私が「Other Music 」の店員だったら?? このアルバムを推したい♪
Other Music
大好きな師匠に導かれて見たこのドキュメンタリーフィルムは私の人生で大当たり!
なんといっても「 Neutral Milk Hotel 」(以下 NMH と略)を発見できたのですから。毎度のことながら私の知らない素晴らしいものにつないでくださる師匠に感謝感激です♡
2000年代の NY 、メジャーな タワレコの向かいでオルタナロックを粛々とフォローしてカルト的な音楽好きのメジャーな社交場となっていた「 Other Music」には小山田くんも通っていた!?
まるで NY のJANIS ではないですか( 知らんわ?)
知っていたらそのためだけにサクッと往復チケット取って NY に行ったなあ、、、!
オルタナ好きの男女はみんなここの店員になりたかったのでは?
毎日好き系のレコードに囲まれてお客とキャッキャいいながら音楽話をする、最高じゃないですか。
だって「Justin Bieberあるかしらん?♡」「おい、AC/ DC 置いてないのかよ?」なんて聞かれたらお向かいのタワレコにさっさと流して、
「Depeche Modeのアルバムはどれが推し?」とか「 Lou Leed ぽいのはどれ」なんて客だけを丁寧にご案内するお仕事なのですから。
脳内でお客を案内するスタッフになった自分を想像、今この映画を見てトリコになったNMHで頭がいっぱいなので「 NMH好きそうな客にこれを推す!」視点でリスト作ってみました♫
まずは主役、
1. Neutral Milk Hotel /IN THE AEROPLANE OVER THE SEA
この映画を見なかったら出会わなかったバンド。
今まで知らなかったことが悔やまれます。
「Other Music」 の店内では日常的にゲリラライブが敢行されており
映画の中のこのバンドのヴォーカリストが映っていた一瞬一片のカットに私は心臓をわしづかみにされました。
ですのでこのコラムのお勧め音源も、彼らがツボな人が好む音という視点で選んでいます。
最初の1音を聴いただけでイイね!を100回くらいタップしたくなりました。このジャケットのアートからして最高ではないですか!早速getして Bose で空間に解き放っています。難点はまったく作業 Music にはならないこと 笑
フェリーニの大道芸ロードムービーのサントラをサイケデリックフォークで作ってみました、、、みたいな独特な世界観なのです。
Two- Headed Boy →双頭の少年、、、、ダイアンアーバス???
2. eels/beautiful freak
彼らの演奏を聴いて次に連想したのはeels
私と同じく、今まで NMH を知らなかった人に彼らと込みで推したいアルバムはこちら。
ほんのりビョーキ、、、、
3. The Apples in stereo/ tone soul evolution
次に同じく映画の店内ライブでちらっと紹介されていたバンド
小山田くんも推すアメリカの渋谷系?
なんとNMHの1st はこのバンドのリーダー、ロバート・シュナイダーのプロデュースによるものだとか!
ウルトラポップかつ捻りのあるサウンドが癖になります。
小山田くんが紹介したのか店にあったのを小山田くんが発見したのか??
4. Syd Barrett/ AN INTRODUCTION TO SYD BARRETT
四つ目は彼らの趣向からSyd Barrettのひねったポップ感が連想されましたので、もし万一未聴の方がいらしたら無理やり手に乗せレジに導きます。
うざ、と思わずまあ聴いてみてください。
前知識が何もなくてもダークカラフルファンタジーのワンダーランドに気持ちよ〜くトリップできます♬
Pink Floyd 1st 含むチョイスになっています。
5. REM / BEST
NMH の節回しと Vocal の声質にそこはかとなくMichael Stipe をも
連想させられましたので、Z世代で彼らを知らない人たちにこそ
90's College Rockの教科書代わりに是非長音階の憂鬱を。
6. Teenage Filmstars / Star
ところでNMH は Wiki で「サイケデリックフォーク」と分類されていましたがこちらはシューゲイザー鬼才サイケ。行き過ぎた極端な世界を体験してみたい方へオススメ!♪
7. The Kinks / Village green preservation society
最後は同じく彼らのファンであれば
必ずや気に入ってもらえるだろう推したいクラシック
なんとなく NMHのジェフ・マンガムと Lay Davies のヘタウマぽいvocalスタイルは似てませんか?ひょろりと長身で猫背ぎみなところなんかも。
このアルバム「Village green 〜」同様、 NMH の「IN THE AEROPLANE OVER THE SEA」もコンセプトアルバムのような気がします。
マンガムさん、もしかしてこのアルバムをリスペクトしてないですか?
とくに一曲目〜2曲めの繋ぎの雰囲気。
「Other Music」 は店に入る前準備としてあらかじめ好きなジャンルに詳しいスタッフに目星をつけて狙って来たい客が多いと思います。
だからスタッフとしては「spearmint ならこのジャンル!」という明確なカラーがなくては。私の場合はヒネリメロディ姐さん?として売り出そうかしら。
何のジャンルにしてもオンラインばかりでのやり取りは味気ないですよね。
ことに音楽に関しては、ライブこそ切り札!
店内ライブってラフでいいよなあ、と思いました。(タダだし?)
Other Music 的 「八百屋の店先のようなコニュニケーション」が世界を救うような気がします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?