来週は前髪にピンは必要ないかな?

知り合いの子供や学生と久しぶりに会うと見るからに別人になっている。それは身長や口癖、好きな色だったり、一目でわかる「何か」が変化している。自分が子供や学生だった時は大人が「キレイになって」「お姉さんになって」と言われても会話の切口上としか考えていなかったが、今その理由が解明された。
しかしやたらめったら言うのも違うと思うので、毎回は言わない。言い過ぎると以前まで会ってたその人を無かったことにしてしまうような気がするから。だが会うと変わっているのは確かだ。

「伸びるの早くない?」
鏡の向こうに立つ己に、私ともうひとりが声を揃えて呟く。
日曜の夜、1週間の区切りであとは寝るだけという時間帯である。
毎日鏡を見るが、髪の伸びる速度はあまり注目しない。しかし今回は思わず声に出た。
今年の大半は、ぱっつん前髪に姫カットというサブカル女子的な髪型で過ごしていた。
現在の私は前髪を伸ばしている。赤城おろしも始まったし、強風オールバックにしやすい長さでいたほうが諸々のダメージも少なくなる。
群馬生活も4年目になるとこんな事を考える余裕ができるのである。住めば都…というが地元も半分群馬のようなものだし、なんと言えばいいのだろう。
話を戻す。私の髪の伸びる速度はむしろ遅い方で、前髪がセンターパートになるのも半年かかったのにもう目を超えている。年が明ける頃は頬骨まで行くのではないだろうか。
生活習慣が変わると髪の伸びる速度も変わるらしい。

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