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最短ルートは選ばない。
何かを始めると、すぐに「極めなきゃ」と懸命に
なりすぎる。
取材を集中してやろう、と決めた時に「ライターで正社員として働いた方がいいのでは?」と頭をよぎった。
当然スキルを追い求めるならその道を選ぶべきだと思った。
でも、なぜかわくわくしなかった。
きっとそれが近道だから。
一つを極めようとすれば、その道ひとつで進むだろう。
ところが、自分でもびっくりすることに義務感で
心がいっぱいになってしまった。
一気に落ちこんだ。
「本当にやりたいことではないのかも?」と不安になった。
仕事を別に持ちながら取材をする人生と、取材を仕事にする人生。両方を想像してみた。
朝起きてから寝るまでの生活リズム。
良い面と悪い面。
前者が圧倒的にわくわくしてしまった。
なんてこった。
予想外の展開だった。自分の感情ですらまだまだ
わからないことはたくさんある。
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星野源さんがエッセイで音楽と俳優、両方やると
言ったら大反対されたと綴っていた。
不器用なんだからどっちかに絞った方がいいと言うことだったらしい。
それを読んだ時に二つの物事を並行してできる羨ましさを感じた。
ところが、今はその当時羨ましく感じた道を選んでいる。
人生は何が起こるかわからない。
だから、ざっくりとした目的地だけ決めている。
演劇に関わる人を
取材を通して広め続けていく。
辿り着くまでの計画は何も決めない。
そのとき、おもしろそうだと思ったことを続けていく。そうしたら振り返ったときに気づく。
何をすべきか、いつも考えられる。
何をしないか、意識して選ぶ。
今選んだ遠回りに見える道も、後から振り返ったら
「最短ルートだったかもな」と思える日が来るかもしれない。
人によってタイミングは違う。
いつでも忘れたくない。
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