる。

しかし、、、

これほどまでに試着室で時間をかけたことは今までにあったのだろうかいやないっていうくらい悩み…（だいたい私の場合はテンションあがるかどうかで決めるので、買うときは早いのです）

買ったのです。花柄ふんわりちゃんを。

婚活モードじゃなかったら絶対買わなかった服。

色は白とかパステルピンクとかはもうどうしても無理だったので、ブルーグレーを基調とし、花柄も大振りめのもので少女っぽくなりすぎないようなものを。そこが私の精一杯の妥協ラインだった。

でもまあ着てみたら、ウエストゴムでラクチンだし、

軽くてまあまあ涼しいし、セールだったし、まあ正解だよね。って感じです。

（別にね、テントウ虫を買ってもいいんです。お金に余裕があれば。婚活じゃないシーンで楽しめばいいのだし。でも、セールとはいえ3万円くらいしたの……）

このふんわりちゃんに合うトップスも当然ほぼもっていないので、帰宅してから安心と信頼のユニのクロ様でポチポチやって、無難な白のトップスを２着ほど購入。ユニクロさんはアイロンかけなくてもピシっとなる素材のものが充実してるのもいいね！！

アメブロとかの諸先輩方による婚活ブログみてるとユニクロ活用者大半なのも頷ける。スカートもいっそ、ユニクロにすればよかったかな‥‥

しかし、この後、実際にお見合いを始めると、２日連続することも多く、スカート１着では回らないことが判明。

そこで追って、ワンピースも購入しました。

前回の経験から自分の「妥協ライン」は把握済なので今度はサクっと買えた。リバティのひざ下丈ワンピースです。これは我ながら良いチョイスだと思っている。

リバティの遊び心も効かせつつも、繊細で上品なテキスタイルデザインが、「モテ」に媚びすぎず、ちょうどいい感じに、同性異性問わず、好感度をあげる的な役目を果たしてくれているかと……。そして何よりわたしの「柄モノ着たい欲」を満たしてくれる！！リバティは前からずっと好きだし、この手があったね！見つけたよ！って感じです。

とまあ、婚活ファッション問題は、ひとまず着地はしましたね（ホッ

つぎは実際のお見合いについて書いていこうかなと思いますよ。