水原一平氏が大谷氏に対して感じている感情と、それに対する大谷氏の感情
生きていれば、誰かの信用を得ることもあれば、落とすこともある。信用を落とした時に、相手から裏切られたと思われることもあるだろうし、自らが裏切ったと思うこともある。
裏切られたというのは相手の感情だし、裏切ったというのは自分の感情だ。
裏切られて許せないこと
僕も、今まで随分人から裏切られたと感じたことがあった。しかし、こちらが一方的に期待をしていたことに、応えられることができなかった人に対しては、信用を落とすことはあっても、裏切られたとは思わない。
裏切られたと思うのは、やはりそれが道徳的、倫理的に許せない場合でアる。
例えば、会社のお金に手をつけたり、癒着や、チーム内での不倫関係などである。
ギャンブルだろうが、女好きだろうが、自分の責任の範疇であれば、危うさを感じるかもしれないが、裏切られたとまでは思わないだろう。
ただ、そういった人が境界を越え、裏切り行為をした場合は憤りを感じる。相手にではなく、それを見抜けなたった、あるいは結果的に、それを許してしまった自分に対してだ。
水原一平氏の裏切り
ドジャースの大谷選手の専属通訳である、水原一平氏がドジャースを解雇された。
真相の程はまだ明確ではないが、違法な賭博を行い、7億円もの借金を抱えたようだ。
穴埋めのため、大谷選手の銀行口座から資金を盗んだとも、大谷選手が、肩がわりをした、ともいわれている。
水原氏が、単なる通訳なら、大谷選手からの信用を落としたというだけの話であろう。しかし、これまでプライベートマネージャーの役割を果たしており、大谷選手のブランド力に大きく関わってくる立場にある。
その意味で、大谷選手からの信頼も厚く、それなりの厚遇もされてきたはずだ。何よりも7億もの借金が膨らんだのは、大谷ブランドがってのことであり、そこにつけ込まれたのだろう。
勝手に口座のお金を出し入れできるとは考えにくいが、もしそうなら大きな裏切りである。
そうでなくとも、大谷選手を守り、野球に集中させる立場でありながら、大谷選手を巻き込む事態を起こしたことは問題だ。
そして、何より今、大谷選手は、水原氏の行為を見逃した自分に対して、激しい憤りを感じているだろう。
水原氏には、自分を信じてくれたスーパースターに、このような思いをさせてしまったことには、裏切ってしまったと感じて貰いたい、
一方、大谷選手は裏切られたと感じているのかな?多分悶々とした、心穏やかではいられない状態であろうと思う。
「自分への憤り」を乗り越えてほしい。