通知表、実は作らなくて良い!?
夏は通知表の季節
7月に入りました。
6月までも十分暑いと思っていましたが、最近さらに暑いです。
夏が本気を出してきたなと感じます。
7月といえば夏休み。夏休みといえば通知表と宿題ですね。
最近は、通知表に関しては2学期制の学校も増えているのかなと思っています。
私が勤務していた学校も2年ほど前から通知表は前期・後期の年2回になりました。
夏休み前のこの時期の負担がなくなるので、教師にとってはありがたい変化です。
ただ、教員時代から感じていた疑問があります。それが、
そもそも通知表作る必要ないんじゃない?
ということ。
現役時代は疑問に感じつつもやらないわけにはいかないのであまり深く考えていませんでしたが、教職を離れた今、やっぱり疑問に思うので調べてみたことをまとめます。
ちなみに、私のこれまで、「別に公文書ではないからやらなくても良いけど、校長先生がやるって決めたからやるもの」と認識していました。
結論としては
義務なのかどうかは判断がつかない
です。
そもそも義務ではない?
調べてみると最上位に出てきたこちら↓の記事が参考になりそう。
自分が学校に通っていたころから通知表はもらっていましたし、自分の親の通知表も見たことがあるので、通知表の歴史はそれは長いものがあるのでしょう。
しかし、実際のところは作成義務はなく、自分たちで自主的に作っていたものなんですね。
皆さんも考えてみてください。
入社した時から周りがやっているからやるべきことなんだろうなと思っていたことが、「実はやらなくてもいいんだよ、でも今までもみんなやってるからややってきたし、これからもやるよ!」と言われたらどんな気持ちになるでしょうか。
私も皆さんと同じ気持ちになりました。
文科省はどう定義しているのか
日本の教育の基本方針を出しているのは文部科学省ですから、文科省の資料を見ないまま判断するわけにはいきません。
成績に関する資料は「学習評価に関する資料」というものがありました。画像にリンクを貼ってありますので興味のある方はご覧ください。
平成27年・学習評価に関する資料↓
この資料4ページ目の通知表(通信簿)の欄に
と記載があります。
これを信じるなら、通知表を必ず出す必要はないよと理解できます。
ただし、資料に通知表の欄があることや、「出すな」とも書いてないことから、出してはいけないものでもないのも事実だと思います。
もっと新しい資料はないのかと思い、見つけたのが下記の資料です↓
こちらの資料内容を「通知表」で検索すると以下のページが出てきます。
そこに書いてあるのが
という内容。
ここで気になるのが、「教師が行うべき業務である」という言葉です。
「べき」と書いてあったら、それはもう義務ですよね。
さらに、この資料では、学校における業務改善についても触れられていて、
「そうだよね、この後、『でも実は通知表は作らなくてもいいんだよ』的な文言が続くんだよね」と私は思いました。
しかし、
やっぱり教師が行うべき作業だと念押しされただけでした。
結論
もっと新しい資料はないのか、通知表はいらないと書いてある資料はないのか
と思い探しましたが、見つからないのでここで一応の結論を出しておきます。
それが冒頭でも述べました「わからない」です。
新しいもの(平成30年)に記述がない以上、通知表作成はやるべき業務なのかとも思いました。
しかし、検索すると「通知表は作成しなくて良い」という記事がたくさん出てきます。
だからきっとそう書いてある資料があるはず・・・でも見つけられない・・・
ですから、結論は「わからない」です。
教師の働き方改革、全然進んでないと思う
教師の働き方改革が言われるようになって長いですが、進みは亀のあゆみのように遅いです。
負担を減らすためにも、やるべきでない(必須でない)ものから減らしてほしいのです。
一回減らして、余裕が出たらまたやればいいじゃないですか。
勇気のある校長先生、自治体様、一歩踏み出してください。
※もし間違いがあれば教えてください!
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