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中国人が見た日本:日本の相撲のルーツ

隔離期間中、暇なときは、テレビをつけて日本の国技である相撲の中継を見ていた。 日本の相撲は、世界の中でも異質なスポーツである。

ふんどしをつけた大きな力士2人が、四角い土台の上の、丸い土俵の中で競い、先に輪からはみ出たり、足の裏以外の部位が着地した者が負けとなる。 審判は、選手と同じく土壇の内側に立ち、角帽とローブを身につけ、扇子を持つ。

他のスポーツと同じように、相撲にもプロとアマがあり、プロの相撲取りは「大相撲」と呼ばれ、毎年6つの場所が開催される。 実力に応じて、「序の口」「序二段」「三段」「幕下」「十両」「前頭」「小結」「関脇」「大関」「横綱」の10段階に分けられる。

横綱は競技者の最高位であり、終身名誉称号である。成績不振で格下げされることはなく、引退を待つしかない。 それ以外のランクは業績不振で降格することがある。 力士は大柄で、体重250kgを超える者もおり、不格好に見えるが、実は俊敏で、限られたスペースで様々な技を駆使して相手を倒していく。 勝つための技は70とも80ともいわれ、相手を土俵の外に押し出す、上手投げ、下手投げなどが一般的な勝ち方である。 モンゴル相撲の技に似ているかもしれない。 しかし、競技者の体格が大きいため、プロレスの「バックドロップ」のような大技が見られることは稀だ。

相撲は明らかに伝統的なスポーツの商業的近代化の成功例であり、日本の酒造業界などを中心にスポンサーを獲得し、標準化されたビジネスモデルを構築している。 しかし、今、日本では相撲は若者に人気がなく、ライブ観客の割合も少なく、若者も力士になることに消極的なようで、数年前に日本相撲協会がモンゴルなどの国から選手を呼び寄せ、日本の相撲界に「モンゴル風」を吹き込み、朝青龍、白鵬などモンゴルの選手たちが 横綱にまでなった。

実は、相撲のルーツは中国にある。 中国での全盛期は宋の時代で、相撲はレスリングに近いものであった。 当時、燕青は世界的に有名な力士であり、その武術の技は主に芦俊義から受け継いだものであった。 その後、元王朝時代に「武芸禁止令」が出され、漢民族の武術が制限されたため、相撲は姿を消した。

【出典】https://www.toutiao.com/article/7078626551931552297/
【翻訳】Teddy Ven Song

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