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【中国ドラマ】ゲリラ公開されたシュー・カイチェンの古装ドラマ『花溪记』。前半は楽しく見られたのだが…

 恋愛絡みのゴタゴタでおよそ1年間干されていた華流俳優シュー・カイチェン(徐开骋)。

少し前から自身のweibo投稿を再開していたので、そろそろ復帰かと思っていたら、9月中旬、待機中のドラマ『花溪记』(英題:Love is an accident)がいきなりiQIYIで公開された。事前告知がほとんどなかったので唐突でびっくりしたけど、お蔵入りされなくてよかった。

【花溪记 EP 1】

物語は、時空移動系。いにしえの世界に暮らす男主の寝室と、現代に暮らす女主のベッドが雷の日につながってしてしまう……という全32話のストーリーである。
 
男主は高貴な身分で、武術の達人で、なおかつイケメン(という設定)。未来からやってきた、デザイナーの卵の女主を好きになり、超積極的に求愛をするようになる。
 
前半は、よかった。くたびれた1日の終わりに活動スイッチを切って頭を空にして脱力しながら見るにはちょうどいい温度感だった。

劇中、なぜかピカチュウがよく出てくる

がしかし、前半の段階で男主があの手この手で求愛し尽くし、主人公の2人が早々に思いを通わせたら後半はマンネリが続く。後半、悪者の陰謀と闘う退屈なゴタゴタが延々と続く予感しかなかったが、予感が当たってしまった。
 
残念ながら、ドラマの内容はイマイチだが、シューカイチェンは「イケメンだけど、なんか変な人」がハマっていた。

「もしかしたら死ぬかもしれない」と女主を心配させる作戦中

今回のキャラクターは「イケメン」という設定だが、要所要所で「なんだかヘン」なのである。女主を見るときの目がたまに血走っているし、溺愛演技がくどいったらない。が、この脱力コメディドラマに妙にハマっている。
 
男主が女主を好きになった理由がわからないばかりか、女主に恋する脇役が悪に転じる動機さえも分からないまま物語はすすむが、この手のドラマでは突っ込むみを入れるのは野暮というものである。
 
私は後半の展開が退屈で早々に離脱したが、あの手この手で求愛するシューカイチェンの溺愛演技がカムバックしたので御の字と言えるのかもしれない。 

次に待機しているのは、昨年のスキャンダルの発端となった噂の女優グーリーナーザーとの恋愛ドラマ。

彼女にとっては触れられたくない過去を背負ういわくつきのドラマだと思うのだが、いつか公開されるのだろうか……。
 
『花溪记』は、配信プラットフォームiQIYI、およびyoutubeチャネル(期間限定の可能性あり)で配信中。


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