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ある「Google アナリティクス担当の1日」(20200411)

サイトの課題はゼロベース思考で考える

この本を読んでいて、サイトの課題は何も知らないユーザーのつもりで見てみると結構見つかるのではないかと考えるようになりました。素晴らしいテクノロジーが競争を必要としない(実質的な)独占を作り出すのだというのがこの本の主張だと捉えたのですが、この本の結論には「原始人が物事をとらえるように常識を疑うことが、読者のすべき行動である」と締めくくっていました。これをサイトに置き換えると、ゼロベース思考で自分の管理するサイトを見てみることがサイト改善には重要だと着想しました。

止まったら自分のことを描いているものを鑑賞する

最近読書ができなくなったり、思考ができなくなったりしてしまいました。そういう時に、悩んでいる人が出てくる作品を鑑賞するのは良いのではないでしょうか。ちょっと止まった時に、勇気の湧くような映画を観るのもよいのですが、今回はエヴァンゲリヲンのアニメ版が効果的でした。

有名な作品ですが、この作品では、14歳の主人公の碇シンジが地球を救うために大人たちに強要されながらエヴァンゲリヲンという大型の人造人間のパイロットとなり、地球を征服しようとする存在(使徒)と戦います。戦いによってシンジは命を落とす可能性もあるし、なにより、無理やりエヴァンゲリヲンに乗せられているため葛藤が半端ではありません。しかし、周りの大人たちに励まされ、雑に扱われながら克服をしていきます。

私は仕事をやりたくないわけではないですが、ちょっとしたきっかけで仕事がやらされ仕事の雰囲気になってしまっていたようです。仕事は本来、他人がやりたくないこと(シンジだったらエヴァンゲリヲンに乗らされること)をやった対価をもらうわけですから、わからないうちにそうなってしまったのだと思います。

今回は、エヴァンゲリヲンを観ることで自分と同じような境遇になっているシンジに気付き浄化されたのだと思います。

思考が固まったら速読術もよいのではないか

大量に本を読むのが好きなのですが、最近はなかなかできずにおりました。一冊の本にハマってしまい読むのが止まってしまっていましたが、思考というのは不思議なもので、そういうところでスタックすると、それから読めていたものが読めなくなってしまうのです。

「2割しか読まない」「一冊の本で著者の主張は1つくらい」「引用文をベスト3で見つける」というような、本書に書いてある読み方は、仕事でも活かせる本の読み方で、自分でも「血肉になっているな」と思います。

Google アナリティクスは社内の共通指標から盛り上げる

詳しいことは書けないのですが、最近あるツールをGoogle アナリティクスで複数作成して社内で勉強会を行ったり、定期配信したりとGoogle アナリティクス担当者らしくしています。

このような結果になったのは、普段から会社の皆さんがWEBのデータに興味を持っていることもそうなのですが、社内の共通指標(PVでも売上でも何でもよいともうのですが)を徹底的に使いながら、説明をしたり会話をしたりしてきたことだと思います。

技術としては(自分の中では)結構高度なことでも、相手にはライトに取られないといけないのでしょう。コーディングをしたり、設定をしたりする方としては、複雑な指標の使用なんかがばれないように結構気をつかっているので、ちょっと残念な気もするのですが、本質を考えると今の状態は悪くないとは思います。

料理みたいなものなのかもしれません。お客さん(=ツールのユーザー)は「うまい」か「まずい」しかありません。そこに至る隠し味や、プロセスは気にする人もいるでしょうが、大半はそうではないようです。

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