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【コラム】ギター生産数日本一の都道府県は?

その確かなクオリティから、世界的にも定評のある日本のギター作り。
では、日本のどこで作られているのでしょうか?

その答え、ギター生産数日本一の都道府県は、ダントツで「長野県」です。
実に国内生産の約半分が長野県(特に松本市周辺)で生産されています。

なぜ長野なのか?

■気候に恵まれ、湿度が低く、木材産業に適している。

<長野県の気候概要>
長野県は海岸から遠く離れた内陸に位置していることから、全県的に内陸特有の気候が明瞭となっています。一日のうちで最も高い気温と最も低い気温との差(日較差といいます)、一年のうちで最も高い月の平均気温と最も低い月の平均気温との差(年較差といいます)が沿岸部に比べて大きく、湿度が低いことがあげられます。

参照元:気象庁HP

■その為、木材も豊富な長野県では、古くから家具製造などが盛んで、多くの木工技術者が集まっていた。

<松本家具・松本民芸家具>
長野県は木材が豊富であり、その種類も多く良質です。加えて松本地方は空気が乾燥し、風通しが良いため、木材の乾燥に適しており家具作りに最適な場所です。このように昔から恵まれた自然の中で生まれた松本家具の歴史は古く、その誕生は安土桃山時代にさかのぼり、昭和51年には、家具業界で初めて通産大臣から伝統的工芸品に指定されました。

参照元:松本市HP

■ギター製造創世記においては、日本の家具職人が多く携わり、その確かな技術力によって、日本のギター製造が支えられていた。

という背景があるんです。

※様々な要因が重なり、諸説あるようですので、あくまで筆者の所感です。

つまり、それまでは国内において「ギター製造」自体が殆どなかった時代に、木工技術に長けた家具職人たちが、見よう見真似で作り上げていった歴史が詰まっているんですね。

そういった先人たちの血の滲むような努力によって、日本国内におけるギター製造は国内外において評価を高め、世界的トップブランドのOEM生産などを経て、今では「メイド・イン・ジャパン」は世界トップクラスのギター製造技術として、世界中のギター愛好家から認められています。

そして、現在では北は北海道から南は九州まで、日本全国に数多くのギター工房が存在し、それぞれがこだわりを持って、素晴らしいギターを作っています。

私たちのサイトでも、そういった生産者の皆さんを、紹介していきたい!と考えておりますので、楽しみにしていて下さい。

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