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中国人が見た日本:小倉城訪問記(その2) 〜400年の時を越え、古都の栄枯盛衰を体感する

失望はしたものの、見るに値する場所が少ないわけではない。 この天守閣は1959年に再建されたもので、建物の様式は旧市街を模倣しているが、木造が中心だった旧建築物に代わって鉄筋コンクリートが採用されている。

実は、初代天守閣は火事で焼失してしまった。 妙に漂うモダンさは、3、4年前に内装をリニューアルしたばかりということもある。

天守閣の1階ロビーに入る前に、山から下りてくる虎の絵が目に入った。 先日、奈良の橿原神社に朝参拝した際も、神殿の前に大きな虎の絵があった。 中国人同様、日本人もこの干支を好んで使うが、これは中国文化圏独特のもので、年齢を計算するのに非常に便利である。 もし、誰かが「今年、私は年女/年男だ」と言えば、その人の外見から、12の倍数であるはずの正確な年齢がすぐにわかるからだ。

1階には小さなシアターがあり、小倉城の400年の歴史を10分程度で鑑賞することができる。 周囲の壁には小倉城の発展の歴史が描かれ、文字の壁の下にある模型も美しく作られていた。 日本人は「大きいものを小さく見せる」ことに長けているので、城の模型を作る歴史があることを忘れてはいけない。 ここからほど近い博多には、有名な人形ブランド「博多人形」があり、ここでの模型作りの技術に近いものがある。

1階には、歴史を体感できる場所が2カ所ある。 一つは、大名や武士の蝋人形に座って軍事を論じること。 ただし、来場者が自前の服を着ていたら、違和感が強すぎてしまうだろう。 1階エントランスの反対側では、昔の侍の格好をして、黄金の剣と太鼓と角笛の時代にタイムスリップすることができる。

また、古代の人々が大きな石や重いものを運んでいた様子を体験することができる場所でもある。 これは、多くを説明する必要はなく、写真をご覧いただければわかるであろう。

1階のほぼ中央に、最上階につながるエレベーターがある。 小倉城の天守閣は、現代風にアレンジされたようだ。 旧市街の復興には、そんな「後出しジャンケン」のような利点がある。 何年か前に訪れた大阪城にもエレベーターがあり、特に足の不自由な方にとっては、「登る」必要がなく、「座る」だけで楽しめるのは非常に便利だ。 ただ「座る」だけで「街」を楽しむことができるのだから。 私も通常ルートを回避し、エレベーターでまずは一番上まで行ってみることにした。 (続く)

【出典】https://www.toutiao.com/article/7110578345343205929/?log_from=e738e199d10b2_1661406516142
【翻訳】松本忠之

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