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関西初開催!今注目のマーケティングサービスやツールが揃った「第1回 Japan マーケティング Week 関西」の様子をレポート!

9月2日(水)~4日(金)に開催した「第12回 Japan マーケティング Week 夏」に続き、9月9日(水)~11日(金)の3日間、「第1回 Japan マーケティング Week 夏」を開催しました。出展社の皆さま、講演をしてくださった皆さま、ご来場くださった皆さま、ありがとうございます。

関西地方初開催となる本展の会場は、インテックス大阪。
関東と同じく6つの専門展で構成され、全15講演のマーケティングセミナーを開催しました。

当日の会場の様子を3日間に分けてお届けします。
本記事ではまず1日目、9月9日(水)の様子をお伝えします。

関西展、初日の会場の様子は?


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来場の後は、すぐに受付です。入場に必要な「入場者バッジ」を発行します。

開場は10時から。
開場内すべての出入り口に消毒液の設置、またサーモグラフィーによる体温測定を全参加者に実施。徹底した感染症対策を行いました。
皆さまご協力ありがとうございました。

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※その他のコロナウイルス対策について詳細はこちら 
 https://www.sp-world.jp/doc_coronavirus/


関東での参加は難しいという声にお応えして開催となった関西展。
地元ならではのコラボレーションを行う出展社など、関東とはまた違った様子のブースが集まりました。
来場者様は熱心に自社の課題を話し、出展社様は熱心に自社のサービス・グッズを説明する。各ブースでは熱いやりとりが見られました。

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ビジネスを加速させる「営業支援EXPO」「Web販促EXPO」のブースを紹介!


1日目は、営業支援EXPOとWeb販促EXPOのブースを紹介します。

営業支援EXPOではwithコロナ時代をサポートするさまざまなサービス・ツールを紹介。

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黒で統一されたシックなブースはジャストシステムさん。
ジャストシステムさんは「一太郎」などの個人向けソフト、「ジャストスマイル」などの教育機関向けソフトを提供しているソフトウェアの開発会社です。

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今回のブースではBtoB向けのSFAツール「Just SFA」を紹介。「Just SFA」はスケジュール・日報・商談内容・見積もり作成などのさまざまな顧客情報を一括管理ができるソフトです。スマホでも閲覧できるため、外出先でもデータの確認ができるのは便利ですよね。また、多数のソフトウェアを開発していることから見やすさ・使いやすさにも定評があります。
https://www.justsystems.com/jp/


Web販促EXPOではテクノロジーを駆使したツールが多数紹介。

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スターティアラボさんではARを中心に電子bookやデジタルマーケティングツールを提供しています。
ゲームから浸透し、クリスマスやハロウィンなどさまざまなイベントで使われるようになったAR。

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ブースで紹介されていたのは印刷物と連動したARコンテンツ「COCOAR」。アプリを通じてカメラを起動して印刷物にかざすと、ARで映像が映し出されます。
また「LESSAR」ではアプリをダウンロードしなくても、QRコードの読み取りでARコンテンツを楽しむことができます。
カフェのような落ち着いた雰囲気のブースで、来場者はコンテンツを楽しんでいました。
https://www.startialab.co.jp/


大阪ゆかりの企業のセミナーも開催!


会期中には15講演のセミナーも併催。
感染症対策として、隣り合わせにならないよう席を配置しました。

セミナー風景

開場と同時、10時に始まった基調講演。セミナー会場Mにてお二人の講師をお招きしました。
お一人目は江崎グリコ(株)常務執行役員・マーケティング本部 本部長である奥山様。『デジタル化時代に求められるマーケティング、ブランディングの原則』をテーマとしてお話をいただきました。

奥山様には、関西での講演前にインタビューを実施しています。

ブランドはお客様との約束だ、とお話された奥山様。
セミナーの中で例として挙げられたのは、ジャイアントコーン。三角形のアイス、チョコもコーンも中のバニラも美味しいアイスという商品の特徴は約束にはなりません。ジャイアントコーンの本当の価値・約束は疲れをねぎらい、励まし元気になれるというもの。
こういったブランドの約束に加えて、製品はどうあるべきなのか。パッケージや、コミュニケーションをとるのか。グリコさんの全ての製品にはハニカムモデルとしてきっちりと定義されています。

お客様の日々の生活の中で見えてきた課題、例えば働く女性は買い物に割ける時間が少ない、高齢者の方は荷物が運べないから買い物に行き辛い、など。そういった課題を解決するために手段としてデジタルを用いている。
他にもカプリコやポッキーの例などを挙げつつ、どのようなマーケティング戦略をしているのかというお話となりました。

続いて講演いただいたのは(株)アシックス 常務執行役員の松下様。『これからのスポーツビジネスと、アシックスのブランディング戦略とは』のタイトルで、スポーツ業界の現状とアシックスさんの戦略についてお話しされました。

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コロナウイルスの影響によって外出の自粛、3密の防止などにより、いままでのようにスポーツができない環境となり、テレワークの推進によって普段は歩いていた人も歩かなくなった。
そんな中、アシックスさんが考えたのは売上の半数を占めていたランニングシューズ、特に走るのが好きなユーザー、パフォーマンスランニングに対するシェアの拡大。
また、センシングデバイスの進化やデータ分析、Eコマースの拡大などのデジタルドリブンの推進。さらにWithコロナという状況を長期化するととらえ、オンラインを意識してランニングやフィジカルトレーニングの強化。

お客様1人1人とのエンゲージメントをいかに強めていくか。不特定多数に対してマーケティング活動を行うのではなく、すでに接点のあるお客様を深堀りしてサイクルを回していく活動をしていくこととなりました。この活動をしていく上でポイントとなるのはパーソナライゼーション。このパーソナライゼーションを意識したさまざまな取り組みが、セミナーでは紹介されました。


12時20分からはセミナー会場Rにて専門セミナーが開始。(株)博報堂 クリエイティブディレクター・統合ディレクター・SNSプランナーとして活躍されている河西様にSNS戦略についてお話しいただきました。タイトルは『SNS拡散のポイントと「感情を動かす企画術」』。
本題に入る前に伝えられたのは、広告は売り上げを上げることが最終的な目標であるということ。売り上げを上げるための手段の1つが拡散となり、拡散を目的にしない。この拡散と売上の関係を理解することでさらに効果が上がる、というお話から始まりました。

広告を構成する要素は、情報・インパクト・拡散の3つ。インパクトとは情報を見てもらうために使う、タレントや映像やコピーなどを指します。
拡散を狙う際のポイントは、受け取り手に行動をうながす情報を伝えること。受け取り手にどうして欲しいのかを伝える情報を設計しないと、拡散しても売上にはつながらず、広告としての意味がなくなります。情報の設計ができた後に、どのようなインパクトをつかうかを考えます。
さらに気を付けなければいけないのは、情報をどこから発信するか。Webで拡散を行うからといって、わざわざ競合の多いWebを選ぶ必要はない。
正しい情報を、競合の少ないインパクトで伝えることによってより拡散されやすくなるというお話でした。

初日は他にも船井総研やガンバ大阪など、6講演を開催しました。

次の記事では、会期2日目の会場の様子をお届けします。こちらもぜひご覧ください。