60代、マインドコントロールされて生きるのはあまりにも時間がもったいない
世の中には、理不尽なこと、知らず知らずにマインドコントロールをされていることが多くあります。
もしかしたら、僕も、あなたも、今現在その支配の下に生きているのかもしれません。
信念を持って信じるものであれば、それはそれで幸せなことと言えるでしょう。
しかし、自分の人生を自分のものとして生きるためには、別に声を上げなくても良いですが、おかしいものはおかしいと思える心を持つことが大事だと思うのです。
クレーマーを放置の原因はマインドコントロール
つい先日の話ですが、クライアント先の温浴施設であるお客さんを出禁にしてもらいました。
この施設のお手伝いをした当初から、薄々気になっていたのですが、長年入浴態度が悪く傍若無人に振る舞う客がいると耳にしていました。
正しい判断は施設でされることだろうからと、言葉にせずにいたのです。
ところがX( Twitter)で、他のお客様からその人物の行動が投稿され、本当であればその内容があまりにひどいので、本格的にヒアリングを行ったのです。
結果、実態はなぜこの人を今まで出禁していないのか、その理由を見つけることができないようなものでした。
この人物を放置していた結果、何人もの、それも数百名単位で顧客を失っていたのではないかと推察できます。
それだけではありません、従業員も同じく多くが心を痛めて辞めていったでしょう。
本来ならば、怒りに震えるような案件ですが、施設は投稿があっても動ずる態度が感じられませんでした。
なぜ、ここまで放置していたのか、理由を深く探れば色々ありますが、ものすごくシンプルにいえば、マインドコントロールです。
この客の本質は“お客様は神様です”といった歪んだ思い込みのあるクレーマーです。
最初は注意もしていたようですが、毅然とした態度を取らずに言い分を聞き続けているうちに、この歪んだ思い込みの持ち主に洗脳されていった、大袈裟にいえばそういったところです。
お客様は神様です。この言葉は、演歌歌手?三波晴夫さんの言葉で有名ですが、長年商売を行う際に言葉の真意を歪んで解釈して、お客はサービス提供者より上といった意味合いで使われていました。
三波晴夫といえば1970年、大阪で開催された万博のテーマ曲〜世界の国からこんにちは〜が有名ですが、あれから50年以上経った今もまだ、この呪縛に囚われていることに驚きを隠せません。
慣らされた世界で本質を見失う。
マインドコントロールといえば、新興宗教にのめり込むといった特殊な状況を想像されるかもしれませんが、我々は大なり小なり何かにマインドをコントロールされています。
1日3食食べるのが当たり前だとか、毎日働くことが当たり前だとか、色々です。
だけど、こういった当たり前と思われることも、時代ともに多様化し、必ずしもそうではない生き方をする人も出てきています。
ジャニーズ帝国が崩壊しました。
テレビをつければ、ジャニーズのタレントが必ずそこにいる。芸能関係だけでなく、専門家でもないの彼らはニュースの司会やコメンテーター、スポーツの解説までしています。
その内容は薄っぺらく、単に台本を読む彼らの言葉を聴いて、理解したような気になっていたのが現実です。
冷静に考えれば、異常ですよね。
国民の大半は、明るみに出たジャニー氏の噂は、生前から確信はないものの薄々耳にし感じていたはずです。
これだって、一種の洗脳のように思います。
だからと言って、掌を返したマスコミの報道に乗っかり、今更踊らされる必要もないでしょう、馬鹿馬鹿しいです。
僕たちの身の回りを見渡せば、当たり前といった名の呪縛でいっぱいです。人間関係、お金の話、健康問題、全てがこれでなければならないといった絶対なんて何一つないのだと思います。
まもなく還暦、残された時間は短くはないですが、決して長くはありません。だからこそ、しっかりの自分の心で見て、感じることが大切だと思います。