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第2回 演劇無料塾#5 -まず動く。そこから始まる-

今回もたくさんの挑戦が見れた。

導く、についても考えている。何かが私の中で変わっている。変わり始めている。


ウォーミングアップ

相手の体を押したりしてみよう。



①押す、引く、体を揺らす。力の強弱を変えながら。

②される側はその行動を受け、体が押されたりする方向へ身を任せる。起き上がり小法師のように戻ろうとする

③する側は2ヶ所同時にやってもいい。される側の予想を裏切る方向からやってみる。



慣れてくると「次はここを動かされるだろう」と予測してしまう。



演技でも同じで、昨日までの影響の受け方と今日は違う!と気づくときがあった時に「この人はこんな癖があるから…」「今まではこうだったから…」と言う思い込みがあると新鮮さの邪魔になる。それに気づいて手放していこう。



写真撮り忘れたけど前回クラウンでやった2人組で相手を笑わせるワークにも挑戦。(ビデオは撮った、ドキュメンタリーで使われるか!?)

目の前の相手を笑わせる。いきなりはできなかったかもしれないけど、前回クラウンを経験していたのでハードルは低くなっていた。


笑われる楽しさを覚え、失敗してもいいと自分に許可を出せるようになっている。
いつだって常識の外は怖いけど楽しいんだよね。


笑いを持続させ、次はどうやって笑わせよう?とチャレンジ。失敗が起こっていたけど笑い声が響いていた。
良いチーム。素敵な空間。

前回同じ行動で笑えた人が、また同じシチュエーションで笑うとは限らない。けれど別の行動をやってみたら笑ってくれる。


相手は自分を受け入れてくれている。
笑われなくても、トライすればいい。

体は覚えている。


ワーク「クロサワインプロ」①


黒澤明監督の名前が由来のワーク。

通常のシーンの流れ。


これを今回・・・


会話を省き、間を取って行動と決断にフォーカス。



2人組のワーク。

①シーン+状況を与え、Aには最初の決断+行動を教えておく。Bは最初の決断+行動を知らない状況でスタート

②少しの会話の後、忍翔さんの合図でAは決断+行動。

③Bは10秒待つ。

④Bも決断+行動する。

⑤Aも②③を同様に行う


設定:夫婦
みーちゃん+けんしん。


①夫の帰宅。

②夫「子供が作れない体だって病院に行ったら言われた…」

③妻、10秒まつ


みーちゃんの決断。


④決断:ずっと一緒にいよう。 
 行動:手を握る


けんしんの決断


⑤決断:ありがとう(一緒にいる) 
 行動:(俺がご飯作るよ)キッチンでご飯の用意



ワーク「クロサワインプロ」②


設定:夫婦 共働きで今日は仕事が休み。
よっしー+カラヤン

①夫の帰宅

②余命が3ヶ月と夫が告げる

③妻、10秒待つ

よっしーの決断。


④決断:温泉に行こう!
 行動:雑誌を持ってくる




  1. 常識の外で物語は進む。
    「どうしたい?」「どうする?」

    少し狂気じみた、普段ではしない選択をする。リスクを取る。

  2. やってみる。言ってみていい。頭で検閲しないで。

  3. 今やるべきことを先延ばしにしない
    この記事に書いてあることに繋がる)

  4. 決断を口に出す(出ていく!別れる!一緒にいる!)

  5. 違和感を持ったまま行動してOK
    その心の揺れや不安定さは興味深さにつながる

  6. 「今どうしようか?」その時でチョイスしたい。普段やらない思考回路だから、筋トレのように続けていく必要がある。
    そのために行動を日常から変える。「別の選択肢はあるか?」「自分ならどうするか?」

  7. 常識の外で物語は進む。楽な選択ではない方がいい。

  8. 「どうしよう?」となってOK。何をしたくなったか、が自分の答え。正解はない。「こんなもの?」と思ってもいい。それがしたくなった行動なら。
    自分で導くものだから、自分で見つけてほしい。
    選択を疑わないで。「私ならこうします」と提示していい。


編集後記

トライが何度も自主的にできる場所ってすごく素敵。
もっとこんな場所が広がればいいのに...。

日常でどれだけ人の顔色を伺って生きているかを実感する。平穏に生き、自分を守るために。
でも、いつだって知らないところに行けば楽しい。
いつから恐れるようになってしまったんだろう。

少しずつ、行動を変えていく。
コンビニで何を買うか迷う時、ご飯を作ろうと冷蔵庫を開ける時。


「これでいこう」と決める。
後悔しない、そう決めて楽しむ。




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