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目からビーム!110 自衛隊と中核自衛隊~日本共産党の無差別殺人テロ部隊とは

 26日放送、BSフジ『プライムニュース』での小野寺五典元防衛大臣と小池晃日本共産党書記局長とのやりとりはなかなか見ものだった。
「旧ソ連の影響を強く受けていたのは共産党ではないですか」と小野寺氏に突っ込まれ、小池氏は狼狽しながらこれを否定、しかし、反論らしい言葉はついぞ彼の口から出なかった。影響も何も、日本共産党はコミンテルン日本支部として誕生し、ソ連から資金援助を受けていたことは公然の秘密ですらない歴史的事実だ。反論のしようがないわけである。
 あるシベリア抑留者を知っている。彼の、曲がったまま動かない右中指と薬指はかの地での過酷な労働の証である。厳寒の大地に多くの仲間を失いながらも、奇跡的に彼はダモイ(帰還)を勝ち取ることができた。しかし、その条件として命じられたのは、帰国後ただちに代々木に行け、つまり共産党に入党しろというものだったという。「姉が急病だとかなんとか理由つけて、俺は行かなかったけどね」。とその人は笑った。
 この話でもわかるとおり、当時、日本で唯一、ソ連に通じていたのは日本共産党である。同胞が奴隷のごとき強制労働を強いられているのを知っていながら日共ははたして、速やかな解放と帰国をソビエト政府に一度でも要求しただろうか。見殺しは共犯と同じである。
 番組の中で小池氏は自衛隊に関してもこんな支離滅裂なことを語っていた。「自衛隊は違憲だが、有事のときには戦ってもらう」「共産党が政権を取ったら段階的に自衛隊を解体していく」。自分たちを否定する政権の命令で死地に放り出される、これではあまりにも自衛隊が不憫ではないか。
 自衛隊は昭和29年に発足しているが、それ以前に、「自衛隊」を名乗る武装組織がこの国に存在していたことをどれくらいの人が覚えているだろう。昭和26年、ソ連=スターリンの命を受けて、日本共産党傘下の都市ゲリラ・テロ軍事組織として結成された「中核自衛隊」がそれである。農村型ゲリラ隊・山村工作隊と並んで日本共産党の暴力革命を担うための実戦部隊であった。中核自衛隊では毒ガスの研究も行っていたという。
 日本共産党が平和を愛する不戦の政党だなんて、どの口が言うのだろうか。


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