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NASAが月に関する重大発表をするらしい

先日、NASAのJPLで働いている小野さんがこんなツイートをしていました。

なんでも、NASAが月に関する重大な発表をするというのです。かなり興味深いので、詳しく調べてみました。
情報は以下のNASA公式サイトから引用および翻訳してお伝えします。

さて、該当のサイトによると次のようにあります。

NASA will announce an exciting new discovery about the Moon from the Stratospheric Observatory for Infrared Astronomy (SOFIA).
(NASAはSOFIAの観測結果から月に関する面白い発見をしたので公表します)

SOFIAって何?

SOFIAは日本語では成層圏赤外線天文台と訳されるようです。
これはNASAとDLR(ドイツ航空宇宙センター)が共同で運営する天文台で、惑星の大気および地表の研究、彗星の構造・進化・構成の研究、星間物質の化学および物理学的研究、恒星およびその他の天体の組成に関する研究を目的に利用されているようです。
というのも、これらの研究テーマに関して地上観測からのデータを用いようとすると、地球の大気に含まれる水蒸気の揺らぎや吸収によって観測の精度が低下してしまいます。
しかし、この水蒸気は、ほとんどが対流圏と呼ばれる地表から15km付近までの部分に集中しているので、それより高度の高い成層圏を飛行する航空機に望遠鏡を搭載し観測すれば、水蒸気の影響のない高精度な観測結果が得られるというわけです。

This new discovery contributes to NASA’s efforts to learn about the Moon in support of deep space exploration. Under NASA’s Artemis program, the agency will send the first woman and next man to the lunar surface in 2024 to prepare for our next giant leap – human exploration of Mars as early as the 2030s. Understanding the science of the Moon also helps piece together the broader history of the inner solar system.
(この発見は深宇宙探査に向けて月を学ぶというNASAの努力に貢献する。NASAのアルテミス計画の名の下に、NASAは2024月に初めの女性およびアポロ計画以来の男性を月面に送る予定である。これは早ければ2030年代の火星有人探査という次の大きな飛躍への準備のためでもある。月の科学を理解することにより、内太陽系の歴史の全貌を解き明かすことにつながる。)

かなり壮大なことを言っていますね。本当にそんなに価値がある発見なのかどうかはちょっとわかりませんが、ワクワクはしますね。

SOFIAプロジェクトと月探査をつなげるものとはなんなんでしょうね。
赤外観測というのがキーポイントだと思うので、月の温度関係で何か新しいことが分かったのかもしれませんね。月の温度は、月の火成活動の変遷や月面の水の分布を議論する上で重要な要素になってくるので、それ関係だと私は興奮しますが....

とりあえず、明日の公表を楽しみに待ちましょう。
この重大発表は米国東部標準時(EDT)で10/26 正午、日本時間の10/27 午前2時から発表されるようです。(計算間違えていたらすいません)
発表はこちらでライブ配信されるようです。

私は次の日がリモートワークなので、夜更かしして中継を見ようと思います。笑

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