見出し画像

DULL-COLORED POP演劇学校 -4h-

5/22(日)、念願の日。無料でいいの?と思える濃い時間。

様々なルールを設け、鬼ごっこや嘘をつくインタビューを行う。
嘘を見破られなかったのはインプロのおかげかもしれない。真実として生きているから。




最後は「プルーフ/証明」ワンシーン。
台本を渡されて10分後にシーン発表。
参加者でハル、キャサリン、演出と割り当て3人で作る。




「ここはどんなふうに言えばいいですか?」


相手役の中学生の不安が言葉に出る。が、時間はない。どうしよう、ジャッジが入る。


右肩に緑色が閃いた。




「とりあえず動け」


そうか!!!!



動きましょうか、と提案するとパートナーが少し困ったような顔。


個人で考えたいですか? …はい、と不安そうな顔。
よし、私もその隙に最初の状態と目的だけ整理しよう。



「とりあえず、その一言前の私のセリフを聞いて、その反応で言ってみればいいんじゃないかな」




相手の反応に任せてみよう。


自分でもそんな言葉が出てきたことに、言いながら驚く。時間がない、はジャッジを強制的にさせない一つの手段でもある。


個人で考えてたら時間がきた。そしてシーンへ。


心配する必要は全くなかった。初めて人前での台本芝居。体を先に動かしたら感情が流れ込んできた。


相手の緊張した演技は気にならず、言葉が決まってるけどインプロをしている感覚。私が自由に動くにつれ、相手も影響を受けたように見えた。


あっという間だった。相手からもオファーをもらって感情を動かされた。

まるで言葉が決まっているインプロ。

誰でもできるできないと思いこんでいただけで。



相手を「できる前提」で見れたからこその言葉。

私はそんな視点で見れるだろうか、と不安になっていたけど大丈夫だった。今月は忍翔さんと最低週3は会っている。身近な人の言葉、行動に影響を受ける。



外に出たらどうなるのか?

私はできるのだろうか??



それも気になっていた。が、この道でよかったと証明された。

人生初の戯曲、シーン作りなんてわからない。オーディションも受けたことがない。
プロの前で披露する緊張は不思議なことに一切なく相手に集中できた。


初対面の人たちの中で、インプロを始めて2ヶ月たらずの人間がここまで自由に泳げる!!!!



全て、全て今関わっている演劇無料塾のおかげ。


偶然、無料塾のメンバーも参加してた。私はずっと見ているから、先日行われた戯曲読解を経て台本の中で自由になっている彼女を見てすごく嬉しかった。

私たちが経験している100時間はどこへ行っても使えるし、体は覚えている。
いつも発揮できないかもしれないけど、大事なのはトライし続けること。
失敗は怖くないんだからやり続ければいいだけ。
死ぬわけじゃない。笑われるわけじゃない。


日本でめったに学べないワークも経験してる。
もっと自分を、自分の人生で実験したい。
演劇の力でどこまで変われるのか、変えられていくのか。

怖さは消えない。
何度も気づく。リスクをとる。
不安定な道へ行く。
先延ばしにしない、すぐにやる。



サポートしていただたら光栄です。いただいたサポートは、これからの記事探しの費用として使わせていただきます! 一緒に、文字の旅へ出かけませんか?