”婚活嫌い”が婚活してみたら 7 (婚活と移住)

「比較」され、その「勝負」に勝つことでしか自分の価値を認められなくなった代償はなかなかのもので、

もちろんそれだけが原因ではなかったと思うけれど(そういうとき医者はだいたい全部まとめて”ストレス”といいますね)

わたしは心と体が壊れてしまいました。


その時はなんでそうなったのかも、わかるようでわからなくて、だからこそ出口が見えずにもがきまくっていたなあ……。

自己肯定感はどん底。 

だれかがいくら熱心に私を肯定してくれても、そんなのうそだ、自分には価値がない、こんな自分は嫌だ、変わりたい、でも変われない、変われないなら消えてしまいたい……そんな風にしか思えなかった。

今思えば、本当に視野が狭くなって、自分で自分を追い詰めるヤバイスパイラルにどハマリしちゃってたわけなんですが

当の本人はもうこれは必死も必死で、たまたま生きているという感じだったのです。

そんなだったので、もちろん仕事にも支障をきたし、職場からはしばらく休めと言われたので、「お暇」いただいたときがあって、その時ですよ。

病気のくせに(苦笑)日本全国あちこち、旅をしたんです。


おなか痛くて電車逃したりしながらw 

その後、職場復帰してからも月に1回のペースで国内旅行。その時だけは体調がマシになったりするので、いつの間にか欠かせなくなって。それも観光旅行じゃなくて、各地方に住む友人を訪ねて、その友人の仕事を手伝ったりしながら。

そんな風に過ごしていたら、

「あ、わたし、この街でも住めるな」「ここに住んだらどんな気持ちになるかな」 と持ち前の想像(妄想)力が膨らみ、、、

それを想像することは当時の私にとっては唯一の「救い」だったのです。

きっと自分は変わらない、けれど、今のこの出口の見えないトンネルから抜け出すには、もうどうすりゃいいのかわからんけど、

とにかく直感的に、生活も仕事も思い切って、ぜーんぶ変えちゃうのが最善策だと思えたんですよね。

周りはそんな体調で、大きな変化に耐えられるのか?と心配もしてくれたけど。それでもわたしは不安には思わなかった。

決めたら早いわたし。


いいタイミングでいい感じの移住先も決まり、

長年勤めた会社を退社&ゆうパックでヒョイと引っ越ししたのです。

結果、わたしの直感は正しかった。

今はピンピン、自分の人生を謳歌しています。まさに「自分の人生」って感じですよ。

ここでは誰もわたしと誰かを比べないし、自分でも比べない。

だって、わたしの境遇が特殊すぎて、だれかと比較のしようががないんですよ(笑)同じ土俵で何人もがスタートラインに立って、ヨーイドンなんてことは(でき)ないわけです。

ホントはね、移住しなくても、そうだったんですよね。「同じ土俵」なんて存在しない。みんなひとりひとり違っているのに、その価値を比べることには最初からたいした意味なんてなかった。

人の目は気になる。今でもまあまあ、そう。

人と自分を比べてしまう。今でもたまーにそゆことある。

人間だしね、仕方ないけど。

でもそんな風に思っちゃう自分にもね、価値がある。

私には価値がある。


恥ずかし気もなくね、そう思うし、今こうやってここにでっかく書けたりできる幸せをかみしめておりますよ。しみじみ、、、


あれ、やば、、、ぜんぜん婚活の話に戻れない、、、


つづく



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