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#024 協働ロボット、写真のインパクトとは

海外製造業Webサイト観察 24、写真のインパクトについて。マガジンはこちらから♪

これまで見てきた製造業系ホームページ、トップページに何があるのか?というと、

1.ブランド訴求
2.製品訴求
3.メッセージ訴求
4.機能重視
5.意外性

くらいに分類されるのかなと。

今日は、AUBO Robotics、協働ロボットのメーカーです。分類でいうと、2の製品訴求でしょうか。

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(https://aubo-robotics.com/)

今日のセレクトは、このトップページのメイン画像に驚いたからです。協働ロボットと人間が、同じラインで作業してますね。現実的に。

協働ロボットとは、生産ラインにおいて、人間と一緒に作業を行うロボットです。英語では、Collaborative Roboticsと言うのですね。

余談ですが、Collaborative Robotics という名称から、これは日本で生まれた発想ではないな、と思いますね。日本人は、そもそも、ロボットとは、コラボレイティブだと思っている気がしますし、ここで、わざわざ敢えて、Collaborative Robotics と名前を付けてしまうところの背景に何があるのか、調べたら面白そうです。

これまでの産業ロボットは、人間への安全を考慮して、人間と同じ場所で並んで作業をするということは現実的ではありませんでした。

そこで近年、人間への安全性に配慮しながら、小ロット多品種のラインでも活用できるロボットとして、協働ロボットがでてきたのです、ということは、先日、DIAgateの取材で知りました。

でも、調べたときも、まだイメージ図のようなものばかりで、このAUBOのトップページにあるように、本当にラインで人とロボットが一緒に作業している現実の写真を見たことがありませんでした。

それで、「おおー!すごいな。」と思ったわけです。わたしはAUBOのターゲットではありませんが、こういう写真のセレクトができることって、Web製作者にとっては、とても重要だと思います。

つまり、ターゲットの驚きポイントがどこにあるのか、知っているということです。それを知るためには、Webサイトを作る側が、お客様のビジネス、お客様のお客様を知る必要があります。ちゃんと関節が稼働するところに矢印が入れてあるところも、私とっては、協働ロボットで多関節ロボットが、ラインで人間と一緒に働いているという衝撃でした。

考察

お客様のお客様が、どういうポイントに反応するのか?それを知ることで、トップページの写真をセレクトする。製品訴求型では、それができたら最高だなと思います。

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