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目からビーム!179 ネットに負けたのではない、TVが自滅したのだ

 テレビメディアの徹底的なネガティブ報道にも屈せず、兵庫県知事選挙は斎藤元彦氏が再選を果たした。これに関しては、SNSなどのネット言論で斎藤氏のパワハラ疑惑への反証や擁護、応援の声が日々高まりそれが選挙結果に大きく影響したとして、「(ネットに対する)大手メディアの敗北」と見る声が多勢だ。
 翌日のワイドショーなどでもこれを取り上げ、某キャスターは「われわれテレビ、新聞社、大手メディアは平等性、ファクトチェック…事実の確認や裏取り、プライバシーの問題を考え報道する。一方で、SNSは、そういう制約がない」などと負け惜しみ的に敗因を分析した上で、SNSにも何らかの規制が必要だと結んだ。
 オールドメディアが平等公平だったことがあるだろうか。「安倍政権叩きはわが社の社是」「安倍の葬式はわが社が出す」と論説主幹が堂々と述べる大手新聞社、その系列のテレビ局の報道取締局長にいたっては「これまで報道が公平公正だと思ったことは一度もない」とまで豪語しているのを忘れたか。そのテレビの使用人どもがどの口を開けて「ネットの情報はデマが多い」というのであろう。
 大手新聞は今や昔日の隆盛を失い、それを追うようにしてテレビもまた衰退の一途をたどりつつある。国民のテレビ離れの原因は、報道番組の偏向ばかりにあるのではない。どの局も、雛壇芸人のなれ合い話やつまらないゲーム、大食い大会。わけのわからない韓国推し。国民もいい加減にうんざりしているのだ。民放の軽薄短小は今に始まったことでないとして、近年もっとも偏向が進んでいるのは国民の受信料で成り立っているNHKではないか。LGBT活動家の女性(に見えるが)を登場させ、子供を前に性器の英語名称を連呼する「ジェンダー体操」なるものを披露したり不法滞在者の問題をお涙頂戴の物語で美化したり。あるいは女性弁護士を主人公にした朝ドラで、設定上の時代に問題視されていなかった夫婦別姓や同性婚を入れ込むのも不自然な印象を与えた。ドラマに何らかのメッセージを込めるのはありかもしれないが、イデオロギーが全面に出過ぎると、それはプロパガンダになる。

ジェンダー体操。penisはピーニス、virginaはヴァ―ジャイナと発音するらしい。

 そして『紅白歌合戦』。聞いたこともない韓国グループをいくつも出すくらいなら、誰でも知っている堀江美都子を初出場させたらどうだ。フィリピンで、彼女は総理大臣級のVIP待遇だ。というよりも、石破首相よりよほど有名人なのだ。『ボルテスVレガシー』も公開されたし、話題性もばっちりだと思うのだが。

▲堀江美都子in フィリピン。これぞ最高の民間外交だ。みっちが紅白未出場なんて信じられない話だ。

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但馬オサム
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