見出し画像

わたしが茶道をはじめた理由

茶道を始めて4ヶ月。週に一度、先生のお宅でお稽古をしています。

はじめるに至った経緯

色々と理由はあるのですが「継ぐ」ということ「今を生きる」ということを意識したのが大きかったと思っています。

幼い頃、実家は呉服卸を営んでいました。家の中は反物が積まれ、値札をつけるお手伝いや、独特の手つきでくるくると巻き上げていく仕草を横目で見るのが好きでした。今はもうこの仕事をしていませんが、わが家にはまだ着物があり、ぼんやりとわたしはいつかこれを継ぐのだなと思ってきました。
ただ、実際に着物に袖を通すのは、特別なイベントのときくらいです。着る機会がなければ、継いだところでタンスの肥やし。まずは袖を通す場をつくる必要があると感じていたのです。

また、別の側面では「今を生きる」感覚を持ちたいと思っていました。毎日パソコンの前で画面とにらめっこ、呼吸も浅く、慌ただしく1日が終わっていて。目の前の現実や五感とだけ向き合う時間が欲しいと感じたのです。

流派は異なるものの、母も茶道を習っていて「お茶を点てている時間は非日常を味わっている」と言っていました。わたしは日常に対してバーチャル感覚が強いので、変な話、動機がまったく逆なのですが(笑)

そしてお茶の世界に対する敷居の高さを和らげてくれた『日日是好日』、お稽古に誘ってくださったMさん。いろんな出会いがあってようやく踏み切れたという感じです。

日々のお稽古で学んだことをゆっくり綴っていこうと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?