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問題意識を見つけるフレーズ

現在、ブランディング実践講座の準備を進めています。

第一回目の講座は「問題意識を見つける」というテーマなのですが、「問題意識」は今後のコンセプト設計においても根幹になる重要な部分です。

ビジネスや情報発信をしていくうえで、問題意識はクライアントの潜在的ニーズの発見につながり、自身のミッションを定めることにもつながるため、その人の活動の軸になってきます。

問題意識はわかりやすく言うと、現状に対する疑問であり、変えたいことです。
こんなフレーズで表現ができます。

「なんで○○なんだろう?」「○○だったらいいのに」

ぜひ一度ご自身の問題意識を上に当てはめて考えてみてください。
そして、当てはめる際は必ず、ご自身の原体験をベースにしてください。
問題意識は自分事(または家族などの極めて近しい人)であることが重要です。

例えば、
「なんでみんなごみをポイ捨てするんだろう?」「もっときれいな街だったいいのに」という問題意識を思いついたとします。
その問題意識を持つまでに、ご自身がこの問題にどれだけ自分事として直面したことがあるか。
苦労した経験や困った経験、または救われた経験があるかということを考えてください。

自分事の問題意識であれば、何か迷ったときに自身の体験に立ち返ることができます。

反対に他人事の問題意識は、判断基準があいまいになり、自分が価値を提供したい領域があいまいになり、モチベーションも外発的なもの(お金や他人からの称賛など)に頼りがちになります。
問題意識を持った理由が「SDGsが流行っているから」とか、「環境に良さそうだから」という場合がそれにあたります。

もし、ご自身の問題意識について考えたことが無い方は、ぜひ、問題意識について考えてみてください。そして、今やっている(やろうとしている)仕事や活動とその問題意識がどのように結びついているか考えてみてください。

その問題意識から具体的にどのような価値提供をしたいのか、どのような世界を目指すのか。
それを自分にも、相手にも伝わりやすく表現したものが「コンセプト」です。

というわけで、今回は「コンセプト設計において問題意識は重要です。」というお話しでした。

※第1回ブランディング実践講座は満員のため、現在は募集をしておりません。次回開催の際は改めてご案内をさせていただきます。

自己紹介
みつる 
東京都出身。大学時代にブランディングを専攻。卒業後は国産高級バッグ、外資系キッチン用品、スキンケアブランドに勤め、全国でPOPUPやイベントの企画・運営をして、製品・ブランドの魅力を発信する活動に従事。
独立後はアパレルブランドや音楽アーティストにロゴデザインを提供するサービスを立上げ、全くのデザイン素人から、ブランディングの知識を駆使して、半年でスキルシェアサービスのロゴデザインカテゴリーで1位を獲得。
現在はX(旧Twitter)にてブランディングに関する情報を発信中!https://twitter.com/mitsuru_0729


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