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ビジョナリーカンパニーへ

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偉大なるビジョナリーカンパニーであり、エモーショナルカンパニーを創りたい。そんな想いの源泉である「価値観」や「ビジョン」「パーパス」「生き方」「あり方」そんな想いを経営しながら綴…
運営しているクリエイター

#経営者

会社経営はアートのようなもの Vol.69

「会社経営ってアートのようなものだ」と相談役が言われる。 そうだ。 真っ白なキャンバスに「この事業をやろう」という絵を描く。 1人で始まり、2人、3人と組織へと変わる。 変わる中で色々と足りないものに気付き色を足す、上描きしていく。 時にはリセットもある。 そして絵に見えてきたころ、結節点となる、ミッション、ビジョン、バリューを再定義したり、燃え上がるようなモチベーションを醸成、コミュニケーションを活発に重ね、摩擦しながら、成熟して絵が完成する。 完成したなぁと

決算賞与制度を導入、年収トップクラスのリユース企業 Vol.65

今月は決算月。 2006年4月に法人設立した弊社は今期で18回目の決算を迎えています。 お陰様で増収増益で着地する見通しです。 弊社は企業理念に基づき、営業利益の年間予算を超えた分の約30%を従業員に還付するという評価制度を定めています。 なので、好決算の見通しが立った時点で、従業員の顔も緩み始めるわかりやすい会社です(笑)。 決算賞与の配分ルール 経営者仲間にも質問されるのが、「決算賞与」の原資が決まった後、どうやって従業員に配分しているのか?ということ。 弊社

創業21周年、設立17期を終える Vol.44

明日、3月31日をもちまして、弊社は創業21周年。会社設立17期目を終了します。 弊社は上場企業ではありませんが、透明性の高い、従業員が自分の子供にも胸を張って良い会社だと思って経営してきました。 設立17期目を無事に終える事ができるのは、ご来店くださるお客様、社会に必要とされる仕事であり、従業員1人1人が誇りに感じられる仕事に創意工夫してくれていること、これを愚直に続けてきてくれているからこそ。 そして上場審査に対応できるぐらい綺麗な管理会計も当たり前ですが、自慢できる事で

求められるスキルの変化 Vol.37

23歳、創業時。 求められるスキルは圧倒的な業務スキルだった。 それもそのはず。 グループとして初の小売業。 お店も商品やサービスもゼロから提供するのは23歳の私と自身で面接したアルバイトさん。 看板を掲げて地域に店を出すものの、信用もないし、コネもない。 信用を集めるために必要なスキルは圧倒的な業務スキルだった。 立ち上がるものが立ち上がり、軌道に乗り始め、正社員の部下が増えた頃、求められるものが変わった。自身の葛藤との対峙、そして未知な体験の連続。圧倒的な業務スキルからマ

品格を磨く Vol.36

過去、グループの社員総会でご講演いただきました高野さんの名著「品格を磨く」を改めて読み直し、改めて感じたことをシンプルにまとめました。 捨てるべき「私」と「我」リーダーとして捨てるべきものに「私」と「我」がある。 「修身」に触れ、リーダーとしてどう身を修めていくべきなのか、改めて理解が進みました。 ☑人としてあるべき当たり前の姿に先ず、身を修める。 ☑他者の想いを修める。 ☑人の役に立つために身を修める。 そんな考え方ができる人が大人であり、大人になることで「私」と「我

まず自分の心に問うマーケティング Vo1.32

型を知るで終わらせない マーケティングについて様々な書籍が発売されています。 何十冊を読んできましたが、様々な角度や考え方から多くの「型」を学んできました。 でも、学んできたけど、事業は思った以上に成長しない。 これも事実。 確かに「型」とか「フレームワーク」を学び、社内で共通言語化されれば簡単に議論を重ねることはできる。 でも、ターゲット(本当に喜んでもらいたいお客様)を定めてみても、お客様の生活環境は変化するし、もちろん、ライフスタイルが似ていても性格や抱えてい

この世を去るときに Vol.28

親は子供が産まれた時、幸せになって欲しいと願う。 でも、人生を振り返ってみた時、幸せだなぁと思う日ばかりじゃない。 そもそも、命には限りがあり、線香花火のように、いつかは消滅する。 そんなこと、当たり前に知っているけど、産まれて来る我が子の未来に幸せを願うもの。 親としては「限りある命、どう使っていくのか?」を子供に問い続けることも大事だけれど、親である自分がどう使って生きていたのか残すことはできるはず。 いつかやってくる、この世を去るときに何を残せるのだとうか? そんなこと

社内プロジェクト Vol.18

17期がスタートしました。 今期はプロジェクトを4つ始動します。 プロジェクトに参画、挑戦してくれるメンバーを先日、公募しましたが、主体性を発揮しようと半数以上の社員からエントリーがありました。 今後も「公募スタイル」を推奨していこうと思っていますが、そもそも、プロジェクトに参画の意思表明する人の思考や環境について考えてみました。 問題解決脳の先にあるプロジェクト経営者や上位管理者であれば、普段、仕事をしながら感じている「問題」は解決に導くように行動する。 これ、経営者や

グリーン(多元型)組織とは Vo7.

以下「ティール組織」の中で紹介されている組織の発達段階の中にある「グリーン(多元化)組織」について、「グリーン組織」である弊社の事例を踏まえて紹介させていただきます。5つの段階が以下の図にて表されていますが、人の意識の発達段階を表しており、5つの段階はすべて、前段階の階層を内包していると説明されています。ティール組織はすべての組織の特徴を持ち合わせていますが、ティール組織を目指すのか、グリーン組織を目指すのか、はたまたレッド組織を目指すのか、何が良いか悪いかではないという理解

価値観の変化を加速させる一年に Vo6.

あけましておめでとうございます 新年、あけましておめでとうございます。 本日より弊社も営業をスタートしています。 年末年始は久しぶりに静かに妻の実家と山の家で過ごさせていただきました。 飲食店様や小売店様は繁忙期のところが多いと思いますが、弊社は10年以上前から年末年始の長期休暇を従業員の皆さんに取得していただいています。 正月明けの社内は、年末年始をどう過ごしたのか、そんな話題で持ち切りです。 常識を疑うよりも目的に沿って決断していく私の経営する会社はアパレルのリ

やりがいと愛着を感じる会社を作る Vo4.

ザ・ドリーム・マネジャーが愛読書に推薦された「ザ・ドリーム・マネジャー」を読み終えて数か月が経過。 この期間にも何度か手にするお気に入りの本になった。 シンプルな原理原則がわかりやすく書かれているからだと思う。 弊社の企業理念は「R&Eビジネスの創造を通じて社会と社員の生活向上に貢献します」である。 社会貢献はもちろん、社員の生活向上に貢献する会社でありたいと思っている。 そんな企業理念を掲げる私に先輩経営者が紹介してくれた本が「ザ・ドリーム・マネジャー」だ。 気