セマナサンタ⑤ イエスの復活
自粛生活171日目。
semana santaの最終日、聖日曜日。
もちろんこの日は、復活の日曜とも呼ばれます。
イエスキリストが死から蘇る奇跡の日です。
福音書では、復活の瞬間については細やかな記載はなされていないようです。
いずれにも共通しているのは、日曜の朝、イエスキリストのお墓を訪ねた際、空になっているのを発見‼️その場で天使が、イエスキリストの復活を告げる、という場面描写です。
ミステリアス、の一言。むしろ如実に復活を語らないところが、奇跡感をより盛り上げているようにも見えます。
誰も知らないうちにこっそり蘇って、何処かへ行ってしまうイエスキリスト。天使にいわれなければ、魂と共に肉体も天に召されたのかと思ってしまいますよね(それもミステリーやけど😅)。
復活したイエスキリストはその後、40日間にわたって神の国について説き続けました。それが復活した自分の使命だと言わんばかりに。
最後の日、使徒たちへ福音書を広く説いて回るように話します。「信じて洗礼を受けるものは救われ、そうでないものは滅びる」。そう伝えて、神のもとへ召されたということです。
さて、semana santaの一連の流れ、ご参考になったでしょうか?
この流れを把握しながら、この期間に行われるprocesión (プロセシオン 御神輿行列のようなもの)を見ると、捉え方が違ってきます。
今年もコロナの影響で中止になりましたが、教会からイエスキリストや聖母マリアを載せた輿が、隊列を組んで町を練り歩きます。その様子は毎日異なり、特に最後の3日間はクライマックスへ向けて超盛り上がりとなります(とは言っても、厳かなものなのでとても神秘的)。
最後の日曜の復活では、それまでの暗い悲しい雰囲気からは一気に抜け、明るい喜びに満ちたものに。
まさか2年続けてセマナサンタのプロセシオンが見られないなんて、想像もしませんでした。
コルドバにマラガ、セビージャにグラナダなどのアンダルシア州の有名なプロセシオンやバジャドリード、サモラ、カンタブリアにテルエルなどなど、名物プロセシオンも沢山あります。
宗教イベントではありますが、ある意味日本のお祭り(も神仏がもともと関係あるしてますよね?)とも全く引けを取らないsemana santaのプロセシオン。
一度その神秘的な雰囲気を味わって貰いたいなとも思います。ホテル取るの大変ですけどね😅
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