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スペースシェアをあたりまえに (中編)

こんにちは。スペースマーケットCOO 井上真吾です。「スペースシェアをあたりまえに」の第二弾です。前回は「日常使いの利用想起」でしたが、今回は大事な3つの要素の中の「すぐ貸せる」について。

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大事な2つのステークホルダー

スペースマーケットには大事な2つのステークホルダーがいます。それは、「スペースを利用していただくゲスト」「スペースを提供していただくホスト」です。スペースマーケットはマッチングプラットフォームとして、その両者をつなぐ役割を担っています。

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(出典:スペースマーケット2020年12月期決算説明資料 9ページ目)

掲載スペース数と比較

スペースマーケットには14,000を超えるスペース(2021年2月現在:14,418)が掲載されており、47都道府県すべてをカバーしています。ただ、その分布には濃淡があり、東京や大阪、名古屋などの比率が圧倒的に高く、地方は弱い。「スペースシェアをあたりまえ」にするには、カバー率が低いと言わざるを得ません。

身近にあって、「あたりまえ」になっている事例としてコンビニエンスストアが挙げられます。2020年12月現在の店舗数は55,924(出典:日本フランチャイズチェーン協会)と、スペースマーケットの約4倍です。さらに身近にある飲料自動販売機にいたっては全国で2,375,400台(出典:日本自動販売システム機械工業会)と圧倒的。さすがに自動販売機レベルとは言わないまでも、コンビニぐらい身近にあるといいですよね。

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ポテンシャル

スペースシェアできる場所ってそんなにあるの?という疑問もありますが、全国の住宅総数は62,407,400(出典:総務省統計局 平成30年度住宅・土地統計調査)あり、空き家となっているものが8,488,600(出典:総務省統計局)も存在します。伸びしろがすごい!

空き家じゃなくてもシェアできるスペースはもっとあります。例えば平日の結婚式場、ビルやマンションの使われない共用部、飲食店のアイドルタイム、挙げていけば切りがありません。休日のオフィス街も空いているスペースがたくさんありますよね。

みなさんもちょっと目を閉じてみたら、「あれ?あそこって貸せるんじゃない?」と思い浮かぶスペースが有るのではないでしょうか。

なぜ貸し出さないか

あるんだったら掲載してほしい!と声を大にして言いたいのですが、いざ手を動かすとなると面倒だし、わからないことが多いし、途中で脱落してしまう人が多いです。意外とハードルが高い、スペース掲載。

掲載のステップは比較的シンプルにしているつもりですが、それでも5つのステップがあり、その中でも悩むポイントがたくさんあります。

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スペースの作成時にはプランを決めないといけないので、1時間あたりどれぐらいで貸すのが良いのか悩みますよね。また、どういった使い方されるのかわからないですし、そもそも使ってくれるのか?という疑問に立ち返って悩み始めると、、、そっとブラウザを閉じてしまう。そんな気持ちも理解できます。

スペースマーケットが目指す世界観

だからこそ、こういったハードルをすべて取っ払いたいと考えています。貸し出したいな、と思ったら簡単に登録できるようにする。ざっくりとした場所情報(住所、広さ、特徴)を入力すると、貸し出し用途や時間単価、売上シミュレーションなどが簡単に出力されるようにする。

そうすることによって、最初のハードルが一気に下がり、スペースが一挙に広がることを期待できます。身近にそういった経験をした方が出てくると、体験の共有が始まり、どんどん輪が広がる未来が出来ます。

プロダクト的にこの世界観を実現するのはちょっと後になりますが、まずは「ちょっと思い浮かんだ場所の周辺をスペースマーケットで検索してみる」ところから初めてみるのはどうでしょうか。

僕は滋賀県の安曇川という場所に少し縁があるのですが、ちょっと調べてみたら素敵なスペースを発見!みなさんも、自分の実家周辺なども調べてみると色々出てくと思いますのでぜひ。

ということで、「スペースシェアをあたりまえに」の第二弾はかんたんに貸し出せる世界を作っていこう!でした。これを見て、スペース掲載に興味を持たれた方はぜひスペースマーケットのホスト登録をお願いします。