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【映画感想】窮鼠はチーズの夢を見る【微ネタバレ】

 腐女子的にも成田凌好きとしてもにわか映画ファンとしても見たかった「窮鼠はチーズの夢を見る」をアマプラで見た感想。クチコミ見てないし超個人的な感想です。原作も読んでおりませんごめん!

※ほとんど物語の核心には触れていませんが最後のまとめだけネタバレしてます。ご注意を!

①恋愛映画として

 恋愛映画はあまり見ない方なので(にわか映画ファン)正直、恋愛映画のセオリーとか定番的なものはわからないけど、この映画は激しく辛く切ない、いちばん苦しい恋愛を描いていた。(シリアス系BLでよくある感じ)大伴(大倉くん)が天性のクズ男な時点で辛い恋愛になることは確定なのに、それでも好きで辛い今ヶ瀬の恋愛です。中盤くらいまで修羅場を畳み掛けていておもしろかった。とある修羅場がその後の修羅場で思ってた以上の修羅場であったことが判明します。みんな攻撃的すぎてわろた。
 大倉さんは現在放送中の「知ってるワイフ」でもダメ夫を演じているし、「愛がなんだ」「チワワちゃんが死んじゃった」で成田凌もクズ役を演じてるのでイメージ的にどちらもクズ男役の俳優で、漫画の試し読みでもどっちもヤバそうなやつだと思ってたのでクズvsクズだと思ったら、圧倒的に大伴(大倉)の勝利でした。ほんとに今ヶ瀬(成田)を幸せにしたい。

②BL映画(LGBTを描いた映画)として

 原作がBL漫画ということで全体的なストーリーを見るとLGBT映画というよりもBL映画という方がしっくりくると思う。LGBT映画は必ずしもストーリーの真ん中に恋愛がくるわけではない(個人的な考え)とし、BL映画は恋愛がストーリーの真ん中にくる(これは10代向けの漫画原作の恋愛映画や百合にも言える)とすると、この映画は圧倒的に後者だった。ちょっとここでネタバレですが、どんどん互いに「例外」になって行って辛さと共にきゅんきゅんした。私も「窮鼠はチーズの夢を見る」のヤバさを知ってしまいました。
 前に話題になった男性同士の恋愛を描いた映画「君の名前で僕を呼んで」と比べるとこの映画は濡れ場が長いし多かった。これは原作に多くのファンがいるので当たり前だと思う。けど、大倉くん目当てのBL初挑戦のジャニヲタとかにはかなりきつかったんじゃないかなぁ...(それくらいの濡れ場です)もともとエイター(関ジャニのヲタ)の友達と見に行く予定だったけど、公開延期されて後で1人で見ることになってほんとに良かったと思った。そもそも実写BLをあんま見ないからプロ腐女子さんたちが満足するレベルなのかはわかんないけど、ジャニーズを使ってあそこまでしてくれるとは思わなかった。(ちなみに、昔コント番組でやったケンティが(多分)受けの美絵流学園ってコントめっちゃ面白いです。検索してください。)
 あと、成田凌がBLの登場人物として最高。BLに溶け込んでいる。


③成田凌!おい成田凌!!!

 すみません、ふつうにずっと成田凌好きなんでちょっと成田びいきになってしまいます。そもそもこの人メンズノンノでバリバリモデルもやってんのに映画出過ぎ、、朝ドラも出てるし、働きすぎじゃない、、?大丈夫??映画館で成田凌の出演している映画が公開されてない時期無くない??健康ではいてほしいです。まあそれだけ成田凌ってすごいってことなんかな。世の監督は成田凌に私たちには手が届かない様な存在をよく演じさせるよな。(参照:「ここは退屈迎えに来て」「チワワちゃんが死んじゃった」「スマホを落としただけなのに」等々)今回の今ヶ瀬も私たちの手では届かないし救えない。成田凌ってあの黒目に虚無感も子犬感も情熱も込めることができるよな。いや、それが俳優か。成田びいきでごめん。とにかく、話し方に男のかわいいさが詰まってる、とりあえずかわいすぎるので見よ!
 ちなみに今回の成田凌は「チワワちゃん」とか「愛が」とかと違って圧倒的に可哀想な側だから、クズ男役の成田にイライラした人にはオススメ。

※この下ネタバレするのでご注意を


(④【ネタバレあり】まとめ)

 腐女子の得意技として頭の中でどんな人間同士でもくっつけることができる、というのができるんだけど、どうやったって大伴と今ヶ瀬をくっつけることが出来なかった。辛い辛すぎる。私が知ってる中でいちばん辛い恋愛だった。続編はないのか!?助けてくれ!!!それしか言えません。大人気作品をジャニーズと成田凌で演じてくれたのだけですごいと思います。
 あと、ゲスの極み乙女をめっちゃ聞いてた小学生だったので、ほないこかがめちゃ女優やってるの感動しました。

 



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