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学歴をつけた方が良いなんてどの口がいうんだよ


才能のある友人たちとやりとりする
彼/彼女らは、自分には才能がないという
わたしの話をきいて、
大学がそういうところだと知っていたら無理をしてでも行ったかもしれない
という

それでわたしはもどかくしなる
才能を、可能性を、彼/彼女が信じ続け、世に知られてほしいと思う
自由でいるためにもっとお金を得てほしいと思う
つい
"機会があればいつでも大学に行けるよ"
などと言ってしまいそうになる
なんとおこがましいことだと自制する


わたしのいる業界はめちゃくちゃに学歴社会だ
医療系ポジションは極めて狭き門なので、基本的に都内国立大学院3校か早慶上智しか対象にしていないという印象だ
わたしは学歴の恩恵を受けている
が、学歴があるのは単にラッキーだからだ。もちろん努力はしたけれど、個人の努力ではどうにもならないことがこの世にはたくさんあるのだから
一般社会では、まだまだ本人の能力や努力のみに帰属されがちなようで、驚き、悲しくなる
実際は生まれついた家の文化や経済状況によるところがかなり大きい
義務教育よ、道徳教育なんかしてる場合かディスタンクシオンを教えろと思ってしまう
教えられなくてもこれくらい気がつけよとも思うが、自分にできることが他人もあたりまえにできるとは限らないし、その逆も然りだ

彼/彼女らを好きになればなるほど、余計なことを言ってしまいそうになる。学歴をつけることがたしかに効率が良い面はあるだろう。
でも、求められるまではアドバイスしない。何が良いかを決めるのは彼/彼女自身なのだから
わたしにできるのは、ただただ、相手の可能性を信じ、あなたの作品は最高だと言い続けることだ


*ホログラフィートークは、より無理なく自然に、自分を縛る記憶や感情をケアすることができます。

*ご利用については固定記事をご覧ください。

【ホログラフィートークとは】
「クライエント本人が感情や身体症状の意味を読み取り、解決し、自らを癒すプロセスをセラピストが援助する心理療法です」
(創始者嶺輝子氏のホームページより)

具体的には、セラピストがクライアントの感情や体の感覚ないし症状をヒントに、言葉によって軽い催眠状態に導いていきます。催眠というと怖い感じがするかもしれませんが、うたた寝の手前のようなリラックスした状態です。ちゃんと話さなければ、思い出さなければというように、上手くやろうとしなくて大丈夫です。
全ては必要があって起きていること、流れにのって辿り着く先にあるものにこそ意味があります。

【自己紹介】
はじめまして。臨床心理士/公認心理師のATEMと申します。
大学(社会学)を卒業後、アパレル企業や人材企業で8年間会社員を経験しました。その後大学院へ進学し修士号(心理学)を取得。現在は病院と学校で勤務しています。


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