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#20 ウェビナー オンデマンド

海外製造業Webサイト観察日記 20はウェビナー オンデマンドについてです。マガジンフォローはこちらから♪

ウェビナーという言葉は、コロナのおかげで、あっという間に認知を得た気がしますね。なにしろ、あの格安Zoomにも機能搭載されていますから、ウェビナーのシステムに数百万単位で投資しなければならなかった時代はもうありません。中小企業でも個人にでも開かれています。

そのウェビナーの良い事例を見つけました。VAISALA、環境測定装置のグローバルカンパニーです。

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(https://www.vaisala.com/en)

定期的にウェビナーを開催しているようで、これからの開催スケジュールと過去のウェビナーのオンデマンド配信のストックが大量にあります。

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その数83。2015年から開催されていますので、年10回以上のペースで開催されています。顧客がエンジニアですから、エンジニアに知識を提供し、自社製品を選んで使っていただく必要があるわけですが、やはりグローバル・ビジネスはすごいなと感じました。日本の場合ですと、PDF提供で一方通行で終わっている気がしますが、いかがでしょう。

グローバルビジネスとウェビナーはとても相性が良いです。自分たちが移動しなくても世界中の顧客に情報を届けることができます。また、ウェビナー中にアンケートを実施したり、質問に答えたりして、インタラクティブな場にすることができます。

試しに一つ見てみたのですが、講師の方が「測定装置に求めることは何ですか?」と問いかけると、オーディエンスの人たちがその場で回答して、下記のようなグラフもリアルタイムに出てました。生きた情報が収集できる場ですね。ウェビナーおもしろそうだなぁ。

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過去のウェビナーは、オンデマンドで配信されています。閲覧するためには、個人情報を入力する必要があります。しっかりリード獲得です。

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(入力フォーム)

そしてウェビナー視聴した後は、予想通り「どうでしたか?」メールが来ました。こういうマーケティングオートメーションも海外の方がガッツリ入っている気がします。

考察

グローバルとは何か?には、さまざまな目線があると思いますが、グローバル企業とは、組織のマインドそのものであり、多様な意見を受け入れる姿勢だと思っています。PDFは一方通行の発信、ウェビナーは双方向のため、顧客または見込客とコミュニケーションができるという意味でグローバルな思考をつ企業が取り入れるのかなと思いました。

日本は多言語使える人口少ないので助かってますが、こういうウェビナー実施のコストが下がるということは、より競争が世界規模になるということを加速させますね。

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