【IRの記録】2022年12月
こんにちは。
スパイダープラスIRチームの石田です。
2022年も残すところ数日で、もういくつ寝るとお正月?という時期になりました。
本来は1月の初旬に12月の【IRの記録】を公開する予定でしたが、「年明けのフレッシュな気持ちの時に去年の振り返りするのも……」という想いにいたり、本日、2022年12月のIR活動振り返りを公開することとなりました!
2022年最後の振り返り、お付き合いください!
1. 2022年12月の開示振り返り
(1)基本特許「チェックリスト指摘管理機能」を取得
12月も1本、知財取得リリースを行いました。
本知財は、「SPIDERPLUS」のオプション機能である「指摘管理機能」に応用されている技術です。
建設現場では、施工品質管理のためにチェックリストに基づいて、工事完了箇所に対して合否判定を行い、合否判定の結果、「否」となった指摘事項(是正事項)を行う指摘管理を行っています。
この合否判定で用いるチェックリストや指摘管理は「紙ベース」での運用が一般的で、アナログな故に図面情報との紐づけや是正状況の確認には効率性の課題が生じておりました。
この業務をDXする機能が、「指摘管理機能」です。
SPIDERPLUSは、「紙図面」などアナログツールのデジタル化のみでなく、業務プロセス自体のデジタル化を行える機能を備えており、その一つが「指摘管理機能」となります。
本特許は、「指摘管理機能」に留まらず、今後も新機能開発に応用されていきます。
「SPIDERPLUSにしか提供できない新しいDX」に本特許がどのように応用されていくのか、楽しみでなりません!
(2)『建設業における働き方改革関連法』に関するメディア向けセミナーの書起こし公開
12月13日、メディア関係者を対象とした「2024年から建設業界がどのように変っていくのか」ということを知っていただくためのセミナーを開催いたしました。
本セミナーでは、弊社執行役員法務責任者で現役弁護士でもある高橋による、2024年4
月に建設業界で適用開始となる「働き方改革関連法」のポイント解説と、株式会社大林組のグループ企業であるオーク設備工業株式会社様に登壇いただき、「法適用に向けて働き方改革を実現させる秘訣(DX推進で直面した課題や成功の秘訣)」に関するパネルディスカッションを行いました。
本セミナーはメディア向けのものでしたが、「なぜ建設業界への働き方改革関連法適用開始はインパクトが大きいのか」ということを知っていただける内容であったため、書き起こしを公開する運びとなりました。
ぜひ、ご覧いただけますと幸いです。
(3)長谷工コーポレーションとの共同開発機能の発表
12月21日に発表した長谷工コーポレーション株式会社様との共同開発機能リリースです。
本機能は、鉄筋コンクリート造りの建物で行われる鉄筋継手工事という、繋ぎ合わせた鉄筋同士の正しく接合されているかを確認する検査に利用される機能です。
従来はSYゲージという検査治具を鉄筋に当てて、いわゆるアナログな方法による検査を行うものでした。
本機能により、この検査が “iPhoneをかざすだけで” 測定ができるようになります。
これも、前述の指摘管理機能のように業務プロセス自体をDXする機能ですね。
10月に発表した、きんでん様、大崎電気工業様との共同開発もありましたが、現場の生産性を向上させる新機能を自社開発のみならず、お客様と共に開発しています。
まさに、弊社の「&Co(共に)」というアイデンティティをプロダクト開発にも体現している事例ではないでしょうか。
次はどんな共同開発機能が発表されるのか?ご期待ください!
※リリース内容はこちら
2. 顧客レポート(新着記事)の紹介
12月は、建設業界に次いで導入が進んでいるプラント業界の導入事例を公開いたしました!
インタビューにご協力いただいた企業は、兵庫県に拠点を置く株式会社コベルコE&M様です。
インタビューでは、導入のきっかけから、SPIDERPLUSの活用方法などについてお話いただきました。
SPIDERPLUS導入以前は、事前調査で1つの工事で2〜3時間が移動に費やされていたということや、プラント現場では図面など紙の資料を1か月で2〜3万枚印刷していたなどなど…
SPIDERPLUSがプラント業界で活用が広がる背景を知っていただけるインタビューとなっておりますので、ぜひご覧ください!
※インタビュー記事はこちら
3. その他トピックス
(1)『ジャパンビルド -建築の先端技術展-内 第2回 建設DX展』に出展
東京ビックサイトにて12月5日〜12月7日にかけて開催された、いわゆる建設DX展に出展いたしました。
今回の展示会は、国内の建設DXに関する展示会の中では最も規模の大きな展示会であり、これまでの決算説明会などでもご案内していた通り、大規模なブースを構えて出展を行いました!
本展示会では、社員によるSPIDERPLUSの実演紹介やセミナーなど多くのコンテンツを用意して、来場いただいたお客様をお出迎えいたしました。
詳しいセミナーレポートの詳細は、ぜひこちらをご覧いただければと存じます!
(2)Kabu Berry Labセミナーに登壇
12月12日、個人投資家向けセミナーに登壇させていただきました。
弊社初のKabu Barry Labへの登壇、光栄でもありつつ「何人の人が集まってくれるのだろうか?質問来るのだろうか?」と不安もありつつ当日を迎えました。
結果的には、100名を超える方にご視聴いただき、質問も多くいただく結果となりました。
登壇したCFOの藤原も、約2時間の登壇にも関わらずその顔には充実感がうかがえました。
本セミナーは動画配信も公開されましたので、ぜひご覧いただけますと幸いです。
※動画URLはこちら
(3)Voicy「藤沢久美の社長Talk」に代表取締役社長 伊藤謙自が出演
音声プラットフォーム「Voicy」で配信されている「藤沢久美の社長Talk」に代表取締役社長 伊藤謙自が出演いたしました。
同番組は毎週さまざまな分野の社長がゲスト出演し、パーソナリティである藤沢久美氏が起業、事業の原点、アイデア発想法や思考法、社長になるまでの歩み、挫折からの復活などを尋ねる、トップリーダーの経営哲学、人生哲学に迫る全世代のビジネスパーソン必聴のインタビュー放送です。
個人的には、第二回の放送がCEO伊藤の就職時のエピソードなど新たな発見?がある回でおすすめです!
ぜひご視聴ください!
※出演紹介はこちら
4. 開示で振り返る2022年のIR
最後に、年末っぽいことを書いて見ようと思います。
2022年は、グロース銘柄には向かい風の1年でした。また浮動株が少ない弊社にとって出来高の少なさも上場来の課題でした(2022年上半期の平均出来高約1.7億円、1日の出来高が3千万円なんて日も・・・)。
当社として2022年4月の新CFO体制のもと、まずはしっかりと出来高を創出することを目標設計に置き、そのために投資家様にもPR情報含めてより積極的に開示する、またPR情報についても投資家様の投資検討に値する情報となるようメッセージを整理する等、IR施策をあらためて見直した1年でした。
2022年4月以降20本のPR情報開示を行ったことによる弊社株式の売買活性化に加えて、個人投資家向けIRや機関投資家向けIRの相乗効果により、2022年下半期の平均出来高約17億円、時価総額は200億円台をキープするまでに至りました。
2021年3月の上場から、「大事ですよ」と方々からアドバイスいただくことも多かった
出来高の重要性について身をもって学んだ、「出来高に向き合った2022年」だったと言えましょう。
(付録)
今年行った【IRリリース】【知財リリース】についてまとめました。
どんな開示があったっけ?という皆様、ご参照ください!
※【IRリリース】【知財リリース】とは、成長力や競争力を高めるPR情報開示をタイトルから分かりやすくすること、今後開示が増えた際の一覧性を高めることを目的にタイトルに付している弊社内のカテゴリー分類です。
【IRリリース】
【知財リリース】
【その他リリース(お知らせ等)】
5. 編集後記
さて、今年最後の【IRの記録】、いかがでしたでしょうか?
9月のIR活動振り返りから始まった本ブログ?、いざやってみるとIR意外にもお伝えしたいコーポレートイベントが多く、こういったブログがあるとまた普段はお届けできない弊社の活動をご紹介できる取り組みだなと感じております。
2022年は、SNS運用を本格化させたり、来社型の個人投資家向けセミナーを開催したりと様々な取り組みを行った1年でした。
2023年も、資本市場、投資家の皆様との対話が活性化できるようなチャレンジをしていきたいと考えておりますので、スパイダープラスのIRにご期待いただけますと幸いです。
それでは、皆様、良いお年をお迎えください!
※【IRの記録】についての注意事項
本記事は、情報提供のみを目的として作成しています。本記事は、日本、米国、その他の地域における有価証券の販売の勧誘や購入の勧誘を目的としたものではありませんのでご留意ください。