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スペインの言語

自粛生活87日目。スペインでは昨日から一時的に行動制限が解除になった地域が出てきています。ウチは、今日旦那の実家のあるコルーニャに来ました🚗行く前にはよく話し合い、どうしても来て欲しいという意向を汲んで訪問しています。スペインはさすがラテン系だけあって、家族の繋がりが結構強い。毎日特に用はないけどテレビ電話するし、結構頻繁に両親親戚の顔を見に帰ります。ウチは600kmと結構離れてるのですが、2-3ヶ月に一度は必ず帰ってます(私の家ちゃうから、「行く」やね)。それに加えて期間中一回はマドリードに遊びに来てくれたり。この頻度からすると、6月以降会ってないって凄いこと‼️そりゃどうやっても来て欲しいっていう気持ちもわかります。
コルーニャは、スペイン北西部に位置し、ガリシアと呼ばれる地方にあたります。この地方では、ガジェゴgallego (ガリシア語)がスペイン第一言語のカステジャーノcastellano よりも高い比率で話されている地域もよくあります。幸いコルーニャはカステジャーノの比率が高いですが、皆学校でガジェゴを習っています。どのくらい違うのかというと、方言レベルにちょっと毛の生えた感じでしょうか。文法等は大体同じですが、単語が時々違ったり、発音によってある特定のアルファベットを使うなどなど。例えばチーズというカステジャーノ単語はquesoケソですが、ガジェゴではqueixo ケイショに。話すという単語のアブラールhablarは、ファラールfalar とか。
初めてこっちに遊びに来た7年前、地方の朝市に行った際、地元のおばちゃんのいうことが全然理解できず、ドイツ語かなんか別の言語に聞こえた覚えがあります😭当時のスペイン語力も足りませんでしたが、多分、関西弁で東北弁に対抗してたような感じじゃないかと。自分のスタンダードに合わせて似てる単語探したけど見つからん、なに言うてる?みたいな😂今でもガチガジェゴで来られると三分の一くらいしかわかりませんが、ドイツ語の当時よりマシやとポジティブシンキング😆
スペインでは他にもバルセロナなどで話されるカタランcatalan とか、バスク地方のエウスケラeuskeraなどもあり。特にエウスケラに関しては語源がどこか不明なくらい難解だとのこと。これらはスペイン国内で言語とみなされており、また言語としては認められていませんが、他にもアンダルス(アンダルシア地方訛り)は結構聞き取りづらいし、カナリア諸島の訛りでは独特の単語を使ったりすることも。
日本ですら47都道府県以上に細かく方言分離されてるくらいですもん。これだけ広いとそりゃ色々ありますよね。
わからんことも多いですが、意外となんとかなるというのは、人間の不思議なところです✨

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