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アウトプットで語彙を増やす

講座の受講生のみなさんに、よく「頭ではわかっているんですが、言葉が出てこなくて…。」と言われます。

でてきませんよね。最初からすらすらと言葉が出てくる人はいないんです。こんな時は、あることを意識すると良いとお伝えしています。

それは、頭と体を繋げること。

具体的にいうと、頭に浮かんだことや見たものを言葉にして口に出すこと。

例えば、今日は近くの森に森林浴に出かけたんです。すごく気持ちよかったです。その時の実況をしてみると…

今日は森に出かけました。家族連れがピクニックをしていたり、老夫婦がベンチに腰掛けていました。新緑が眩しく、木漏れ日が優しかったです。木漏れ日は翻訳できない日本語だそうです。木々の葉のすきまから射す日の光。木漏れ日。日本語はなんと豊かな言語だろうと思いました。

など思いついたことをどんどんアウトプットしていきます。詰まっても、何度言い直してもいい。そうすると、だんだん思考と発話を繋ぐ回路が育っていきます。ポイントは気軽にアウトプットすること。そうしていくうちに、アウトプットを意識して周りを観察するようになります。

入力を繰り返すより、出力を繰り返すほうが脳回路への情報の定着が良いという報告もあります(アメリカパドュー大学 カーピック教授「サイエンス」誌)。

なかなか言葉が出てこない…という方は、ぜひこの「見たものアウトプット」をやってみてくださいね。

言葉が自分の中に定着していきますよ。



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