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中国人が見た日本:日替わりランチを40年間、変わらぬ値段で提供してきた老舗の居酒屋

北九州市小倉南区に、とある目立たない2階建ての居酒屋がある。店名はひらがなで「にいな」と書かれている。 店主に尋ねると、店主の苗字で、漢字で「新名」と書くそうだ。 その店主によると、この苗字は一般的ではなく、日本では主に宮崎県と大分県で見られるとのこと。

 開店から40年近く経っており、正真正銘の「老舗」である。 オーナーは70歳前後の高齢。 店には2、3人の従業員がいて、そのうちの一人がオーナーの娘さんだ。 この居酒屋はランチとディナーを提供している(日本の居酒屋には、夜だけ営業する店も多くある)。 

ランチタイムは、近隣の社員や学生によく利用される。 「日替わり定食」は毎日提供され、メニューも毎日変わる。

1人前650円の日替わり定食は、何十年も同じ値段で提供されてきたが、今年4月1日から700円に値上げされた。 

居酒屋である以上、主な収入源はディナータイムで、近隣の会社から仕事帰り(大抵は残業後)の「息抜き」のために2人、3人と会社員がリラックスしにやってくることが多いそうだ。 特に金曜日の夜は、予約しないと席がない。 日本のレストランでは、食事は2時間など時間制限を設けているお店も少なくない。 中国で時間制限があるのはビュッフェだけだ。 お酒が好きな「常連さん」は、他人の酒と区別するため、自分の苗字を書いたお酒のボトルを店に置いてキープしておくのだという。 

近年、中国ではほとんどのレストランでお酒の持ち込みができるようになったが、日本の居酒屋では認められていない。 オーナーは調理しつつ、お客さんとおしゃべりしたりと、とてもフレンドリーだ。 話す中で、ここのオーナーがお客様においしい食事を提供することで、とても満足していることがうかがえた。 シェフとしてもベテランで、食事は確かにとてもおいしい。 一度食事しただけだが、もっと頻繁に来店しようと思う。 

【出典】https://www.toutiao.com/article/7083441351399981608/
【翻訳】Teddy Ven Song

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