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セマナサンタ③ クライマックスの始まりです。

自粛生活169日目。

semana santaのお話続けますよ。
4-5日目、聖水曜日と聖木曜日。

聖水曜日。
有名なユダの裏切りです。この日、ユダはイエスキリストを差し出し代わりに、お金を貰うことでサンへドリン(当時のユダヤ政治宗教自治組織)と協定を結んでしまいます💰

聖木曜日。

semana semanaの中でも復活前の特別な三日間の始まりです。洗足の木曜日とも呼ばれるこの日、イエスキリストとその使徒12名は最後の晩餐となる夕食をとります。元々は、パスクワ(モーセのエジプトからパレスチナへの脱出の祝いが起源)の食事を使徒と祝うためのものでした。

イエスキリストはすでにこの時には自分の使途が裏切ることを予見。自分はその裏切りにより、十字架にかけられるだろうと。

食事の前に自ら12人の使徒の足を洗う儀式をしました。キリスト教では、これは謙遜、相手への敬いや尊重を意味します。

イエスキリストは、「主であり師である私が洗ったのだから、お前たちもお互いに足を洗わないといけないよ」と言ったとか。

最後の晩餐となった食事が終わり、いつものようにオリーブ畑で祈りを捧げているところで、ユダに手引きされた役人によりイエスキリストは拿捕されてしまうのでした。

なんとも切ないお話ですが、イエスキリストが全てお見通しだったならばなんと心の広いおひと。全てを受け入れる覚悟を身をもって皆に知らしめた感じですよね。

その割には、弟子の足を洗ったりして、裏切り者をジワジワ心理的に追い詰めてる部分もなんとも言えません。悪いことしてるから後ろめたいやろ‼️と言わんばかりに。

そう感じるのは私だけでしょうか?ドラマ的な想像力が思わず膨らんでしまいます😜あ!でも心広いからそんな気はなかったんでしょうけどね。

さて、イエスキリストの復活まで残すところあと2日‼️です。

写真はプラド美術館にある、ティントレットの洗足。とても大きな絵で、遠近法の仕掛けがしてある面白い絵なんですよ🖼

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