社歌からキャラクターの話題まで!「企業らしさ」を形にする重要性を紐解く
企業の文化づくりをお手伝いし、メンバーの”働く幸せ”と事業成長をサポートする「Cultive(カルティブ)」のマネージャー佐藤佳織(かおりん)とディレクター荒井萌(もえ)が、”働く幸せ”に関するノウハウからよもやま話までSpotifyで幅広く発信中!
今回は社歌のお話を皮切りに、自分たちの大事なものを「形にする」プロセスがなぜ重要なのか?をお伝えしていきます!
社歌やキャラクターがうまれる過程で、何を考え精査する必要があるのか。一緒に考えていきましょう!
「企業らしさ」を形にすることは"会社をトコトン考える"こと
荒井:今回はある会社が社歌をつくった時に掲載された記事をもとに、かおりんとよもやましたいなと思っています!元々社歌コンテストを主催していた会社が社歌をつくった、ということが話題になったみたいですね。
荒井:記事には、曲を作る上で会社が大切にしている部分・自社のカルチャーを見直す機会になりました、みたいに書いてあって。これってすごく大切なことなんじゃないかな〜と感じました!
佐藤:知らなかったよ、社歌コンテストがあるって(笑)。
荒井:ミュージックビデオとかすごい凝ってる会社もありました!
佐藤:ベンチャー企業とかは「社歌ね・・・。」ってなるかもしれないけど、自分たちの理念を何かの形にするプロセスの中に、文化醸成の本質がありそうだなって思いました。
荒井:うんうん。大事な部分を精査する機会ってあまりないですもんね。
佐藤:なんか、ビジョン・ミッション・バリュー(以下VMV)とかって、綺麗な言葉になってるじゃん?でも自分たちの大切にしたいものを、言葉じゃない何かで表現しようと思った時、決めなきゃいけないものっていっぱいあるじゃん。社歌を作ろうと思ったらどんな曲調や歌詞にする?とか。
荒井:いや〜、曲調決めるだけでも結構難しいですよね。ヒップホップなの?レゲエなの?いやロックでしょ!とか(笑)。
佐藤:社歌とかキャラクターとか、VMVではないもので自分たちのありたい姿を示そうとすると、すごく大変。それを決めるために自分たちの大事にしているもの・らしさに向き合わないといけないし。だけど、そんな機会ってあんまりないじゃない?
荒井:そうですね、なかなかないかも!会社で何か一つを決める際に、全員の意見が反映されることも少ないと思います。そうすると、一緒に考えてぶつけ合うような場がないですよね。
佐藤:場がない!本当にそうだよね。自分たちらしさについて、既存のキーワードからなんとなく考えることはできるけど、これは自分たちらしいのか?みたいに「研ぎ澄ます」作業がそこにはない。
佐藤:ゼロから自分たちらしさに向き合って、それをどう表現するか研ぎ澄ます。この一連のプロセスが、実は組織に触れることに繋がってそう。
荒井:思いの外、らしさを言語化して精査するような、研ぎ澄ましていくプロジェクトを気軽に立ち上げても良いのかもって思いますね!対外的なものではなくても良くて、例えば社歌を部署ごとに考えてみるとか。曲調は違くても歌詞に入ってるキーワードが同じ、A部とB部はイメージが近いとか、見えるものもあるかも!
佐藤:面白そう(笑)!結局、VMVじゃないもので、最終的に何かの形にしきることに価値がありそうだなと思ったりしています。
「スペさん」って何者?公式キャラクター誕生の裏側に迫る!
佐藤:実はスペサンには「スペさん」というキャラクターがいたりして(笑)。
荒井:そもそも、キャラクター作る話になった背景ってなんでしたっけ?
佐藤:スペサンの企業キャラクター「スペさん」は、私達のVMVがアップデートされた2020年にうまれました!新たなVMVを社内に浸透させる過程で、アイコンになるものがほしかったんだよね。
佐藤:例えば「私達のバリューや行動指針に則した行動じゃないよね。」って社内の誰かが直接伝えると、そのフィードバック自体が重く捉えられてしまうことがある。できるだけマイルドに受け取ってもらいたいけど、面倒には思われたくない。って考えた時にキャラクターをつくろうってなりました!
荒井:できるまでにかなり議論を重ねてましたよね(笑)。
佐藤:スペサンでは全社を巻き込んでキャラクターを作ったので(笑)。スペサンらしいってなんだろう?ってところから、そのらしさを表す形や色ってなんだろう?どんな口調なんだろう?とか。ちなみに「スペさん」の一人称知ってる(笑)?
荒井:なんだろう(笑)。でも僕・私じゃない気がする・・・。もしかして、自分のこと「スペさん」って言ってますか?
佐藤:そう、そうなのよ!スペサンではLGBTQのサービスを展開していて、僕・私だと結構バイアスかかるだろうということで「スペさん」として存在するって決めたの。仕草とかも考えたんだよ(笑)!
佐藤:キャラクターを完成させるために、自分たちらしさ・組織の未来についてすごく考えて議論をしました!普段組織について話さないメンバーも面白がって話してくれたのも印象的でしたね。
佐藤:そのプロセスの中で組織に触れることができる、という点では、社歌作りやキャラクターづくりはとても良いプロジェクトだなと思います。
荒井:本当にそうですね。組織についてトコトン考える機会って大事。
佐藤:みんなに声を大にして言いたい!作った方が良いよって!!
親近感の創出からメッセージングまで...キャラクターって奥が深い!
佐藤:そして、社内の誰かじゃない、第三者としてキャラクターがいることって本当に素晴らしいよね!例えば、警察って自分が悪いことしてなくてもドキッとする、みたいなのあるじゃん。でもピーポくんがいるから親しみを感じやすくなっている部分もあると思っていて。
荒井:「こども110番の家」のステッカーとか見たことある方もいますよね。子供に対して、危ない時に入っていいよ!を知らせるやつ。これってピーポくんのおかげで子供から抵抗感がないんだと思っています!
佐藤:怖い顔した警察官に言われても、親しみやすさはあまり感じられない気がするかも・・・。
荒井:そう思うと、ピーポくんすごい活躍してるね(笑)。
佐藤:社歌の話からキャラクターの話になってしまったけど。キャラクターが無い企業はぜひ作ってみて欲しいなって思うし、実はある!みたいな会社があれば勿体無いからぜひ使って!って思いますね。
荒井:実はキャラクターありますって会社、結構多そう。
佐藤:既にキャラクターがある会社は「今の」自分たちが大切にしたい価値観やらしさを表現しているのか?を考えて、アップデートを検討してみるのも面白そう!
佐藤:キャラクター、本当に効果絶大なのでぜひつくってみてください!社歌のハードルが高ければキャラクターを!!
荒井:色々メリットもありますよね!東京電力のでんこちゃんやドン・キホーテのドンペンくんみたいに、社外での認知度が高くなるとメッセージングでも活躍してもらえるとか、自社のキャラクターに愛着が湧くと愛社精神に繋がるとか。
佐藤:うんうん。社歌からの、アウトプットするプロセスが大事だよ、からのキャラクターっていう、本当によもやま(笑)。
荒井:最終、キャラクター作りましょうっていう提案になった・・・(笑)。結局は「何かの形としてアウトプットする」ことが大事だねって話でした!
荒井:ということで、今日もありがとうございました〜。
佐藤:ありがとうございました!
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たくさん考えて研ぎ澄ます。そのプロセスに大きな意味があることがわかりましたね。社歌やキャラクターに、少しでも興味を持ってくださった方もいるのではないでしょうか?ぜひチャレンジしてみてください!
かおりんともえちゃんがよもやまと話しているSpotifyトーク!気になる全編はこちらからチェック!
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