【詩】立入禁止

まだ
終わるには早く
止めるには脆く
風は
湿を拵えているので
私は幼い爪先で
光を攫う
ああ、駄目
駄目です
刻は染まりきってません
ので悪夢は
数日継続されます
編まれた庇が
受ける深夜便
たのまれた怨に
そうと口吻
私は睡ります
それが拙い爆弾でも
私は灯します
終わらない恋を
見るために


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