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中島早紀
2024年6月14日 23:13
僕は懐かしい駅に来ていた。最後にここに来たのは10年以上前だ。またあのおばちゃんに会えるだろうか、と来てみたら売店ごとなくなっていた。別れはあっという間だな、となぜか、ふっと笑ってしまった。売店のあった場所は他の地面と比べて少し黒くなっていた。僕はそこに立ってみた。おばちゃんは何を考えていたんだろう。あの頃の僕を、どう見ていたんだろう。上を見上げる。古びたホームの屋根が見えるだけだ