《番外編》 アラビアコーヒーを飲んでみた。
世界で5億人が話しているスペイン語。話者の多さに比例して、それを学ぶ人も増えるようで、スペイン語を勉強していると色んな国の人たちと話すことができます。
今回は同じスペイン語学校に通うサウジアラビア人の友達が〝アラビアコーヒー〟を振る舞ってくれたので、ご紹介したいと思います。
ー アラブ諸国のコーヒー文化
そもそもコーヒー文化は元々アラブ地域が発祥で、薬として飲まれていたものが始まりだそうです。
飲酒が禁止されているイスラム教徒が嗜好品として飲用し、それが世界各地に広まって独自のコーヒー文化を形成していったんだとか。
ちなみにアラブ諸国には日本と同じく、お客さんにコーヒーを出してもてなす文化があるらしいです。
スペインに来るまで紅茶党だった(←)僕は、アラビアコーヒーのことを全く知りませんでした。
ー アラビアコーヒーの作り方
アラビアコーヒーは、簡単に言うと超浅煎りのコーヒーです。
写真左の袋に入っているのがコーヒーの粉なのですが、およそコーヒーとは思えない色をしています。香りもコーヒー豆とは全然違う。。。
驚いたのは、そこにカルダモンなどのスパイスを入れること。熱いお湯の中にコーヒーの粉とスパイスをそのまま入れて混ぜ合わせ、わずか数分でできあがり。
色は薄い茶色で、スパイシーな香りがします。「これがコーヒー?」っていう感覚。(※写真撮るの忘れました。すみません。)
アラブ諸国では小さいお猪口のようなものに少しだけ入れて飲むそうです。
レポート下手なので気になる方は飲んでいただきたいのですが、例えるならチャイのような、スパイシーな飲み物。
個人的には好きな味でした。
ー ユネスコ無形文化遺産
アラビアコーヒーは、ユネスコの無形文化遺産に登録されているそうです。
無形文化遺産は民俗的な文化や風習、儀式などの無形文化財を対象とするもので、日本の和紙や和食も登録されていますよね。
和歌山県で言うと熊野那智大社の扇祭りで毎年奉納される〝那智の田楽〟も2012年に登録されています。
ちなみにスペインではフラメンコやバレンシアの火祭り(ファジャス)などが無形文化遺産に登録されているそうです。
思わぬところでグローバルな体験をしたので、ご紹介させていただきました。
材料さえ揃えれば家でも作れちゃうみたいなので、気になる方はぜひお試しあれ。
(トップ画像はフリー画像です。)
スペイン滞在中に、地元和歌山のために何ができるか模索中です。スペインにお詳しい方、コメントなどで色々教えていただけると嬉しいです!