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都内・木造戸建ての断熱改修、費用と効果~体に良い住環境と省エネ住宅づくり~2024年3月工事、室温・電気使用量など随時更新中~

2024年4月1日より、住宅の省エネ性能表示が努力義務になりましたね。「自動車購入を「燃費」で選ぶように、住宅も「燃費(=省エネ)」で選ぶ時代がすぐそこに!

↑国土交通省:建築物の省エネ性能表示制度より拝借↑

今回、2024年3月に、自宅の断熱工事を完了しましたので、自宅の省エネ対策・断熱工事を検討されている方のお役に立てるよう、体験談をレポートしたいと思います~

自宅の断熱工事をしようと思った背景

2023年の夏頃から、体のあちこちが不調をきたし、これまでの人生の中でも最大に体調を崩す経験をしました。現在は、かなり回復して元気なのですが、一生つきあっていかなければならない持病を抱えることになり、「健康であることの有難さ」を身をもって感じたのが、2023年下半期でした。

よく震災や事故などを体験し、九死に一生を得た方が、「人生やりたいことをやろうと思った」とおっしゃるシーンをお見かけしますが、私もまさにその境地に至りました。

私の場合は、死に直結するほどの病気ではありませんが、「子供たちはまだ小さく、人生まだまだやり残したことが沢山ある!くたばってる場合ではない!」と奮起、健康第一で人生を楽しむためにも、【体に良い住環境づくり】をしようと思い、自宅の断熱工事を決意しました。

前提の、我が家の立地や間取り、家族構成などなど

・都内23区、準防火地域
・2013年築、木造3階建て
 ∟1階:玄関、部屋1室、お風呂
 ∟2階:キッチン、リビング(床暖房:ガス)
 ∟3階:寝室、仕事部屋
・大人2人、子供2人(小学生低学年)の4人家族
・私は在宅ワークなので平日の日中も自宅でエアコン等使用

断熱工事前の我が家の住宅における悩み、深刻順

・特に3階北側の窓の結露がひどすぎる
・結露をする窓は、特にカビ・汚れがひどい、キモイ
・夏は3階(天井)がクソ熱い、エアコンをつけていても寝苦しい‥‥
・冬は1階が寒く、床が冷たすぎる、靴下必須
・1階の脱衣所が寒い、高齢になったらヒートショック起こしそう
・1階と3階の温度差がある、一定に保てぬものか…(特に夏と冬)

断熱改修の費用と補助金などなど(国交省・経産省・東京都)

断熱改修をした箇所は①天井断熱 ②床下断熱 ③2重窓設置

下記の図のように、夏は暑く、冬に寒い住宅の、大きい原因は「窓」です。「断熱工事は窓をやるだけでも違うよ」と聞いていたのですが、我が家の場合、夏は3階(屋根)が、クッソ暑く、冬は1階の床下が冷たく寒い、、という悩みもありましたので、天井断熱・床下断熱・2重窓設置の3点の工事をしました。

↑一般社団法人 住宅生産団体連合会 『なるほど省エネ住宅』より拝借↑

工事後の住宅の断熱・省エネ具合、だいたいの推定

工務店さんに「①天井断熱 ②床下断熱 ③2重窓 工事をした場合、だいたいで良いので、どのぐらいの断熱基準になりますかねぇ~?」と質問をしたところ、「だいたい省エネルギー基準とZEH基準の間位にではないでしょうか」とのことでした。

色々な基準があってわかりにくいですねぇ… 

断熱性能などなど、色々な基準が多すぎて、素人には理解しづらいですが、2013年に自宅を購入した際の各書類において「省エネ」に関する記載は一切なかっため、断熱工事前はおそらく等級2~3程度だと思われます。それが、だいたい等級4~5の間ぐらいになったのではないか、と思われます。(※これは、あくまで工務店さんの見立てと、私の素人判断なので、間違えている可能性ありです) 

気になる費用は? 約半額が補助金、実質負担約98万円

気になる工事に係る費用と補助金ですが、下記のとおりです。

断熱工事費用 約190万円強

・天井断熱工事 だいたい30万円強
・床下断熱工事 だいたい30万円弱
・窓断熱(2重窓・26か所)工事 だいたい130万円強
・東京都の補助金手続き代行(自分で手続きする場合は必要なし)
ーーー
 合計:約190万円強

補助金(手続き後、多少前後することがあるそう)93万円


・補助金(先進的窓リノベ支援事業:環境省・経産省)69万円強 
・補助金(子育てエコホーム支援事業:国交省)2万円
・補助金(たぶん:既存住宅における省エネ改修促進事業 東京都)21万円強
ーーー
合計:約93万円

※国の補助金は工務店が手続きをし、工事完了後に申請、約半年後に振り込まれます。
※東京都の補助金は、(たしか)国の補助金が下りた後に申請との事で、工事から約1年後に補助金が振り込まれるとの事。(東京都は自分で申請可。私は工務店さんに費用を払い、代行申請をお願いしました)

実質費用は、約97万円

結果。実質費用が97万円程度となりました。本来は、約190万円近くかかるところを、補助金のお陰で、約半額で工事ができるようになり、国と東京都には感謝感謝です。補助金には上限があるようですので、検討されている方はお早めに~

工事までの流れと所要時間など、実質2日で完了

【天井断熱・床下断熱】
・現地調査→見積もり→申し込み→採寸など現地調査→本見積→契約→工事
・天井断熱は、3-4時間ぐらいで作業終了
・床下断熱は、4-5時間ぐらいで作業終了

【2重窓設置】
・現地調査→見積もり→申し込み→採寸など現地調査→本見積→契約→工事
・作業時間は約8時間(予備で作業日を2日とっていましたが1日で終了)

我が家の場合は、現地調査と見積もりを2023年2月頃に済ませていたこともあり、2024年1月にリフォーム会社さんに再度連絡し「断熱工事をしたい」と伝えてから、約2か月半で断熱工事が完了しました。

断念した外壁や玄関ドアなどの工事

外壁については、外壁の重ね張り?のような施工を検討してもらいましたが、隣の家と家との幅など、いろいろと建築ルールがある様で、リフォーム会社さん経由で東京都に確認してもらったところ「準防火地域の3階建て建物の防火規定の関係で、今回の現場にはご提案不可」との回答となり、断念しました。

その代わり、室内の壁に真空断熱材一体の断熱パネルを張る「ココエコ」という商品の提案もありましたが、「10年程度しか効果がもたない」との事でしたので却下しました。

また、玄関ドアも断熱タイプに変更したかったのですが、外壁を削るなどの大掛かりな工事が必要で、「玄関ドア工事だけでも100万円程度かかりそう、、100万円かけるだけの効果はないかも」とのことでしたので、こちらも断念しました。

断熱工事をお願いした工務店さん、選定の決め手と業界あるある

断熱工事をお願いする、会社選びですが、3社ぐらい選定をして実績と知識・コミュニケ―ションが良好かどうかを重視して選定しました。

【採用】候補① 断熱工事がウリ、株)テオリアハウスクリニック 『断熱リフォームの匠』

我が家の断熱工事をお願いしたのは、株式会社テオリアハウスクリニック『断熱リフォームの匠』 さんです。決め手は、「断熱工事実績」と「質問に対しての回答が明確で速い(知識)」、「ITリテラシー高くデジタルコミュニケーションでスムーズにやりとりが進む」という点でした。

2023年2月の段階で「断熱工事 都内 木造 戸建て」でネット検索をして上位に出てきたのが、この会社さんでした。

経験上、「ホームページで事例など作り込んである」「SEO対策をちゃんとしていて検索上位」「ネットでの問い合わせフォームがある」「メール等でやりとりできる」「Googleマップの口コミ量が多い」という会社は、マーケティング(=顧客)視点があり、会社としてのITリテラシーが高く、生産性が高い、という評価をしています。

特に、建築・不動産業界は「問い合わせ、まずはお電話で」が多く、仮に問い合わせフォームがあったとしても、問いあわせをした後に、「すぐ電話をしてくる」など電話が好きな会社・営業担当が多い印象です。そして、「まずはご挨拶を」と言いながら、とりあえず会いたがるし、商談後の追客も電話でゴリゴリ…。ついでに、業界あるある、で言うと「決裁者は夫=男だと思い込み、夫と挨拶したがる、夫と話をしたがる」という傾向あり!

したがって、この業界において、メールなどのやりとり=非同期(相手と時間を合わせなくても話が進む)のデジタルコミュニケーションでできる会社は、めずらしい方だと思います。お互いに都合の良い時にやりとりができ、商談の記録がちゃんと残るので、間違い・誤認がなくとても生産的です。(電話って、強引に相手の時間を奪いますし、相手と自分の時間が合わないと話が進まないし、場所と時間を選ぶツールで聞き間違いもあるので、なんて非生産性的なツールなんだ、、と思っちゃいます:笑)

「ネット検索で上位」「問い合わせフォームがある」「HPに工事事例が記載されている」という時点で、かなりの好評価でしたが、実際にメールでやりとりが進み、現地調査の際に、対面で必要なコミュニケーション・手続きを済ませ、業界あるある「夫と挨拶させろ」と言われることもなく、決済もキャッシュレスのSquare(スクエア)を使っておられ、様々な方法で決済ができるように対応してありました。

肝心の技術の方も、写真などを都度見せていただきながら説明いただき、素人目ではありますが、工事も手際がよさそうな感じに見えました。また10年保証が付いており、10年になる前に、再度点検もしてくれるそうで、大満足です。また、断熱とは関係ない部分の欠陥も発見していただいたり、思わぬ副産物も得ることができましたので大変助かりました。

候補②我が家を建ててもらった工務店さん

「どうせやるなら、我が家を建てた工務店さんの方が話が早いだろう!」と思い連絡をとってみましたが、なんと倒産・・・。販売店さんに連絡したところ、当時の現場監督さんらとまだ仕事をされていた様ですので、確認してもらったところ「断熱工事の知識・事例はない」とのことでした。

候補③ 東京ガスの断熱リフォーム会社さん

窓のリクシルさんらと連携して、「家のまるごと断熱」など、様々な商品プランがあったので問い合わせをしてみました。丁寧に対応してくださり、外壁工事も含めて調査、提案をしてくださいましたが、費用はお高め、外壁工事について東京都に確認していただく時間がかかり、その返事を待っている間に、ポカポカと気候も良くなり「寒い!断熱したい!」という気持ちも薄れ、工事のやる気を喪失してしまいました(笑)

これ以外にも、色々と比較検討はできましたが、①の会社さんとの話がスムーズにすすみ、好印象・高評価でしたので、実際は、「この会社にしよう!」という確信を得たいがために他社への問い合わせをしてみた、というのが本音で、ほとんど迷いなく選定できました。

ビフォー&アフター、実際の効果はどのぐらい?室温・電気・ガス使用量推移

2重窓には結露がない!カビや汚れが室内に入らない!

>【工事前のお悩み】
>・特に3階北側の窓の結露がひどすぎる
>・結露をする窓は、特にカビ・汚れがひどい、キモイ

→【解決〇】2重窓設置後ですが、2重窓側には結露がない=汚れが室内に入ってこない、というのが何よりもうれしい効果でした。

もともとある1枚目の窓(外気に触れる方)は、引き続き結露をしていますが、2重窓の方は結露はしていません。 結露をする窓・サッシは、気が付くとカビが発生しているなど汚れが激しく、その汚れが室内に入り、カビの胞子などを浮遊、それを自分が吸っているかと思うと、ゾっとします。こういった汚れを2重窓でシャットアウトしてくれるのは本当にうれしく、これが何よりも一番うれしい成果です。

【(閲覧注意!)冬場:結露後のカビなどなど】

気が付いたらこんな状態に…このカビたちが部屋の中を浮遊する思うとゾっとします…
白いサッシの方が2重窓!カビや汚れが室内に入らないようにシャットアウト㊗

1枚目の窓と2枚目の窓(内窓)との表面温度差が~ざくっと7-8度

>【工事前のお悩み】
>・夏は3階(天井)がクソ熱い、エアコンをつけていても寝苦しい‥‥
>・1階と3階の温度差がある、一定に保てぬものか…(特に夏と冬)

→窓からの断熱効果はあり【解決〇】
 1階と3階の温度差【△】
 夏の暑さはまだ未体験【?】

室内の温度・断熱効果ですが、元からある窓の表面温度と2重窓の表面温度の差を計測してみると、2024年3月中旬以降のざくっとした平均ですが、約7-8度の差がありましたので、つまり、断熱効果があるということになります。

我が家はもともと、ビニールカーテンなどで涙ぐましい断熱対策をしていたのですが、ビニールシート越しだと4ー5度の差でした。

あくまでも、2024年4月時点での計測で、エアコンありなし、室内に人がいるかどうか、など様々な要因で変動はするかと思いますが、明らかな効果が出ていると言えます。今後、(飽きなければ:笑)1年を通じて計測をしていく予定なのでご興味ある方は、計測推移をご覧ください~。

▼断熱工事前後:室内の温度推移、計測中▼

↑断熱工事前後の室内温度推移、計測中↑

>【工事前のお悩み】
>・冬は1階が寒く、床が冷たすぎる、靴下必須
>・1階の脱衣所が寒い、高齢になったらヒートショック起こしそう

→断熱効果【△】(自宅の構造・熱源次第)
冬に寒いと感じていた1階は、断熱未対応の玄関ドア・土間から冷気が入ってくるので、床下断熱工事はしたもののの、外気温が低い時は、やはり寒いのは寒いです。熱源がある2階の空気を循環させるなどするとまた違うのかもしれません。

その他、体感や印象などなど

・1階、お風呂の窓から冷気が入ってきていましたが、2重窓でポカポカ。湯舟の温度の下がりも遅くなった気がする
・エアコンを使わない季節は、断熱工事で気密性が上がったため、家族4人で部屋にいると、熱気でムンムン、すぐに暑くなる。
・寝室が家族4人で寝ていると熱気・湿気で暑くなる。毛布いらず。(4月にいつもの布団で寝ていると、子供たちは暑くて汗だく)
・気密性があがっているので、換気や空気の循環など、サーキュレーター等運用の模索が必要。
・窓が2重なので、防犯的に良さそう(泥棒さんが諦めてくれそう)
・新築感が出る(BY息子:新しい家になったみたい)アルミサッシはどうもチープな印象になりますが、樹脂サッシ(白)にすると、なんとなく洗練された印象になります。

電気使用量(kwh)の推移:エアコン・家電など

断熱工事前後での電気使用量についても、今後、記録していきたいと思います。(飽きなければ:笑)

ガス使用量の推移:床暖房・給湯器

断熱工事前後でのガス使用量についても、今後、記録していきたいと思います。(飽きなければ:笑)

断熱についての情報収集&学び手法のオススメ

住宅を買うときもそうですが、建築・不動産に関しては専門的な分野のため、素人が自分で判断するのは難しいものです。

業者さんから適切な情報を引き出し、適切な判断をするためにも、最低限の知識を身につけ、損をしたり後悔をしたりしないように・・・と思い、私の場合は、下記を中心に学びを得ました。

建築家 竹内昌義先生の断熱教室Voicey(無料)

タイトルどおり、建築家の竹内先生が、「断熱」について、広く深くレクチャー、無料で学べる音声コンテンツです。一人ひとりができる身近な自宅の断熱・省エネテクから、エネルギー政策、脱炭素社会の動向についても語られているので、ミクロからマクロまで学びたい方にオススメです。

地方創生・街づくり専門家の木下斉さんのVoicy(一部有料)

上記の断熱教室Voicy 竹内先生を知ったのは、街づくり専門家の木下さんのVoicy です。「よき街づくり、良き国づくりをすべく社会問題にズバリ!」という内容の放送をされています。

有料放送ですが、「断熱の必要性」について、簡潔に述べられている放送をご紹介。

木下さんのVoicyは、断熱に限らず、仕事に人生に大変役立つ情報が満載、リスナー同士の連携も楽しいのでオススメです。有料会員の価値ありです。(個人的に、木下さんのクソジジイとポエマーのネタが大好き!)

高橋真樹さん著『断熱が日本を救う 健康、経済、省エネの切り札』1,200円ぐらい ※戸建ての事例

これは、断熱住宅・パッシブハウスの知識やメリットがまるっと書かれていあり、断熱のすべてが凝縮されています。タイトルどおり、「断熱って日本を救うわー!」と思わせられます。

ちきりんさん著『徹底的に考えてリノベをしたら、みんなに伝えたくなった50のこと』1,600円ぐらい ※マンションの事例

数年前、「断熱」という概念を知り「日本の住宅って問題ありありなんだ!」と知ったのが、こちらの本です。マンションのリノベ事例が中心ですので、マンションにお住まいで断熱工事を検討されている方はこちらがオススメです。

ちなみに、マンションをリノベする予定だった、何名かの友人に、この本をオススメ、結果1名は2重窓採用!祝

【副産物】断熱工事の過程でわかった、欠陥工事!!?

ここからは余談です。断熱工事の見積もり~施工の過程でわかった、欠陥工事?副産物のご紹介をします。

①天井の断熱材が一部入っていない、剥がれおちている(涙)

断熱工事の見積もりをもらう際の、現場調査で発覚したのが、「天井の断熱材の一部が入っていないこと」と「断熱材の一部が剥がれ落ちている」です。築10年弱でしたので、剥がれ落ちてしまうのは、まぁ仕方ないとしても、「一部に断熱材が入っていない」というのは聞き捨てなりません。

早速、工務店に連絡したところ、なんと工務店さんが倒産!しかし、販売店さんの方で「販売してからギリ10年以内なので補償します」ということで、対応してくださいました。(感謝)

↑見積もり時に発覚した断熱材が入ってない箇所(天井)↑
↑見積もり時に発覚した、断熱材が剥がれ落ちている個所(天井)↑まぁ、10年も経てばね、、、

②お風呂の床下が漏水していた(涙)

床下断熱工事の際は、お風呂の床下が漏水していることが発覚しました。おそらく、お風呂のコーキング(床と壁をふさぐ樹脂の部分)の不具合だろう、ということでした。

早速、TOTOの設備会社さんに連絡したところ、補償内で対応してくださるということで、工事対応をしてくれました(感謝!神)

今回、断熱工事をしなければ、発覚しなかった事なので、このまま漏水し続けていると、湿気でカビやら劣化やらが激しくなっただろうと思うとそうでゾッとします。「断熱工事をお願いしてよかった!」と思った副産物の1つでした。

↑床下の断熱工事の際に発覚したお風呂の床下漏水↑ 

【番外編】断熱・省エネグッズの品評

賃貸住宅など、断熱工事までできないけれども、何か対策をしたいという方のために、これまで試してみた断熱・省エネグッズについてご紹介します。※あくまでも、我が家の場合での評価なので、悪しからず(拝)

ビニールカーテン「◎大変良い」

ビニールカーテンは自分でできる断熱対策の中で最も効果的かつ低コスト&楽ちんな方法だと思います!
・カーテンレールにS字フックでとりつけるだけ。らくちん!
・窓全体をビニールで覆う為、金属サッシから冷気・熱気が伝わらず効果的
・カーテンやブラインドの裏側につければ景観も○
・1セット数千円でお財布に嬉しい!
・シート全体に埃がつきますが拭けばOK!(安いので気軽に買い替えも)

びっくりカーペットさんより拝借(我が家のカーテンはびっくりカーペットで注文)
Googleでビニールカーテン検索

ハニカムブラインド、ハニカムシェード「〇良いが、カビ注意」

・ハニカム部分がマスク素材の不織布のような素材なので、ブラインド自体が軽く、搬入・取付が楽でした。
・景観〇、商品ラインナップが幅広いので部屋雰囲気に合わせて選べます。
・結露が発生する窓にとりつける場合、こまめに換気・乾さないとハニカム部分にカビ発生!我が家のハニカム(窓側)は1年後にはカビだらけで廃棄…
・腰高窓用(幅165cm×丈95cm)でだいたい、1か所あたり3万円強(2022年12月時点)。私は、Tuiss Décorというサイトから購入しました。

積水ハウスさんのHPより拝借
Tuiss Décorサイトより拝借(我が家のハニカムはこちらで購入)

断熱シート(窓ガラスに張り付けるシート)「×ダメ」

・断熱シートとは、プチプチシートのようなものを、窓ガラス部分に張り付けるシートですが、あまり意味がないと思いました。我が家の場合は、金属のサッシのため、サッシから冷気・熱が伝わってくるため、ガラスだけを対策しても意味がないからです。
・貼り付け作業も面倒でした。窓ガラスのサイズにあわせて切って、空気が入らないように張り付けて…という作業で翌日は筋肉痛になりました。
・結露をする窓の場合、ガラスとシートの間にカビが生えます。
・このシートで窓ガラスからの結露は防げても、金属サッシの場合、サッシが結露します。
・断熱シートを窓に貼るのではなく、窓全体をシートで覆った方が効果的だったので、小さい窓にはこの商品をビニールカーテンのようにして利用しました。

ニトムズさんのHPより拝借
ニトムズさんのHPより拝借

サッシ枠に張り付ける断熱テープ「×ダメ」

・サッシに貼る断熱テープですが、これもあまり意味がないと感じました。テープが貼り切れない箇所から冷気・熱が伝わってきます。
・結露をする窓の場合、テープの上なのか?周辺?から結露が発生
・1年後、テープを剥がした時に粘着剤の一部が残ってベタベタ。
・景観×、テープをつけた時の窓の見た目が本当にイケてない(笑)

ニトムズさんのHPより拝借
ニトムズさんのHPより拝借

自分で内窓をつくるDIY、プラダンでの内窓づくり

これは残念ながら試していません。うまく作れる自信がなかったのと、大きいプラダンなどの材料を買って失敗したら廃棄が面倒だからです(笑)同僚や友人は自作されていましたが、なかなか効果的でよさそうでした。DIYお得意な方は、ぜひ挑戦してみていただければと思います。

コーナンeショップより拝借

以上、自宅の断熱改修レポートでした。

断熱対策をお探しの方や、断熱工事の検討をされている方のお役に立てればうれしいです~

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